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暑い夏にいかが?雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行~ユーロ、北米、南米周遊の旅~

毎日、暑いですね。

今日熊谷では40度を超したとか・・・

たいへんな毎日ですね。皆様どうか、無事に夏を過ごせますよう。

そこで今日は、少しでも涼んで頂けるように、雪を連想させるプログレ作品をピックアップいたしました!

雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行』と題しまして、透明感あるファンタスティックでリリカルな作品を求めて、イギリスを出発点に、ユーロ各国から北米、南米へと世界中を巡ってまいりましょう。

まずはイギリス!定番からまりましょう。

イギリス

雪景色にぴったりのブリティッシュ・プログレといって真っ先に思い浮かぶグループといえば?

はい、そうです、やっぱりCAMELですよね。

『SNOW GOOSE』はもちろんのこと、次作の『MOONMADNESS』も雪景色にピッタリですよね。

CAMEL/MOONMADNESS

柔らかなキーボードを下地に、流れるようなフルート、リリカルなギターが幻想的な絵を描く。
アンディ・ウォードの歌心ありつつ、シャープに引き締まったドラミングも特筆ですね。

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さぁ、それではイタリアにひとっ飛びしますよ~。

はい、なんでしょう、そもそもイタリアに雪が降るのかって?

たしかに暖かいイメージがありますが、イタリア北部はアルプス山脈に接してますし、緯度でいうと北海道と同じなんです。

こんな景色が見られますよ~。

イタリア

紹介するのはLOCANDA DELLE FATE。彼らもイタリア北西部はピエモンテ出身なので、ナポリなど南部の暑いグループとは違う、しなやかな幻想美が印象的ですね。

LOCANDA DELLE FATE/FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU

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どうです?静謐なタッチのリリカルなピアノ、繊細なタッチのギター、シャープなドラミングが雪景色にピッタリでしょう?

オランダ

さてお次は、オランダのCHRISをご紹介!

出世作となった2012年のクリスマス・アルバムで、タイトルはずばりの『SNOW STORIES』!

ジャケット通りのしんしんと雪が降り積もるような幻想的な演奏から、一転して艶やかなストリングス・シンセとギターが躍動感いっぱいに飛び出していくオープニングからまばゆすぎです。

CHRIS/SNOW STORIES

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CHRISにその溢れる創造性の源についてインタビューをお願いしたところ、快く受けてくれました!


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オランダと言えば、透明感あるキラキラしたキーボード・ワークでクラシカルかつポップなサウンドを奏でるトレースもまた冬にぴったり。

TRACE/BIRDS

あのリッチー・ブラックモアにも敬愛される天才キーボード奏者のRick Van Der Lindenによる、クラシックからR&B~ジャズまで吸収した演奏は躍動感たっぷりで、ハード・ロック的なスピード感とダイナミズムを持ったリズム隊と相成って、彼らのサウンドを一言で言うならば、ずばり「踊れるクラシカル・プログレ」!

まるで雪が降ってきたときのどうにもワクワクしてしまう子供心のような音と言えますね!

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やっぱり雪の降る冬のクリアな青空には、クラシカルなピアノやオルガンがぴったりだなぁ、ということで、東欧はチェコへとひとっ飛びしまして、COLLEGIUM MUSICUMを紹介!

チェコ

COLLEGIUM MUSICUM/KONVERGENCIE

バンドを率いるKey奏者のMARIAN VARGAは、トレースのRick Van Der Lindenにも劣らぬ東欧を代表する名プレイヤー&コンポーザーですね。

東欧というとロック後進国というイメージがありますが、西洋音楽史で考えれば長く中心に位置していたわけですし、共産圏のロック、というより、ハプスブルク帝国の文化遺産が息づくブラチスラバという土壌で育まれたロック・ミュージックという方がしっくりきます。

格調高いクラシカルな調べは雪景色にぴったり。

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COLLEGIUM MUSICUM『KONVERGENCIE』 - ユーロ・ロック周遊日記

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これはずばりハプスブルク帝国ロック!? 共産圏のロック、というより、ハプスブルク帝国の文化遺産が息づくブラチスラバという土壌で育まれたロック・ミュージックという方がしっくりくる豊穣な名作を特集!

