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カンタベリーロック影響下にある世界のプログレ名盤を大探索!

ジャズの流れを汲むテクニカルでしなやかな演奏と、他の英国勢とは一線を画する味わい深くも洒脱なポップセンスで、プログレッシヴ・ロックの一カテゴリとしてとりわけ高い人気を誇るのが、カンタベリー・ロック。

その影響は英国よりも、むしろ欧州各国へと広く伝わり、ヨーロッパの各所にカンタベリー・ロックを下敷きとして独自の発展と遂げた好グループが誕生しました。

今回は、そんな世界に拡散したカンタベリー・ロックの影響を取り込んだ世界のカンタベリータイプの名盤をピックアップしてまたいと思います!

まずは、めでたく2019年初CDかを果たしたこの作品から!

NEMO/NEMO

これ、ジャズ・ファンク+カンタベリーと言えちゃうかな?MAGMAやCRUCIFERIUSなどから実力者が集結したフレンチ・ジャズ・ロック・バンドによる強靭かつ気品高い73年デビュー作!

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MOVING GELATINE PLATES/MOVING GELATINE PLATES

え!? この音でゴングよりデビュー早いの? 怪しさムンムンのジャケも堪りません。このフランスのジャズ・ロック・グループ、恐るべし。

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PICCHIO DAL POZZO/ ABBIAMO TUTTI I SUOI PROBLEMI

イタリアを代表するバンドNEW TROLLSのリーダーであるVittorio Di Scalziの弟Aldoが率いるチェンバー・ジャズ・ロック・グループ。デビュー作に当たる前作では、静謐感と透明感に満ちたサウンドにCARAVANやHATFIELDに通じるひねりの効いたポップ・フィーリングを加えたような作風でしたが、本作では、透明度の高いサウンドはそのままにHENRY COW的な緊張感が加わって、よりアーティスティックで孤高な世界を作り上げています。独特の美意識を湛えた名盤!

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SUPERSISTER / SUPERSISTERIOUS

こちらはオランダのバンド。一聴してカンタベリーからの影響を感じさせるポップなジャズ・ロックなのですが、この2ndは71年作で、なんと『グレイとピンクの地』と同年。それでいてこの完成度の高さは驚異的ですよね。知る人ぞ知るという認知度のグループですが、フォーカスのようにワールド・デビューできていたらオランダを代表するバンドとして知られていたかも、と思わせるほどの実力派!

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GRASLAND/ECHT NULL !

清涼感あふれるエレピに骨太でヘヴィなギター、硬質なトーンのシンセ。カンタベリー・ロックとハード・ロックとジャーマン・シンフォが混ざっちゃったようなサウンドがなんとも独特・・・。

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MANEIGE / NI VENT NI NOUVELLE

2個上のPDPと並ぶ、ファンタジックなタッチのチェンバー/ジャズロックを聴かせる名グループと言えば、カナダはケベック出身のMANEIGE。丸みを帯びた愛らしい音色をふんだんに散りばめたチェンバー・サウンドは、間違いなくカンタベリーファンの心をつかむポテンシャルを秘めています。ほんわかとしたパストラルなパートから、恐ろしいまでのテクニックで突き進んでいく変拍子ジャズ・ロック・パートまで、振り幅の大きい演奏は圧巻。

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KULTIVATOR / BARNDOMENS STIGAR

世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは!HATFILEDやNATIONAL HEALTHを北欧ロック的な硬質感や緊張感のもとで解釈したような、まさに北欧からしか出てこないであろうカンタベリー系サウンドを展開。加えてアネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなこの畳みかけるへヴィネス!

