2020年1月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: ハード・ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
「ハード・ロックと言えば、速さでもテクニックでもなく、重さだよ・・・。」そんなBLACK SABBATH至上主義ハード・ロッカーの皆様に向け、今回は世界各国の重量級ハード・ロックをセレクト。
各所にサバス愛滲み出るサバス・フォロワー作品も多数揃いましたので、どうぞお楽しみ下さい。
まずはサバスと並び元祖ヘヴィ・メタルに挙げられるこの米ハード・ロックから。
荒々しくかっ飛ばす轟音ハード・ロックのデビュー作から一転、ハードさの中にも叙情性を感じさせるスローなパートを織り交ぜたりと、ドラマ性を増した重厚なサウンドを聴かせる71年作2nd。
続いてはNWOBHMの元祖と言われる英国のバンド。
メタリカもカヴァーした「Breadfan」のカッコ良いこと!
サバスばりの重量感 meets 後のNWOBHM勢がこぞって手本にしたキレとスピード。英国的なメランコリックさもあって、70s英ハード屈指の名曲ですね!
サバスが好きなら、同門英国Vertigoレーベル発のこのバンドを是非!
凶悪に歪んだギターリフ、荒れ狂うドラミング、そして引きずるような気だるく混沌としたムード。カッコ良すぎます。
ややサイケ寄りですが、歪んだギターのヘヴィなリフが好きでたまらない方にはこの作品をオススメ。
極限まで歪ませたようなファズ・ギター、重厚なリズム隊、パンキッシュに雄叫びを上げるヴォーカル。この凶悪さ、快感…。
サバスにも負けぬ強烈なギター・リフを聴かせる米ハードがこちら。
エッジの効いたギター・サウンドと邪悪なヴォーカルはまさにサバスさながら!
後のストーナー勢にも評価の高いオーストラリアのサバス・フォロワーといえばBUFFALO!
こちらの72年デビュー作では後の作品ほどの強烈な重さはありませんが、重厚ながらも躍動感あるギター・プレイとエネルギッシュなシャウトが腹にガツンと来ます!
こちらもきっとサバスに影響を受けている!?アメリカン・マイナー・ハード72年作。
サバス譲りのおどろおどろしい雰囲気はありつつ、豪快に畳み掛けるようなアンサンブルは米国ならではですね。
なんとベルギーにもサバス・フォロワー・ハード・ロックが!?
重々しいギター・リフは勿論、怪しいヴォーカルがかなりオジーっぽくて絶妙です!
最後はハード・ロックとは少し違いますが、オーストリアのディープな作品をご紹介。
まるで初期タンジェリン・ドリームとブラック・サバスとが出会ったような、荘厳でヘヴィで酩酊感に満ちたサウンドがかなりヤバげ・・・。サバス以上に沈鬱な雰囲気が充満する、玄人好みの逸品です。
〜おまけ〜
ブラック・サバスのデビュー曲「Evil Woman」の本家本元として知られる、アメリカのバイカー・ロック5人組をご存知!?