チェコからお隣ハンガリーへ!

ハンガリー

YESTERDAYS/HOLDFENYKERT

たおやかなアコギをバックにフルートがリリカルに舞い、溢れんばかりにメロトロンが鳴らされる!

極めつけは、美声の女性ヴォーカル!

ファンタスティックなシンフォニック・ロックとして一級品の傑作!

この新鋭グループはずばり必聴です!

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ハンガリーからはドナウ川をひたすらに東へと進みロシアへ!

ロシア

ジェネシスやキャメルやイエスのDNAを継いだ一級品の新鋭グループをご紹介!

QUORUM/KLUBKIN’S VOYAGE

もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。

リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!

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雪降る幻想的な景色にぴったりのプログレといえば、北欧プログレをはずすわけにはいきません!
ということで、スウェーデンへLet’s Go!

スウェーデン

まずは『指輪物語』からバンド名を取ったISILDURS BANEをピックアップ。ファンタジー文学の世界を北欧ならではの透明感ある空気で包み込み、音に紡いだようなファンタスティック極まるサウンドは絶品の一言。

ISILDURS BANE/SAGAN OM DEN IRLANDSKA ALGEN and SAGAN OM RINGEN

彼らの84年のデビュー作と、デビュー前の『指輪物語』をモチーフにした楽曲を再レコーディングした88年作とのカップリング。どちらも手工芸のような精緻で温かな逸品。

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トールキンのファンタジー文学の世界を楽器を通して音の物語として紡いでいくような、そんなファンタスティック純度100%と言える北欧はスウェーデンの名バンドISILDURS BANEを特集!

スウェーデンから海をはさんで、エストニアへ。

ジャズ・ロックの新鋭グループながら、透明感あるサウンドが幻想性たっぷりなPHLOXをピックアップ。

エストニア

PHLOX/TALU

硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。

まさか00年代のエストニアに、こんなにも幻想的でテクニックも抜群なジャズ・ロック・バンドが登場するとは!

絶品です。

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エストニアからバルト三国を南下し、ポーランドへ!

ポーランドと言えば、近年、ピンク・フロイドのDNAを継いだ幻想的でいて映像喚起的なグループが続々と登場してきています。

筆頭格のグループ、MILLENIUMをピックアップいたしましょう。

MILLENIUM/EGO

ジェネシスの叙情美とフロイドの内省感を合わせたようなメロディーを東欧的なメランコリーいっぱいのアンサンブルが包み込んだこの13年作、ドラマティック過ぎっ!

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ポーランドのみならず、現代のプログレ・シーン屈指と言えるグループMILLENIUMの2017年作『44 MUNITES』がリリースされましたので、彼らのこれまでの作品をピックアップしながら、ストーリーを追ってまいります!

東欧を後に、お次はフランス~。

昔からユーロ・ロックのファンに大人気のグループで、キャメル直系幻想プログレ最高峰と言えるグループと言えばASIA MINORですよね。

ASIA MINOR/BETWEEN FLESH AND DIVINE

うわ~、やっぱり雪景色には、フルートと柔らかに広がるキーボードがあいますね~。

クールで幻想的なジャケも良いです。

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さぁ、北米大陸にも行ってみましょう。

おやおや、カナダにこんなファンタスティックなジャケが!

なになに、アルバム・タイトルは『NI VENT NI NOUVELLE』・・・フランス語?

ということは、ケベックのグループですね!

MANEIGE/NI VENT NI NOUVELLE

キャメルに通ずる幻想性と、カンタベリー・タッチの愛らしい偏屈精神がブレンドしたサウンドはオリジナリティありますね。

コロコロとした叙情美は、北欧プログレにも通じています。

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冬のケベックと言えば、世界最大の雪祭りと言われるウインターカーニバルが有名ですね!

北米大陸をあとに、雪景色にあうプログレをもとめて、なんと南米はアルゼンチンへ!

はい、「詩情」を紡がせたら世界有数のソングライターと言えるチャーリー・ガルシア率いるグループをピックアップ!

SERU GIRAN/SERU GIRAN

天上からひらひらと降りてくるような奇跡のメロディはまるで粉雪のよう!?

