2018年11月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
2018年10月の新品CD月間ベストセラーTOP20を発表いたします!
旧譜ながら、入荷と同時に瞬く間にランキングを駆け上がったエストニアのBFがトップを獲得。
他にはENGLAND、BUBUと言った70年代の名バンドたちによる新作も話題を集め、貫禄のランクイン。
新鋭、ベテラン、70年代リイシューが入り交じる、カケレコらしいラインナップとなっておりますよ~。
試聴しながら、人気作品をチェックしてみてください☆
PHLOXを生んだ国エストニアが誇るもう一つの実力派ジャズ・ロック・バンド!
2000年のスタジオ/ライヴ音源を収録した作品で、まるでゴングとハットフィールドを融合させて現代的なヘヴィネスを纏わせたようなサウンドは、もう並外れたカッコ良さ!
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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪
分裂を経て、ギタリストを中心にメンバーが再編された18年作ですが、それでこの完成度は驚き。ひたすら泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルのエモーション溢れだす歌唱に心奪われます…。
PHLOXが気に入ったなら、同郷エストニアのこのバンドも是非。手数多くもしなやかなリズム隊と、鋭角なトーンでヘヴィに切り込むギターを軸とする硬質なジャズ・ロック・アンサンブルに芳醇な管楽器群を絡ませたサウンドは、息を呑むほどのにスリリング…!
ADRIAN BELEW POWER TRIOの女性ベーシストをはじめ、世界中から集まった10人の実力派ミュージシャンが織り成すドラマチックなアヴァン・プログレ。ラフマニノフなど近現代クラシックを彷彿とさせるピアノが躍動する、強靭でいて端正な気品の漂うサウンドが実にCOOL!
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KAKERECO DISC GUIDE、今回は世界中の10名の実力派ミュージシャンによるクラシカルなアヴァン・プログレ・プロジェクト、TROOTの18年作をご紹介いたします!
今月入ったリイシューではおそらく最もディープな一枚でしょう。
WARAを輩出した南米の秘境ボリヴィアに、こんな凄まじい作品が眠っていたとは…!プログレとハード・ロックとヘヴィ・サイケをごった煮したような、スリリングで凶暴極まりないサウンドに度肝を抜かれます!粗野なフリオ・キリコって感じの超絶ドラムも圧巻!
前月、前々月と1位だった本作、まだまだ根強い人気で6位にランクイン。
ANDWELLAを率いた名SSWによる78年作3rdで、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックをブレンドした極上メロウ・スワンプ盤。英国らしい憂いをたっぷり含んだメロディと歌声がたまんないなぁ。それにしても凄い才能…。
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フックに富んだソングライティング能力と独特の味わい深い歌声を特徴とするDave Lewisの魅力を存分に堪能できる2作品のCD化を祝して、天才Dave Lewisの歩みを辿ってみたいと思います!
BOB MARLEYの『EXODUS』にも参加したギタリストHanson率いる英国ファンク・ロック・グループ!名ベーシストNeil Murrayの地を這うグルーヴと、Hansonのキレのあるワウ・ギターがスピーディーに絡み合うサウンドにシビれまくりの名作2ndです!
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KAKERECO DISC GUIDE、今回はボブ・マーレー『EXODUS』でも知られるギタリスト率いる英国ファンク・ロック、HANSONの74年2ndをご紹介!
名盤『GARDEN SHED』で知られるグループによる、約20年制作が続けられた待望の18年作!ややポップにはなったものの、あの魔法にかかったようなファンタスティックさもたっぷりで、往年のファンも感慨深く聴き入ってしまうはず!
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ENGLANDの新作『BOX OF CIRCLES』リリースを記念して、バンドの中核であるキーボーディストRobert Webb参加作をピックアップしてまいります☆
78年に名作を残したアルゼンチンのグループから40年ぶりに届けられた2nd!ギター、サックス、ヴァイオリン、フルートらが紡ぐ、重厚にして妖しげな魅力を纏った彼らならではの音世界が広がってきて1曲目から感動します!
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続々登場する新鋭バンドに負けじとハイクオリティな作品を発表している、70年代に活躍したベテラン・バンド/アーティストたちの作品に注目してまいります☆
これぞ「プログレ・ポップ博覧会」!?ビートルズから後期ジェネシスにSTYXにスーパートランプ、そして90年代のジェリーフィッシュまでを混ぜ合わせた珠玉の米国パワー・ポップ!
ポーランドの人気バンドMILLENIUMのキーボーディストによるソロ・プロジェクト第2弾となる18年作。20年前に彼が自主制作した98年の作品を、プロフェッショナルなサウンドでリアレンジ/再録した意欲作です!凛とした透明感と姉御な力強さを兼ね備えた女性ヴォーカルがまたいい!
CAMELみたいにリリカル&ファンタジックで、GENTLE GIANTばりに変拍子炸裂してて、カンタベリー・ロックの暖かみと流麗なフュージョン・テイストも散りばめて、かつスペーシーな浮遊感もたっぷりで。この多国籍インスト・プログレ・グループ、個性抜群でスゴク良いです!
GENESIS直系のファンタジックなナンバーからクリムゾンを思わせる緊張感漂うナンバーまで披露する懐の深さも素晴らしいが、なおかつ瑞々しくドラマチックなメロディの豊かさにはもう大感動…!これは全プログレ・ファンにオススメしたい仏新鋭デビュー作!
無名も無名だけど、カンタベリー・ロックやジェントル・ジャイアントを彷彿させる捻りあるセンスと圧倒的なテクニックで展開する技ありジャズ・ロック盤。どの曲も緻密に組み上げられた手工芸品のような完成度を誇っていて、こりゃ素晴らし~!
SUPERTRAMPやSTYXやELOやPILOTが好きなら、このバンドも要チェック!ビートリッシュなエッセンスも感じる気品たっぷりの管弦楽器アレンジを施した、瑞々しすぎるサウンドに胸キュン必至の米パワー・ポップ18年作!
ブラジルのインスト・プログレ・グループが名手デヴィッド・クロスをフィーチャーしてクリムゾン・ナンバーを披露しまくってるって!?クロスの哀愁溢れるヴァイオリンのプレイを全編にフィーチャーしたアレンジで聴かせる「STARLESS」の素晴らしさときたら!
MARK-ALMONDやRIFF RAFFで知られる名key奏者によるくすんだハモンド、ブルージーかつクールに切り込むギター、ヘヴィなドラム、いぶし銀のヴォーカル…。男の色気に溢れた絶品英国ブルース・ロック。Vertigoオルガン・ロックのファンも是非。
SPANCER DAVIS GROUPにてスティーヴ・ウィンウッドの後任という大役を見事にこなした英国の名シンガー/キーボーディストと言えば?センシティヴで英国叙情たっぷりのピアノと歌声、豪華ゲストによる芳醇なアンサンブルがグッと来る77年のソロ名盤!
現代版リチャード&リンダ・トンプソン!?フォーク文化にどっぷり浸かって育った2人の、煌めく英国民謡。
オランダ産シンフォの実力派バンドによる、結成10周年記念した18年作!10年の時を経て初披露される、CAMEL愛極まった至上のギター・インスト「Awaking The Muse」が素晴らしすぎます…。