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WIGWAM / BEING

フィンランドでカンタベリーを感じさせるグループと言えば、何と言ってもWIGWAM。奔放にして創造性豊かなセンスから北欧のビートルズとも例えられますが、ハモンドオルガンにエレピも交えて展開される洒脱なジャズ・ロック・テイストは、紛れも無くカンタベリーの流れを汲むもの。温かみのあるメロディラインと鼻にかかった優しげな歌声も共通点ですよね。

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COS / BABEL

テクニカルで強靭なジャズ・ロック・アンサンブルに、女性シンガーPascale Sonの艶やかに舞うスキャット・ヴォーカルをフィーチャーしたベルギーの個性派バンド、78年作。情感のこもったギターやシンセの用い方がCAMELを思わせたり、リズム隊の跳ね方が妙にファンキーだったりと、いろいろと耳を引く要素を併せ持っていますが、それらが組み合わされると全体の印象は不思議とカンタベリー風なんですよね~。

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ABRAXIS / ABRAXIS

そのCOSのメンバーだったkey奏者とベーシストが結成したこのグループの作品もやはりカンタベリーファン必聴作。爽やかに柔らかにたゆたうフルートを中心に、優美なエレピ、フィル・ミラー彷彿の繊細なギターが織りなすサウンドは、カンタベリーのナショナル・ヘルスやギルガメッシュに通じています。一方でCOSと同様ファンキーなリズム隊は彼らならではの個性。これは唯一作なのが惜しすぎますっ!

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ここからは、時代を超えてカンタベリーの精神を受け継いだ世界の新鋭グループたちをご紹介。

CYCLONE QUEST/DARK WORLD

まるで、ポスト・ロックとコンテンポラリー・ジャズとカンタベリー・ロックを融合させてしまったかのような芳醇なサウンドを鳴らす注目株がフランスに出現!NATIONAL HEALTHやベルギーのCOSがお好きであれば、一聴の価値ありますよ~。

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NEEDLEPOINT/DIARY OF ROBERT REVERIE

このノルウェー新鋭、ポスト・ロック meets 初期キャラヴァン!?知的でシャープな演奏と70年代的な人懐っこいメロディを同居させるこのセンス、凄いです。

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PHLOX / TALU

バルト三国として知られるエストニアに、まさかソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・!硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。区分上は北欧とみなされることも多いエストニアですが、リリカルなパートではなるほど北欧のグループを思わせる「静」の表現力の高さを感じさせます。うーんこれは絶品!

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BF(BEGGARS FARM)/KUUMOON

そのPHLOXとも親交のあるエストニアのテクニカル・ジャズ・ロック・バンドによる、2000年のスタジオ/ライヴ音源を収録。まるでゴングとハットフィールドを融合させて、現代的なヘヴィネスを纏わせたようなサウンドは、もう並外れたカッコ良さ!

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FONDERIA / MY GRANDMOTHER’S SPACE SUIT

現代のイタリアで最も完成度の高いカンタベリー系サウンドを聴かせてくれるのが、このFONDERIA。ピーター・ガブリエルのスタジオREALWORLD STUDIOで録音された2010年の3rdアルバム。往年のカンタベリー・ロックを現代的なエッジの効いたサウンドで解釈したような緊張感みなぎるアンサンブルは、息をのむカッコよさ!80’sクリムゾンからの影響も感じさせますね。

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INNER EAR BRIGADE/DROMOLOGY

ゴングばりの強度と緩急自在さで聴かせるジャズロックをベースに、カンタベリー風の芳醇なホーンセクションとスラップハッピーあたりが浮かぶ浮遊感あるメロディをミステリアスに歌う女性ヴォーカル。カリフォルニア発ジャズ・ロック・バンド、2ndもさすがの快作です!

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PASAJERO LUMINOSO / PASAJERO LUMINOSO

なんと南米はアルゼンチンにもカンタベリーを想わせるジャズ・ロック・グループが登場!直接的な影響があるのかは定かではありませんが、たゆたうように優美なタッチのエレピや繊細かつ歌うように奏でられるエレキギターなどが描く夢想的なジャズ/フュージョン・アンサンブルは、GILGAMESHなどカンタベリーに通じるキラメキを伴った叙情美を堪能させてくれます。デビュー作にしてこのクオリティー、次作以降にも大いに期待がかかるバンドですね!