センチメンタルなヴォーカル、フュージョン・タッチの流麗な演奏も雪景色にあいますよね。

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『雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行』のラストは、どうしてもこのバンドにしたくて、もういちど、北欧はスウェーデンへひとっ飛び!

2010年作3rdの『LOVER’S END』で大ブレイクしたMOON SAFARI!

その次の4thアルバムもまたメロディとハーモニーの洪水なんですよね。

MOON SAFARI/HIMLABACKEN VOL.1

雪景色というより、雪解けとともに春の訪れを感じる、そんな希望に満ちた景色が目に浮かぶサウンドです。

フィナーレを飾るにピッタリでしょう?

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『雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行』、お楽しみ頂けましたでしょうか?

みなさまにぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

関連カテゴリー

雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行

  • TRACE / BIRDS

    技巧派key奏者R.V.D.Linden率いるオランダのキーボード・プログレ・バンド、元WOLFのドラマーIan Mosleyが加入し制作された最高傑作75年作2nd、Darryl Wayもゲスト参加

    元EKSEPTIONのRick Van Der Linden率いるオランダのキーボード・トリオ。75年作2nd。クラシカルな美しさはそのままに、ロック的なダイナミズムを増した重厚なアンサンブルは驚異的な完成度。全プログレ・ファン必聴の傑作。Darryl Wayがゲスト参加。

  • ASIA MINOR / BETWEEN FLESH AND DIVINE

    トルコ系フランス人のメンバーが結成したシンフォ・グループ、CAMELを想わせるファンタジックかつメランコリックなフレンチ・シンフォの名作、80年作

    非常にフランスらしい冷ややかな質感を持ち、流麗なメロディーとフルート奏者によるリリカルな調べでCAMEL系の名グループとして知られるバンドの80年2nd。基本的な路線は前作から受け継がれたものですが、よりバンドとしてメリハリがつき、フルート、ボーカルのメロディーの洗練も素晴らしい名盤となっています。また、もともとトルコ系の人物を中心に結成されていることから、前作よりもエキゾチックなフレーズが目立ち、物悲しく郷愁を誘っています。はかなくも美しい美意識の詰まったシンフォニック・ロックの傑作です。

  • LOCANDA DELLE FATE / FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU

    イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作

    単発ながらイタリアン・シンフォニック・プログレッシブ・ロックの頂点に君臨する名盤を生み出したグループによる77年作。テクニカルでタイトなリズム・セクションをボトムに、アコースティック・ピアノやアナログ・シンセサイザー、チェンバロ、ギター、フルートといった楽器がふくよかなサウンドを彩る作風であり、ツイン・キーボード、ツイン・ギター編成で聴かせるその叙情性とファンタジアはイタリアン・シンフォニック・ロックの中でも飛びぬけたクオリティーを誇ります。PREMIATA FORNERIA MARCONIやMAXOPHONEといった叙情性と牧歌的な雰囲気を持ったグループにも全く引けを取らない奇跡の1枚であり、且つスリリングな技巧に裏打ちされた名盤となっています。

  • CAMEL / MOONMADNESS

    前作「スノーグース」と並び初期キャメルの持ち味が最大限に発揮されたファンタジックな大名作、76年作

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの76年4th。前作「スノー・グース」と並んでファンタジックなCAMELの音楽性をダイレクトに伝える作品であり、Andrew Latimerの消え入るような儚げなフルート、Peter Bardensの堅実かつ時に奔放なキーボードの妙技、そして軽やかに変拍子を紡ぐリズムセクションのトータル感で聞かせます。シンフォニックに、そしてジャジーに、肌触りの良いマイルドさを持った傑作であり、ゆったりと身を任せられるような自然なサウンドが一貫して個性的な1枚です。

  • YESTERDAYS / HOLDFENYKERT

    ハンガリー、メロトロンとフルートをこれでもかとフィーチャーした必殺シンフォニック・ロック!06年作

    ハンガリーのグループ。06年のデビュー作。たおやかなアコギをバックにフルートがリリカルに舞い、溢れんばかりにメロトロンが鳴らされる!極めつけは、流れるように美しいメロディとスッと入ってくる美声の女性ヴォーカル!全体的に柔らかな音像でハードさは無いものの、タイトなリズム隊のせいか、演奏はダイナミズムに溢れています。全員がテクニック抜群ですが、特にアコギ奏者はかなりの腕前で、格調高くリリカルなリードは必聴。ファンタスティックなシンフォニック・ロックとして一級品の傑作。本当に素晴らしいです。