こちらはブラスなんかも入っていて全く違う雰囲気ですが、サバス・ファンはぜひチェックしてみて下さい。
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71年にVERTIGOレーベルよりリリースされた2ndアルバム。基本は、1stの延長線上にある引きずるようなギター・リフを主体としたヘヴィ・ブルース・ロックですが、前作以上にヘヴィさを増し、バンド全体が一体となったソリッドな演奏には磨きがかかっています。気だるい空気に包まれた、いかにも70年代英国ロックの香り溢れる名作。
ニューヨークはブルックリン出身の轟音ハード・ロック・バンド。71年作の2nd。デビュー作はトリオ編成でしたが、ギタリストが加わり、ツイン・リード編成の4人組で録音されています。荒々しくかっ飛ばす轟音ハード・ロックのデビュー作から一転、アコギによる幽幻なパートやハードさの中に叙情性を感じさせるスローなパートを織り交ぜるなど、ドラマ性を増した重厚なハード・ロックが印象的。凄まじいテンションで鋭角に切れ込むリード・ギターやツェッペリンにも負けないような轟音リズム隊など「元祖ヘヴィ・メタル」と言えるヘヴィネスも健在で、デビュー作に負けず劣らずのハード・ロック・クラシックと言えるでしょう。名作です。
オリジナルと異なるデザインの再発ジャケット(黄色い文字が円形に配置されたオリジナル・ジャケットの【BIGPINK619】と同一タイトル。収録内容は同じなのでご注意ください。)
オリジナルと異なるデザインの再発ジャケット(黄色い文字が円形に配置されたオリジナル・ジャケットの【BIGPINK619】と同一タイトル。収録内容は同じなのでご注意ください。)
盤質:傷あり
状態:良好
ベルギーのブルース・ハード・バンド、76年作と79年作をカップリングした2in1CD。タイトなリズム隊、バキバキに歪んだヘヴィなギター、中域が太いエモーショナルなシャウト・ヴォーカルが塊となったソリッドなサウンドが印象的。裏ジャケに写るベルボトム・ジーンズとカールしたロングヘアのルックスにグッとくる好グループです。
言わずもがな、LED ZEPPELIN、DEEP PURPLEとともに英国三大ハード・ロック・バンドにそびえ立つBLACK SABBATHが70年に放った偉大なる1st。ブルース/ジャズを基調としたヘヴィなサウンド、サタニックで暗黒なバンド・コンセプト。それらを掛け合わるということが当時としては革命的であり、のちに勃興するヘヴィメタルの元祖と称される所以である。暗黒時代の幕開けを告げるかのようなTony Iommiの不穏なリフが印象的。
70年にVertigoレーベルよりリリースの2nd。グループを代表する「Paranoid」や人気ナンバー「War Pig」など、後のブリティッシュ・ヘヴィ・メタルへとつながる古典といえる名曲を多数収録した傑作。キーフによるジャケットも素晴らしい。
SHM-CD、デジタル・リマスター、定価1714+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
若干ケースツメ跡あり、帯中央部分に色褪せあり
オジー・オズボーン、トニー・アイオミを中心とする英国出身元祖ヘヴィ・ロック・グループ、71年にVergitoよりリリースされた3rd。トニー・アイオミによるヘヴィ・リフをフィーチャーした楽曲を中心とする一方で、トラッド、クラシック要素が芽を出し始め、叙情的なギター・ソロが挿入された楽曲をいくつか収録。メリハリのついた構成となり、重低音が炸裂するアルバムながら一気に聴けるアルバムとなりました。本作のハイライトは「Embryo」から「Children Of The Grave」へと至る流れでしょう。「Embryo」は英トラッド調の旋律で絡み合う30秒のインストゥルメンタルで、静かで美しい旋律にも関わらず、怪しい儀式の如き不穏な空気感に包まれます。雷鳴の如く鳴り響くドラム・ロールが静けさをぶち破り、ヘヴィ・チューン「Children Of The Grave」がスタート。歪んだベース・ラインとハシり気味のドラムにより強力なうねりを作り出します。ギターはヘヴィ・リフを自在にテンポ・チェンジ、左右チャンネルを分けて攻めてくる流麗なソロも素晴らしい。他にも「Sweet Leaf」、「Into The Void」といったヘヴィ・ロックの名曲を収録しています。抒情的な小曲を挟むことによって、重厚なアンサンブルの魅力が際立った、これぞブリティッシュな深みに満ちた名作。
67年に結成されたバーミンガム出身の4人組ヘヴィ・ロックの帝王ブラック・サバス。「マスター・オブ・リアリティ」がゴールド・ディスクを獲得したことにより不動の地位を築き上げ、その後のヘッドライナー・ツアーにより全米を席巻した絶頂期の彼らが、72年にヴァーティゴからリリースした4作目。「スーパーナート」「スノウブラインド」での凄まじいばかりのヘヴィ・グルーヴに加え、「チェンジス」でのメロトロンの導入で新機軸をみせ、よりドラマティックに深化した中期の代表作。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、87年規格、WEST GERMANY盤、定価3200(税表記なし)
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、ケースツメ跡あり、折れ・若干カビあり
78年の8thアルバム『Never Say Die』リリースに伴う同年のツアーより、ロンドン/米ペンシルバニア/米テキサスでのライヴを収録、全14曲!
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