2018年2月9日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
こんにちは。各地で大寒波が訪れている今冬。一体いつまで続くのでしょうかね。皆様体調など大丈夫でしょうか。
さて、今週は「雪見プログレ」というテーマでfacebookに投稿してまいりました。
雪に似合うプログレッシブ・ロックを様々な国から取り上げてまいりました。どうぞご覧ください。
一日目の今日は、キャメル『ムーンマッドネス:月夜の幻想曲』。
叙情的なサウンドでここ日本でも大人気、今年5月には来日も決まっていますね。
76年作のこちらはジャケット通りの美しくおぼろで、この上なくファンタジックな作品。
淡雪のようなフルートと、モワモワと温かみあるムーグ・シンセの音が作品にふんだんに幻想性を与えています。
そして軽やかに変拍子を紡ぐリズムセクションは、ただ美しいだけでないドラマチックな展開を繰り広げていて、聴きごたえたっぷり。
再生し終わった頃には別世界にいっていたかのような感覚を味わえます。(みなと)
今日の作品は、フランスのシンフォ・グループASIA MINORによる80年作『BETWEEN FLESH AND DIVINE』です。
昨日はキャメルのアルバムをご紹介しましたが、このグループ、一部では「フランスのキャメル」とも呼ばれるほどにメランコリックな叙情性が特徴的なサウンドを奏でます。
軽やかな中にも一抹の切なさを秘めたフルートの旋律、虚ろな響きのヴォーカル、そしてトルコ系フランス人によるバンドという出自がもたらすほのかなエキゾチズム…。
夢と現を行き来するような儚げな音像は、はらはらと静かに雪が舞い降る情景を美しく彩ってくれそうです。(佐藤)
本日はイタリアのバンド、ホストソナテン08年作『ウィンタースルー』です!
ご覧ください、この冬らしく美しいジャケットを・・・
叙情的なシンフォニック・ロックを奏でるこのバンド、「四季」を表現したコンセプト・アルバムを出しており、今作は「冬」を表現しています。
粉雪のようなピアノと垂れ込める雲のようなメロトロンが基調となり、作品全体を覆うのはダークでメランコリックなムード。
全体が静かめなのかと思いきや、ギターやホーンが活躍する吹雪のような激しいパートもあって、作りこまれたアレンジと展開に思わず唸ってしまいます!(みなと)
最後にご紹介するのはカナダはケベックの傑作プログレ、POLLENの76年作『POLLEN』です。
ケベックと言えば日本の「さっぽろ雪まつり」、中国の「ハルビン氷祭り」と並ぶ世界三大雪まつりのひとつ、「ケベック・ウィンター・カーニバル」が開催される都市。
この「ウィンター・カーニバル」は1894年からなんと100年以上にもわたって開催されており、マイナス30度の寒さのなか雪像の製作や犬ぞり、パレードなどさまざまな催しで大変な賑わいを見せるそうです!
そんな冬の街ケベックが生んだPOLLENは、まさに雪景色にピッタリの清らかなシンフォニック・ロック。
繊細でキラキラとした音のギターはまるで雪の結晶のようだし、ぬくもりのあるシンセや叙情的なヴォーカルもどこまでもファンタジック。
幻想性に満ちたこのサウンドを聴いていると、雪国に連れていかれたようでちょっぴり体温が下がりそう。なるべく暖かい部屋で聴くのをオススメします…!(増田)
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