    • SCR1010SEACREST OY

      ペーパーケース仕様、新装ジャケット&オリジナル・オーディオでの2014年新規リイシュー盤。バンドサイトでは、MUSEA盤と異なる06年にハンガリーでリリースされた音源で、LPのようなアナログのフィーリングを最大限に活かし、アコースティックやメロトロンが魅力的に響くようにミックスされているそうです

    • 盤質:無傷/小傷

      状態:良好

  • ISILDURS BANE / SAGAN OM DEN IRLANDSKA ALGEN and SAGAN OM RINGEN

    スウェーデンを代表するシンフォニック・ロック・グループ、84年作と88年作を収録

    ジェネシスやイエスやジェントル・ジャイアントなど英国プログレのファンだったメンバーにより76年に結成されたスウェーデンのグループ。84年のデビュー作と、デビュー前に制作してカセット販売し完売していた初期音源を元にリメイクした88年作3rdとをカップリングした2in1CD。幻想的に広がるキーボード、流麗なタッチのメロディアスなギター、優しい音色のリリカルなフルート。どちらの作品もジェネシスやキャメルなど英プログレのエッセンスとJ・R・R・トールキンの『指輪物語』などから影響を受けたコンセプトとがブレンドしたファンタスティックなサウンドが印象的です。北欧らしい透明感いっぱいのリリシズムが溢れるサウンドは、まるでキャメルやジェネシスのファンタスティックな要素のみを抽出したようです。アルバムのどこを切り取っても零れ落ちる美しいメロディ。本当に素晴らしい出来映え。傑作です。

  • PHLOX / TALU

    エストニアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、2010年作4th、ずばり名作!カンタベリーのファンは是非!!

    エストニアのジャズ・ロック・グループ、2010年の4thアルバム。手数多くシャープでアグレッシヴなリズム隊、流麗なフェンダー・ローズ、たおやかに飛翔するサックス!リズム隊の硬質さとエレピや管楽器のしなやかさとのバランスが絶妙。カンタベリー・ミュージックの遺伝子を受け継ぐ正統派グループ!これは素晴らしい作品です。ジャズ・ロックのファンにはかなりオススメ!痺れますよ。

  • COLLEGIUM MUSICUM / KONVERGENCIE

    東欧のキース・エマーソン、Marian Varga率いるクラシカル・キーボード・プログレ!71年作2nd

    東欧のキース・エマーソンと言えるKey奏者、Marian Varga率いる旧チェコスロバキア(現スロヴァキアのブラチスラバ出身)を代表するグループ。オリジナルは2枚組で全4曲という大作の71年作2nd。旧A面は、ジャズ・ロック寄りの手数多いスリリングなドラムの上を、端正な音色のオルガンが伸びやかにリフを奏でたり、時に変調したトーンでソロを奏でたり、ギターも負けじと流麗な早弾きで切れ込む、というスタイルのキーボード・プログレ。EL&Pのファンは「おおっ」となること間違いなしな展開。なお、ギタリストは、後にFERMATAを結成するFrantisek Griglakで、ジミヘンやペイジからの影響が色濃いブルージーなフレーズで楽曲にロック的ダイナミズムと陰影をもたらしています。旧B面は、リムスキー=コルサコフの交響曲『シェヘラザード』をモチーフにした楽曲で、トレースばりにクラシカルなキーボードが躍動するナンバー。キレのあるバンド・アンサンブルも圧倒的なテンションです。旧C面は、後に連名作も出す盟友、ヴォーカルのPavol Hammelを迎えた陽光溢れるようなリリカルなヴォーカル・ナンバー。格調高くもファンタスティックなピアノが絶品です。旧D面は、どんどんと無調のアヴァンギャルドな音世界へと展開・・・。80分にわたり、Marian Vargaのキーボード奏者&コンポーザーとしての才が爆発したキーボード・プログレの傑作です。

  • SERU GIRAN / SERU GIRAN

    チャーリー・ガルシアが凄腕ミュージシャンたちと組んだアルゼンチンを代表するロック・グループ、78年のデビュー作、南米の「詩情」が溢れ出す大傑作!