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こちら、15年リリースの2nd『AFUERINO』も相変わらずの素晴らしい一枚!ギルガメッシュやナショナル・ヘルスあたりが好きなら間違いなく気にいるであろう堪らないサウンドですよ~☆

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CUCAMONGA/ALTER HUEVO

アルゼンチンのサックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊の5人組による2012年作。カンタベリー色、サムラばりの屈折感を混ぜ込んだカンタベリー/レコメンのファンは必聴の逸品!

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MINOKE ?/P.P.A.C.K

現代日本にもカンタベリー・ロック影響下のグループが? しかもカンタベリー meets 和楽と言えるサウンドだって!?

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  • PHLOX / TALU

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  • ABRAXIS / ABRAXIS

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  • PASAJERO LUMINOSO / AFUERINO

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  • BF(BEGGARS FARM) / KUUMOON

    エストニアの新鋭ジャズ・ロック・バンド、00年のライヴ/スタジオ音源で構成された08年リリース作

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  • PASAJERO LUMINOSO / PASAJERO LUMINOSO

    カンタベリーに通じる叙情美も印象的なアルゼンチンのジャズ/フュージョン・ロック・グループ、2014年のデビュー作

    アルゼンチンはブエノス・アイレス出身のジャズ/フュージョン・ロック・グループ、2014年のデビュー作。たゆたうように優美に奏でられるエレピと繊細なタッチで歌うように紡がれるエレキギターをフィーチャーした夢想的なジャズ/フュージョンを中心に、変拍子を織り交ぜたロック的ダイナミズムを増すパートではGILGAMESHなどカンタベリーに通じる宝石のような叙情を感じさせるアンサンブルが印象的。インストですが、アルゼンチンらしい繊細な歌心に溢れた好グループです。

  • CUCAMONGA / ALTER HUEVO

    これはカンタベリー/レコメンのファンは必聴!アルゼンチンの新鋭レコメン・グループ、12年作

    アルゼンチンの新鋭レコメン系グループ、2012年作。サックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊による5人組。ナショナル・ヘルスあたりのカンタベリー色、サムラを彷彿させるユーモラスな屈折感を混ぜ込んだサウンドは、硬質かつしなやか。テクニック、アンサンブルの構築ともにハイ・レベル。これは素晴らしいグループです。70年代のグループと言っても分からないサウンド・プロダクションも魅力的。カンタベリー/レコメンのファンは必聴です!

  • MOVING GELATINE PLATES / MOVING GELATINE PLATES

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    フランスのジャズ・ロック・グループ、70年作の1st。手数多く軽快なドラムと動き回るベースによる疾走感溢れるリズム隊を土台に、ギターがテンションいっぱいにカッティングを刻み、フルートやサックスがエネルギッシュに炸裂!シリアスなだけでなく、ユーモアも盛り込むなど、ソフト・マシーンやヘンリー・カウなどカンタベリー勢からの影響大。まだゴングが1stをリリースしていない70年ということを考えると、恐るべしな作品。北欧のサムラに通ずる痛快さもあり。カンタベリーのファンは必聴の名作です!

  • INNER EAR BRIGADE / DROMOLOGY

    カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンド、17年作2nd、前作の延長線上で楽しめるカンタベリー・エッセンス香る芳醇で知的なアヴァン・ポップ/ジャズ・ロック、これは素晴らしい!

    世界のチェンバー/アヴァン系の先鋭的なバンドを多く輩出しているAltrOckレーベルよりデビューした、カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンドによる待望の17年作2nd。前作『RAINBRO』では女性ヴォーカルを擁しカンタベリー・エッセンスをたっぷり含んだポップな音作りがたまらない個性派ジャズ・ロックを聴かせた彼らですが、本作でもその唯一無二のサウンドは健在です。全盛期ゴングばりの強度と緩急自在のしなやかさで聴かせるジャズ・ロックをベースに、カンタベリー風の芳醇かつ流麗なホーン・セクションとスラップ・ハッピーあたりを彷彿させる浮遊感あるメロディをちょっぴりミステリアスに歌う女性ヴォーカル。演奏自体は角の立った硬派なジャズ・ロック・テイストがあるのですが、一貫して軽やかなポップ・エッセンスが効いており、無骨な印象は一切与えないハイセンスなサウンドメイクが相変わらず素晴らしすぎます。前作を気に入った方は勿論、カンタベリー・ロック・ファン、ゴング・ファン、スラップ・ハッピーのファンも「これはっ!」となること間違い無しの一枚に仕上がっています。

