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「月」をテーマにアルバムをピックアップ。

こんにちは。スタッフみなとです。

2019年のはじめに、中国の探査機が、史上初めて月の裏側に着陸しましたね。

プログレ・ファンの方はピンク・フロイドの『The Dark Side Of The Moon』に思いを馳せたのではないでしょうか。

月の裏側・・・いったいどんな所なのでしょう。

今日は「月」をテーマにカケレコ棚を探索してみようと思います。

PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON

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人間の内面に潜む「狂気」をテーマにした今作。

「月の裏側で会おう」「太陽はしだいに月に浸食されていく」
「本当は月の暗い側なんて存在しない。実のところ、すべてが闇そのものだから」

・・・等々、月についての言葉が頻出。

聴く人それぞれの「裏側」、ロジャー・ウォーターズはじめメンバーの「裏側」、そして「裏側」に行ってしまったシド・バレットなど、様々な思いが駆け巡ります。

それでは、どんどんピックアップして参ります。

KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

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幻想的な歌詞と、物悲しいメロディーが見事に合わさった名曲ですね。

ジェネシス/セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド(月影の騎士)

淡くて幻想的で、美しい作品ですよね。

ピーター・ガブリエル期GENESISの作品の中でも非常に英国然とした湿り気と気品に溢れていて、ジャケの通り温かみのあるサウンドを構築しています。

キャメル/ムーンマッドネス「月夜の幻想曲」

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美しい月のジャケットが印象的。

前作「スノーグース」と並び初期キャメルの持ち味が最大限に発揮されたファンタジックな大名作です。

ルネッサンス/ルネッサンス

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天からこぼれ落ちるような繊細なピアノで始まるオープニング。美しいですね…。

まるで月の光のようだなと思うのは私だけでしょうか。

ゆったりとしたサウンドですが、ベースが縦横無尽に動き回り、ピアノも軽やかに跳ねているので、躍動感に溢れています。

そして途中挟まれるベートーヴェンのピアノソナタ!

もし「月光」だったら今回のブログテーマにドンピシャでした…。

KEVIN AYERS & THE WHOLE WORLD / SHOOTING AT THE MOON

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アヴァンギャルドな実験的要素と、ケヴィン・エアーズらしいトボけた味わいが絶妙に溶け合う70年作。

クラウス・シュルツェ/ムーンドーン

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夜空のきらめきを思わせるスペーシーなシーケンス・フレーズとトランス感覚が襲う内容となっており、どこまでも澄みきった世界観が素晴らしい1枚です。

SLAPP HAPPY / SLAPP HAPPY

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英米独混成トリオ・グループ、74年作。

ノスタルジックなメロディーとダグマー・クラウゼのファニー・ボイスが耳について離れません。

BRONCO/ACE OF SUNLIGHT

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ジェス・ローデン率いる英フォーク・ロック・グループ、71年作より「Amber Moon」。

スローなテンポで鳴らされるアコギのストローク、空中に溶けていきそうなキーボードやピアノの浮遊感あるサウンド…。

その中を、ソウルフルかつまろやかに歌い上げるボーカル。なんと芳醇な楽曲でしょうか!

VAN MORRISON / MOONDANCE

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アイルランド出身のヴァン・モリソン。ジャズ、ソウル、ブルース、ロック等様々な音楽を融合した70年作。

ジャジーで洗練された楽曲です。

ニック・ドレイク/ピンク・ムーン

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NICK DRAKE72年発表の遺作。

ギター、歌、ピアノというシンプルな構成で綴られた孤独、絶望といった感情が剥き出しのまま音に刻まれた重々しくも清廉な作品です。

TELEVISION / MARQUEE MOON

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トム・ヴァーレイン率いるテレビジョン、77年作。

このギター、かっこよ過ぎます!

いかがでしたでしょうか。「月」を感じつつ音楽を聴くのも、なかなか楽しいですね。

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  • CAMEL / MOONMADNESS

    前作『スノーグース』と並び初期キャメルの持ち味が最大限に発揮されたファンタジックな大名作、76年作

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの76年4th。前作「スノー・グース」と並んでファンタジックなCAMELの音楽性をダイレクトに伝える作品であり、Andrew Latimerの消え入るような儚げなフルート、Peter Bardensの堅実かつ時に奔放なキーボードの妙技、そして軽やかに変拍子を紡ぐリズムセクションのトータル感で聞かせます。シンフォニックに、そしてジャジーに、肌触りの良いマイルドさを持った傑作であり、ゆったりと身を任せられるような自然なサウンドが一貫して個性的な1枚です。

  • PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON

    73年発表、ロックの歴史に燦然と輝く世紀の名盤!

