2020年4月16日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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こんにちは。
スタッフ佐藤です。
新品CDをメインに直近で入荷した注目のタイトル、売れ筋の人気タイトルの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。
カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
昨日はジェネシスからの影響を感じさせる作品の数々をご購入いただいておりましたので、そのあたりを中心にジェネシス・タイプの一押しタイトルをセレクトしていきたいと思います♪
では、英国よりこの定番作品でスタートいたしましょう~
ジェネシスの薫り立つような英国叙情に魅せられたなら、次にオススメしたいのがこの作品。ファンタスティックの一言に尽きるキーボードのプレイ、泣きの旋律も織り交ぜたエモーショナルなギター、緻密な構築性を持つ楽曲。魔法のように変幻自在なメロトロンにも注目の大傑作!
続いては、GARDENつながりで新世代イタリアのジェネシス・フォロワー代表によるこちらをピックアップ!
イタリアのジェネシス愛バンドの中では代表格と言える存在ですね。エッジの立った力強いモダン・シンフォに、ジェネシスへの愛情をたっぷりと含ませた貫禄の18年作、もうオープニングから音の張りが違います。
特にジェネシスのシアトリカルな所がお好きなら、このドイツのグループは外せませんよね。
ジェネシスとイエスを強く感じる明朗でシンフォニックなスタイルですが、それを霧が覆うようなロマンティシズムによって包み込んだ質感はやはりドイツならでは。シアトリカルなヴォーカルも映えます。ジャケも良い!
ジェネシス的叙情美+フラワー・キングス的スケール感とも言える、ウクライナ人コンポーザー率いるこちらのバンドはご存知でしょうか。この19年作がまた良いんです♪
なんと、前作から1年を待たず届けられた11th!THE FLOWER KINGS影響下のサウンドをベースに、幻想のカーテンをなびかせるシンセ、ハケットからロイネまでを自在に行きかうギター、語り部のように丹念な男女Voらがファンタジックに織り上げる、さすが極上の一品!
ポーランドからは、ピンク・フロイドとジェネシスの遺伝子を受け継いだ人気グループの作品をおすすめ。
現ポーランドを代表するバンドと言えば彼らですよね。ジェネシスの叙情美とフロイドの内省感を合わせたようなメロディーを東欧的なメランコリーいっぱいのアンサンブルが包み込んだこの13年作、ドラマティック過ぎっ!
南米シンフォでは定番中の定番と言える本作も、ジェネシス・ファンにはきっと堪らない一枚ですよ。まずは試聴してみてほしい!
天上からひらひらと降りてくるような奇跡のメロディ、センチメンタルなヴォーカル、そしてフュージョン・タッチのテクニカルさ流麗さにクラシカルな格調高さも加味した美麗かつ精緻なバンド演奏。GENESISやCAMELのファンならマスト・リッスンなアルゼンチン・プログレ最高峰の逸品!
いかがでしたか?
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古くからプログレッシブ・ロックの隠れた名盤として認知されてきたイギリスのシンフォニック・ロックバンドの77年デビュー作。当時プログレッシブ・ロックは衰退、時代はパンク・ロックが台頭し移ろう中、ひっそりとリリースされた本格的なプログレッシブ・ロック作品です。YES、GENESISの影響が色濃い音楽性を持ちながらも、飛び抜けたメロディー・メイクの上手さ、メロトロンをはじめ楽曲を彩るドラマ性、そしてタイトな演奏の中にも英国然とした湿り気と叙情美を感じる音作りでファンの心を揺さぶり続ける、知る人ぞ知る傑作です。
2枚組の特別エディションで、CD1にはアルバム音源、CD2には未発表曲や新曲など8曲を収録。オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター、28ページのブックレット入り。デジパック仕様CD2の収録曲は、
1. Nanagram >Live< 2006 5:09
2. Carmina Burana 4:00
3. Fags, Booze & Lottery 4:47
4. The Ladie’s Valley 7:42
5. Masters Of War 4:27
6. Three Piece Suite (1976 Olympic Version) 11:44
7. Heebeegeebee 5:37
8. Nanagram 4:15
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、紙ジャケに若干側面部に色褪せあり
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bit MASTERING、ボーナス・トラック1曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
小さいカビあり
廃盤希少、Blu-spec CD、05年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲(「ナナグラム」)、定価2381+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
廃盤希少、Blu-spec CD、05年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲(「ナナグラム」)、定価2381+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無
