2018年9月7日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日は、日本から見て、異国の土地のフォーク・ミュージックを様々に聴いてまいりたいと思います。
耳慣れない言葉だけれど、自然と心に沁みわたる。そんな作品ばかりです。
まずはお隣、韓国の歌姫です。
ジェファーソン・エアプレインに影響を受けた、韓国サイケデリックな女性シンガー、キム・ジョンミの74年作。
情感たっぷりのボーカルがしっとりと沁みます。
フィリピンのフォーク・トリオ。79年作の2nd。
繊細な爪弾きアルペジオをバックに、男女ヴォーカルが時に格調高くリリカル、時にハートウォーミングなメロディを聴かせています。
トルコの歌姫、セルダの76年作。
中近東独特のエキゾチックなメロディに、濃厚なボーカルとファズギターが渦巻くサイケデリックな作品です。
トルコ出身、74年作1st。
丁寧に紡がれる美しいメロディ&木訥としたヴォーカル、穏やかなアコギ・アルペジオ、繊細なタッチのリリカルなピアノ、流麗なホーン・アレンジ。とにかく絶品です。
ブラジルを代表するSSW、極上の南米フォーク・デュオ作。
チリのグループ、72年の唯一作。
フォルクローレを下地に、夢見心地にたゆたうアコギ・アルペジオ、ゆらゆらと聴き手の意識を奪うリコーダーや鳥のさえずり、「心ここに在らず」の優美なメロディ・・・
南米サイケ/アシッド・フォークを代表する傑作です。
グアテマラのSSWのデビュー77年作。どこかサウダージな感覚が満溢する物憂げなサウンドです。
ペルーのサイケ・フォーク・グループ。73年2nd。
アコギやマンドリン、ケーナやバイオリンなど沢山の楽器が、ふつふつと湧くように音を立てています。桃源郷が見えてしまいそうです。
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南米の歌物といえばこのグループでしょう。
アルゼンチン、天才チャーリー・ガルシア在籍のグループ、72年デビュー作。
心の琴線にダイレクトに響く珠玉のメロディに満ちてますよね。ガルシアの作曲センスもさることながら、相方ニト・メストレの繊細なハイトーンも美しいです。
ギリシアの男女フォーク、69年作。
アコギの爪弾きをベースに、ピアノ、フルート、ハープシコードが透明感溢れる美しいアンサンブルと、ちょっと虚ろな男女ヴォーカルが響き渡ります。
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ロシアのフォーク・バンド、17年作。
柔らかく美しい女性ボーカルとバンドのアンサンブルが、哀愁あるスラヴ民謡を美しくキャッチーに奏でています。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただければ幸いです!
チリのグループ、72年の唯一作。フォルクローレを下地に、夢見心地にたゆたうアコギ・アルペジオ、ゆらゆらと聴き手の意識を奪うリコーダーや鳥のさえずり、「心ここに在らず」の優美なメロディ、包み込むようにメロウなヴォーカル。すべてが奇跡的にピースフル。白昼夢を断ち切るように時折いななくファズの好き嫌いは分かれそうですが(笑)、南米サイケ/アシッド・フォークを代表する傑作です。
ギリシア、69年作。アコギの爪弾きをベースに、ピアノ、フルート、ハープシコードが透明感溢れるリリカルなフレーズを添える美しいアンサンブルと、ちょっと虚ろな男女ヴォーカルとによるフォーク作品。繊細で格調高いサウンドは、季節で言えば「冬」。ピンとはった空気に心引き締まる好盤。
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