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年に発表された『狂気』は、“人間の内面に潜む狂気”をテーマに制作されたPINK FLOYDの代表作のひとつ。このクラスの名盤ともなれば、もはやプログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルに限定する必要すらありません。本作は、世界で最も売れた音楽アルバム(推定5000万枚以上)のひとつであり、ビルボード・チャートに741週(15年)連続チャート・イン、さらに発売から2年を経過したアルバムのみを扱うカタログ・チャートに至っては1630週(30年)以上チャート・インするというギネス記録を打ち立てた大傑作です。あえてプログレッシヴ・ロックの側面から指摘するならば、本作は「コンセプト・アルバム」という表現方法を象徴するアルバムだということでしょう。本作の成功によって、コンセプトの中核を担ったベーシストRoger Watersのグループ内での発言権が増し、次作以降のPINK FLOYDにも大きな影響をもたらすことになります。ロック・ミュージックの歴史に燦然と輝く名盤であり、当然ながらプログレッシヴ・ロックを語る上で外すことはできない作品です。

    • TOCP65740

      紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚・ポスター2枚・ステッカー2種付仕様、年表・歌詞対訳付仕様、解説元から無し、定価2427+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      スレあり、ポスターに小さい折れ、カビあり

    • TOCP65740

      紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚・ポスター2枚・ステッカー2種付仕様、年表・歌詞対訳付仕様、解説元から無し、定価2427+税

      盤質:傷あり

      状態:

      帯有

      紙ジャケ上下にスレキズあり

    • SICP10143

      7インチサイズ紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、4チャンネルRMサウンド、48Pフォトブック・ツアーパンフレット・チケット2種・ツアー告知ポスター・リーフレット・フライヤー・チラシ・来日記念ステッカー・ジャケット2種・復刻ポスター2種・復刻ステッカー2種、ポストカード付仕様、定価6000+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

    • CDP724358213621CAPITOL

      SACD(ハイブリット仕様のためCDプレイヤーでも再生可)、デジタル・リマスター

      盤質:傷あり

      状態:良好

  • GENESIS / SELLING ENGLAND BY THE POUND

    溢れんばかりの英国叙情に満たされた73年リリースの5th、これぞ初期GENESISの魅力が凝縮された大名作!

    KING CRIMSON、PINK FLOYD、YES、EMERSON,LAKE & PALMERと並び、ブリティッシュ・プログレの「5大バンド」のひとつに数えられる重要グループ。ヴォーカリストPeter Gabrielによる演劇的なステージ・パフォーマンスと、寓話的に彩られたシンフォニックな楽曲で70年代前半を駆け抜け、Peter Gabriel脱退後はドラマーPhil Collinsを中心とした体制で活動。80年代以降はポップなアリーナ・ロック・バンドへと変貌し、プログレッシヴ・ロックに留まらず世界的な成功(2010年「ロックの殿堂」入り)を収めたグループです。1973年に発表された5枚目のスタジオ・アルバム『月影の騎士』は、全英3位、全米70位に輝いた傑作。Peter Gabrielのアカペラで厳かに幕を開ける「Dancing With The Moonlit Knight」から、シングル・ヒットとなった「I Know What I Like」、シンフォニック・ロックのお手本と呼ぶべき傑作 「Firth Of Fifth」、Phil Collinsがヴォーカルを務める「More Fool Me」、シアトリカル・ロックの色濃い「The Battle Of Epping Forest」、キーボーディストTony BanksとギタリストSteve Hackettのアコースティック・アンサンブルが美しい「After The Ordeal」、そして、Tony Banksのキーボード・オーケストレーションに鳥肌さえおぼえる「The Cinema Show」まで、完璧なシンフォニック・ロックを展開。「Dancing With The Moonlit Knight」のメロディーが再び繰り返される「Aisle Of Plenty」で幕を閉じるまで、一瞬たりとも聴き逃せない傑作です。

  • KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

    69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。

    • IECP10003

      紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、ブックレット・ステッカー付仕様、定価2500+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      若干圧痕あり

  • VAN MORRISON / MOONDANCE

    70年の3rdソロ、名曲「ムーンダンス」「キャラヴァン」を含む大名作!

    イギリスに属する北アイルランドはベルファスト出身。ゼムで活動した後、渡米。67年のソロ・デビュー作の後、ワーナー・ブラザーズと契約。傑作2ndソロの『Astral Weeks』に続き、70年にリリースされたのが本作3rdソロ。とにかく旧アナログのA面が素晴らしく、特に、前作に続いてジャジーなアンサンブルにフルートが神秘性を添える「Moondance」、ジェシ・エド・デイヴィスなど数多くのアーティストにカヴァーされた名バラード「Crazy Love」、ザ・バンドに通ずる芳醇なルーツ・ロックの「Caravan」はロック史上に残る名曲。その他の曲も名曲ばかりで、ジャズ、ソウル、ブルース、ロックを融合したヴァンならではの「アイリッシュ・ソウル」が堪能できる歴史的名作。孤高の存在感と楽曲の親しみやすさとのバランスが絶妙なので、ヴァンの最初の一枚としても最適です。

  • KEVIN AYERS & THE WHOLE WORLD / SHOOTING AT THE MOON

    代表曲「May I ?」収録、アヴァンギャルドな実験的要素とエアーズらしいトボけた味わいが絶妙に溶け合う70年作2nd

    70年作の2nd。デヴィッド・ベッドフォード、マイク・オールドフィールド、ロル・コックスヒルなどの全面参加で、前作に比べ実験的なアレンジが冴える傑作。

  • NICK DRAKE / PINK MOON

    早逝の英フォーク・シンガー。ギター、ピアノ、歌によってシンプルに綴られた72年発表の最終作、心震える名作

    抗鬱剤の過剰摂取により74年に26歳という若さで亡くなった孤高のフォーク・シンガー。本作は彼の遺作となってしまった72年発表の3rd。孤独、絶望といった感情が剥き出しのまま音に刻まれた重々しくも清廉な作品。

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