アルゼンチン・プログレの最高峰として知られる83年の大傑作。東欧プログレなどにも通ずる、どこか謎めいていて奥ゆかしいトーンのキーボード。これぞアルゼンチン!と言える「詩情」が溢れ出てもう洪水状態のメロディ。引き締まったリズム隊が躍動するダイナミックでドラマティックな構成。GENESISにも比肩する圧倒的な叙情美と構築美にシンフォ・ファンは涙がとまらない傑作。南米にとどまらず、ワールド・ワイドに見ても圧倒的な完成度と言える傑作。
70年代のドイツを代表するシンフォニック・ロック・グループ。前作で転換を果たしたシンフォニック・ロック路線をさらに推し進めた77年リリースの4th。イエスとジェネシスからの影響を強く感じる明朗でシンフォニックなエッセンスを中心に、それを霧で覆うようにドイツらしいロマンティシズムで包み込んだ、幻想性たっぷりなジャーマン・ファンタスティック・ロックが印象的です。手数多くもタイトなドラムとクリス・スクワイア的なベースによる安定感抜群のリズム隊を土台に、糸をひくように繊細に紡がれるギター、流麗なキーボードがメロディアスなサウンドを織り成していきます。ヴォーカルのシアトリカルさは健在ですがアクは薄まり、ピーター・ガブリエルに比肩するような個性でサウンドの持つファンタスティックな要素を増幅させています。ジャーマン・シンフォニック・ロック屈指の傑作です。
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。ネオ・プログレとピンク・フロイドの影響の元に、メランコリックで映像喚起的なサウンドでデビューし、徐々に洗練させながら、前々作、前作で到達した、「プログレ」の枠を超えた、ピンク・フロイド『ウォール』ばりのスタイリッシュな「ロック」サウンド。2013年作9thである本作では、スタイリッシュさはそのままに、叙情性を増し、シンフォニック・ロックとして孤高のサウンドを聴かせています。映像喚起的なSEから入り、中欧の森を思わせるアコギのリードが静かに鳴るイントロ。その静寂を打ち破って轟くヘヴィなギターとキーボードによる音の壁とギルモアばりに伸びやかに泣くリード・ギター。そして、何より素晴らしいのがメロディーとヴォーカル。ピンク・フロイドの内省感とネオ・プログレの叙情美とが出会ったような美旋律、そして伸びやかさの中に翳りを感じさせるハイトーンが魅力のヴォーカルは、もう絶品の一言。99年のデビュー作での「空間的な音響センスに溢れたシンフォニック・ロック」を、これまでの作品で培ったテクニックとサウンド・メイキングのセンスにより圧倒的な強度で聴かせた一大傑作。熱くも透徹としたロマンティシズム。これはずばり最高傑作!
ウクライナ出身、英国を拠点に活動する1981年生まれのコンポーザー/キーボーディストAntony Kaluginによるプロジェクト。なんと前作『ECHOES FROM WITHIN DRAGON ISLAND』から1年を待たずしてリリースされた19年作11th!米詩人H.W.ロングフェローと英詩人ウィリアム・ブレイクの詩をテーマにした「Birds of Passage」組曲のパート1(22分)とパート2(21分)という大作2曲で構成されています。そのサウンドは、最も影響を受けるTHE FLOWER KINGSにニューエイジ系ミュージシャンだった経歴を反映したクリアで透明感ある音色を散りばめたかのような、スケール大きくも宝石のような輝きを放つ愛すべきシンフォニック・ロック。フェードインして勇壮に立ち上がるシンセサイザーが物語の幕開けを告げると、ハケットばりに繊細なギターとつややかなトーンのシンセがユニゾンで走り出す、これでもかファンタスティックな導入からもうシンフォ・ファンはハートを奪われること必至です。歌声を重ねながら語り部のように丹念に歌い上げる男女ヴォーカルもグッとくるし、ハケット調のデリケートなギターはソロでは一転エモーショナルで伸びやかに飛翔するロイネ・ストルトばりの入魂プレイで魅了します。A.Kaluginのキーボードも負けじと幻想のカーテンをなびかせるように雄大なシンセで包み込んだかと思うと、妖精の浮遊音のごとき美麗なシンセSEを散りばめて個性を発揮。パート1終盤は、優雅なストリングスも一体となってドラマチックに上り詰めていく演奏があまりに感動的です。パート2は、初期のA.フィリップスを思わせるリリシズム滴るアコースティック・パートから、一気に躍動感溢れるスピーディーな展開に切り替わる「静」と「動」の構成が見事です。従来に増して、TFKファンには是非聴いてほしい一枚となっています。おすすめ!
ジェネシス・タイプのイタリア新鋭の代表格として90年代半ばより活動してきたベテラン・バンドの、通算8作目となる18年作。1曲目からクライマックス!前のめりに疾走するタイトなドラミング、清涼感いっぱいに溢れ出すオルガン、メタリックな重量感も持たせながらメロディアスに駆け上がっていくギター、格調高く舞うヴァイオリンらが一斉に鳴り響く、クリアで開放的に広がるオープニングから興奮が抑えられません。英語詞でスケール大きく歌い上げるヴォーカルの存在感もさすが。瑞々しくも荘厳、音の張りが違います。初期ジェネシスが持っていた「英国臭さ」までも再現したような端正なリリカルさに満たされたファンタジック・チューンの2曲目も圧巻の素晴らしさ。うつむき加減のアコギの音色からデリケートで気品あるタッチのエレキギターのソロまで、ハケットが宿ったようなプレイに息を呑みます。初期からの特徴であるメタリックな音もそれなりに多いですが、ジェネシス憧憬の幻想世界を壊さないバランスでうまく取り入れられており好印象。エッジの立った力強いモダン・シンフォに、ジェネシスへの愛情をたっぷりと含ませた貫禄の一枚となっています。
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