こんにちは。スタッフみなとです。
今日は、NICK DRAKE『BRYTER LAYTER』のような、流麗なストリングスを取り入れたフォーク/ポップス作品をピックアップして参りたいと思います。
まずは一曲。
♪NICK DRAKE / Fly
いやはや、素晴らしいです。繊細なアコギとボーカル、ジョン・ケイルによるハープシコードとヴィオラが重なり合って、これ以上なく美しく響いています。
聴き入ってしまいますね・・・
さて、それではカケレコ棚に参りましょう。
65年頃から活動していた英SSW、68年作。
シンプルなギターと、ボーカルに寄り添うようなヴァイオリン。静かで美しい楽曲です。
ロンドン生まれの英国SSW/ピアニスト、70年デビュー作。
ピアノ弾き語りから始まって、オーケストラを交えて次第に盛り上がっていく構成が見事です!
英ロンドンのフォーク・ロック・バンド、70年作。
メロディの牧歌性や木訥さと、クラシカルな格調高さとのバランスが絶妙です。
ニック・ドレイクがギター演奏において影響を受けたバート・ヤンシュも、室内楽フォークを作っていました。
オーケストラを導入した67年作より。
英国フィメールSSW、76年作。
ヴァイオリンやチェロが静かに流れる荘厳な楽曲です。
続いて、米国です。
流れるように爪弾かれるアコギ、艶やかなトーンの流麗なヴァイオリン。そして、包み込むように優しく丁寧に歌を紡いでいくヴォーカル。
米国ものとは思えない静謐さと翳りに溢れた幻想フォークの逸品。
米フィラデルフィアのSSW、68年作。
ジャニス・イアンプロデュースということで、ストリングスがしっかりと効いたクラシカルな楽曲。
英国フォークにも通じる、陰影ある美しさを感じさせてくれます。
いかがでしたでしょうか。心に響く作品がありましたら幸いです。
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70年作の2ndアルバム。弾き語りとストリングスだけのシンプルなサウンドだった1stに比べ、キーボードやホーンなどによるバラエティに富んだアンサンブルが印象的。曲調も開放的なムードに溢れています。繊細な中にも力強さが感じられる歌声からは作品に対する自信が滲み出ています。楽曲、アンサンブルともに完成度の高い名作。リチャード・トンプソン、ジョン・ケイルなど参加。
抗鬱剤の過剰摂取により74年に26歳という若さで亡くなった孤高のフォーク・シンガー。本作は彼の遺作となってしまった72年発表の3rd。孤独、絶望といった感情が剥き出しのまま音に刻まれた重々しくも清廉な作品。
米フィラデルフィアのSSW、68年作。基本的にフォーク・ロック・サウンドなのですが、しっかり効いてるオルガンや、ドンシャリしたリズム隊はサイケデリック・ムーヴメント色濃い68年的。ティム・バックリーを上品にしたようなジェントルなボーカルは伸びやかで、耳にとても心地よいです。ジャニス・イアンプロデュースということで、ストリングスがしっかりと効いたクラシカルな楽曲もあり、英国フォークにも通じる陰影ある美しさを感じさせてくれます。ドノヴァンなどサイケ・フォークが好きな方から、ニック・ドレイクなどチェンバー・フォークが好きな方におすすめです。
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