2018年9月5日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日は、英国の愛すべきフォーク・グループ、HERONに近い魅力を持った、色々な国の木漏れ日フォークをピックアップしてまいります。
どうぞお付き合いください。
まずはヘロンから。
英国の4人組フォーク・グループ、70年の1stと、71年2ndが収録された2枚組。
聴いていると、英国ののどかな田園風景が浮かんできます。とても温かくて優しい作品です。
いやはや、何と美しく心なごむサウンドでしょうか。
さて、次は同じ英国です。
英国フォーク・デュオ。72年作。
牧歌的なメロディ、人懐っこいハーモニーなど、アメリカン・フォークからの影響を軸に、ジャケットのイメージ通りの陰りを閉じ込めたサウンドはいかにも英国フォーク。
英SSW、71年のデビュー作。
変則チューニングによる流麗かつ格調高いギター・アルペジオ、ちょっとヘロンを彷彿させる穏やかで優美なヴォーカル&メロディ。
室内楽的な凛とした雰囲気と木漏れ日の牧歌性とが絶妙にブレンドしたサウンドが持ち味。
英国フォーク・デュオ、1973年リリースの唯一作。
一音一音が幻想的に輝くアコースティックの調べ、優美なオーケストレーション・・・
丘陵に沿って広がる田園、清らかに流れる小川、風にそよぐ木立など、英国片田舎の風景がありありと浮かび上がってきます。
次はカナダです。
カナダはオンタリオ州のフォーク・ロック・トリオ、73年に100枚のみ自主制作された作品。
親しみやすい歌声のヴォーカル、温かなハーモニー、そして優美で牧歌的でドリーミーなメロディ・ライン。
優しく紡がれるアコギのアルペジオ、流麗なピアノによるバッキングにも心洗われます。
南米に参ります。
ペルーのサイケ・フォーク・グループ。73年2nd。
ヴァイオリン、アコギ、チャランゴ、ケーナ、コンガといったフォルクローレのアンサンブルはそのままに、屋外の心地良い自然音とナチュラルな音響、そして祝祭的でお茶目な乱痴気が相まった、彼等ならではの「木漏れ日フォーク」を鳴らしています。
アルゼンチンのフォーク・グループ、南米ならではの詩情に満ちた72年デビュー作。
琴線にダイレクトに響く珠玉のメロディ、ピアノ、オルガン、リコーダーによるシンプルで穏やかなアンサンブルが素晴らしいです。
ヨーロッパに参りますよ。
スペインの男女フォーク・デュオ、75年の唯一作。
左右チャンネルに分かれ、格調高く爪弾かれる2本のアコギが生む豊かな響き。スッと心に届く可憐な女性ヴォーカルと流麗な男性ヴォーカルとのハーモニー。
トラッド系フィメールSSWのバックを木漏れ日フォークの代名詞ヘロンがサポートしたようなサウンドです。
ドイツのSSW、Ohrレーベルより73年にリリースされたデビュー作。
もったりとルーラルなリズム隊、ほんわかとしたブラスやリコーダーやフィドル、「いなたい」ハートウォームなヴォーカル&メロディ。
キンクス『ヴィレッジ・グリーン~』やギャラガー&ライルやニック・ロウやヘロンの2ndあたりのファンはたまらないでしょう。
いかがでしたでしょうか。カケレコには英国フォークが沢山入荷しておりますので、どうぞ覗いてみてください。
英国田園フォークの金字塔と言える1st、いなたさ全開の愛すべき英フォーク・ロックの2nd、71年リリースのマキシ・シングルの全曲に加え、なんと未発表音源5曲を加えた決定版アンソロジー。2枚組。注目の未発表曲ですが、1st録音時のアウトテイク曲「Rosalind」、90年代に再録された「River Of Fortune」の70年録音ヴァージョン、もの悲しくも美しいメロディと哀愁のアコーディオンが心に染みる「Some Kinda Big Thing」、言われなければヘロンと分からないキャッチーなポップ・ソング「If Its Love」など、最高、最高、最高1st&2ndを持ってる方も買わなきゃ損でしょう。
愛すべきブリティッシュ・フォーク/ロック・バンド、HERONの70年作の1stと71年の2nd収録曲を中心に、シングル音源も収録したベスト・アルバム。野外録音され、鳥のさえずりも聞こえてくる、のどかな雰囲気の1st収録曲。ドラムが入り、フォーク・ロック/パブ・ロック色が増した、ハートウォームな2nd収録曲。名曲満載の好ベスト・アルバム。
英SSW、71年のデビュー作。変則チューニングによる流麗かつ格調高いギター・アルペジオ、ちょっとヘロンを彷彿させる穏やかで優美なヴォーカル&メロディ。室内楽的な凛とした雰囲気と木漏れ日の牧歌性とが絶妙にブレンドしたサウンドが持ち味。録音時、20才だったのが信じられない思慮深さに満ちた逸品です。
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