2018年6月21日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ新鋭
スタッフ佐藤です。
梅雨の真っ只中ということで、湿度が高い日が続き不快指数も上昇してきていることと思います。
そんなときにオススメなのが北欧のプログレッシヴ・ロック。
同地ならではのシャープで透明度の高いサウンドを聴けば、梅雨時にあってもひと時の爽快感を得られることでしょう。
というわけで、今回は特に北欧らしいサウンドを聴かせてくれる作品を厳選してピックアップしていきましょう!
今や新世代プログレシーンの顔とも言える北欧の名バンド。3rdが出世作となりましたが、2ndの時点でもう凄かった!美しく流麗なメロディと雄大なスケールのシンフォ然とした演奏が理想的に合わさっていて、プログレアルバムとしての完成度は一番かもっ!
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北欧の厳しい自然風景が音から浮かび上がってくるような、キリキリと研ぎ澄まされた透明度高く荘厳なサウンドに息を呑みます。無名だけど、北欧新鋭の最高峰に位置するシンフォ傑作!
『狂気』以降のフロイドを彷彿させる幻想的なパートを軸にしつつ、エッジの立ったギターが無機的かつエモーショナルに炸裂したり、艶やかなストリングスが伸びやかに旋回したり、次々と鮮やかな音像を描き出していき素晴らしい…。北欧的な透徹した音使いもセンス抜群!
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まるでキャメルやジェネシスのファンタスティックな部分だけを抽出したみたいな溢れんばかりのリリシズム。一音一音がキラキラと輝くような音色使いも実に北欧的だなぁ。このメロディアスで、緻密なのに広がり豊かなサウンドは、ムーン・サファリにもきっとヒントを与えているでしょう。
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世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは…!北欧らしいシャープでスリリングなアンサンブルを炸裂させつつ、アネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなへヴィネスも襲いかかってきて凄いです。
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北欧を代表するプログレッシヴ・トラッド・グループですね。悠久を感じさせるハーディ・ガーディの音色が雰囲気抜群すぎて鳥肌が立ちそう。太古の森で執り行われる宗教儀式を覗き見ているような感覚に因われる蠱惑的なサウンドです。
これらのアルバムで、梅雨の蒸し蒸しした気候を少しでもしのいでいただければ幸いです!
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