  • CYCLONE QUEST / DARK WORLD

    フランスの新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年作、コンテンポラリー・ジャズ+カンタベリー・ロックと言える、モダンとヴィンテージを絶妙に取り合わせたハイブリッドな現代ジャズ・ロック作

    フランスの新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年作。ミニマル・タッチも交えた浮遊感あるジャズ・ロック・アンサンブルに、モノローグ調の英語ヴォーカルがたゆたう、コンテンポラリーなジャズ・ロックを展開。演奏が白熱してくると、NATIONAL HEALTHあたりのカンタベリー・ジャズ・ロックを意識した激しくも芳醇な演奏へと発展していき、かなり聴き応えあります。女性スキャットをフィーチャーしたパートではベルギーのCOSあたりも彷彿。コンテンポラリー要素/アヴァンギャルド要素はありますが、カンタベリー・ロックを中心とする70年代憧憬の味わいあるアンサンブルと上手く組み合わせ、個性的なジャズ・ロック・サウンドを提示している力作です。

  • NEEDLEPOINT / DIARY OF ROBERT REVERIE

    ノルウェー出身の新鋭プログレ/ジャズ・ロック・バンド18年作、初期CARAVANを浮遊感と透明感あるポスト・ロック的センスで料理したかのような、人懐っこさとモダンなシャープさが同居する名品!

    2010年デビュー、ノルウェー出身の4人組新鋭プログレ/ジャズ・ロック・グループによる18年作4th。このサウンド、まるで初期CARAVANを浮遊感と透明感あるポスト・ロック的センスで料理したかのような素晴らしさ!手数多く硬質なジャズ志向のリズム隊に乗って、芳醇なオルガンが湧き出し、エレピが可憐にささやくと、クリーントーンとフィル・ミラーの影響を感じるファズを使い分けメロディアスにフレーズを紡ぎ出します。そしてジェントルに歌い上げる英国的な淡く翳のあるヴォーカルがまた素晴らしい。アンサンブルはタイトに引き締まっていますが、メロディには初期CARAVANが持っていた人懐っこいポップさがたっぷりで、ポスト・ロックを通過した知的でシャープな質感と70年代的な温かみが何の違和感もなく融合しているサウンドに驚かされます。またオルガンやエレピが時おり聴かせるコロコロした愛らしいプレイからは、フィンランドのWIGWAMも想起。カンタベリー・ロック影響下の新鋭は近年少なくありませんが、これほどカンタベリー・ロックを巧みに現代的なサウンドへと溶かし込んだアプローチはそうはないでしょう。CARAVANファンには是非聴いてみてほしい一枚!

  • GRASLAND / ECHT NULL !

    カンタベリーとハード・ロックとジャーマン・シンフォの邂逅!?異色のジャーマン・プログレ81年作

    ベルリン出身のプログレ・グループ、81年唯一作。カンタベリー・ロックからの影響を伺わせる美麗なエレピを全面的にフィーチャーしつつ、同時にハードに歪んだギターが骨太にリフやソロを奏でていくという、「カンタベリー・ハード」的サウンドがなんとも独特。さらに時にはジャーマン・シンフォを思わせるスペーシーで硬質なトーンのシンセも雪崩れ込んできて、まさにドイツらしい「ごった煮」感満載の音世界が作り上げられています。とはいえ優しく人間味あるメロディ、また同時期の西ドイツではやや珍しい独語ヴォーカルの醸し出す「いなたさ」など、全体的に親しみやすい雰囲気が漂っているのは好印象。ジャーマンもの好きは勿論、カンタベリー・ファンも変わり種ながらチェックしてみてはいかがでしょうか。

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