    チャーリー・ガルシア、デヴィッド・レボン、ペドロ・アズナール等によるアルゼンチンを代表するグループ。78年作の1stアルバム。天上からひらひらと降りてくるような奇跡のメロディ、センチメンタルなヴォーカルによる世界最高峰の「詩情」。フュージョン・タッチのテクニカルかつ流麗なバンド演奏。そこに、格調高くも親しみ溢れる弦楽器が絡むサウンドは言葉を失う素晴らしさ。テクニックをテクニックと感じさせず、すべてが「メロディ」へと登り詰めるアンサンブルは、P.F.M.やNEW TROLLSなどイタリアン・ロックの名グループにも比肩する抜群のセンス。すべてが完璧にかみ合ったアルゼンチン・ロックの一大傑作です。

  • QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

    ロシアからとんでもない新鋭が登場!70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!

    ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。

  • MOON SAFARI / HIMLABACKEN VOL.1

    まさか前作『LOVER’S END』を超える作品を作るとは・・・ソングライティング、バンド・アンサンブルの両方で「覚醒」した2013年の大傑作

    05年にデビューしたスウェーデンのグループ。2010年の『LOVER’S END』でブレイクし、2013年1月には来日。ライヴ・アルバム、ミニ・アルバムをはさんでリリースされた2013年作。フル・スタジオ・アルバムとしては通算4作目。

    聖歌隊のように壮麗なコーラスではじまり、キーボードとリズム・ギターが高らかに静寂を突き破ると、高音域に向かって伸びやかに飛翔するリード・ギター、コロコロと叙情がこぼれ落ちるピアノがとめどなくメロディアスなフレーズを奏で、ムーン・サファリならではのアンサンブルに胸が高鳴ります。歌メロもこれでもかとキャッチーで切なくて、豊かなコーラス・ワークも相変わらず絶品。これまでのムーン・サファリの良いところを全て盛り込んだような完璧なオープニング!リード・ヴォーカルのPetterが作曲で、彼らしい躍動感みなぎるメロディがとめどなく溢れた名曲です。

    続いては、もう一人のソングライターでKey奏者のSimon Akessonの曲で、これがまた素晴らしい!10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」を彷彿させるような陰影あるヴォーカル・パートではじまり、うっとりしているとこれでもかの急展開の幕開け。クイーンばりのオペラチックなパート、ジェントル・ジャイアントばりの変拍子でテンションみなぎるパート、ダークに渦巻くオルガン・プログレなパートを織り交ぜながらめくるめく展開します。後半は、ムーン・サファリらしくリリカルなフレーズと美しすぎるヴォーカル・パートの応酬で盛り上げ、まるでアルバムのフィナーレのようにとめどなく盛り上がっていきます。す、すごすぎるぞムーン・サファリ!

    次の曲も凄くって、クリムゾン『レッド』ばりのヘヴィなパートではじまり、クイーンというかジェリーフィッシュのようなコーラス・パート、そこからのまさかのジョージ・ハリスン風スライド・ギターが飛び出して、溢れ出るアイデアとそれを流れるように聴かせるバンドの一体感にはただただうなるばかり。

    歌心いっぱいの小曲2曲をはさんでからのSimon作曲によるラストの2曲がまた素晴らしくて、ソングライターとしての覚醒を感じます。詳細にレビューしたいですが、あまりにレビューが長すぎちゃうので、聴いてのお楽しみに!

    『LOVER’S END』であれだけの高みに上りつめた後で、次の展開はどうなるのかと思っていましたが、まさか『LOVER’S END』が序章だったとは・・・。ビートルズで言えば、『ラバーソウル』の後の『リヴォルヴァー』ぐらいの尖りっぷり!恐るべし才能。バンドの最高傑作であり、00年代以降のプログレ最高到達地点と言っても過言ではない大傑作!圧倒的なメロディ・センスはジャンルを超越していて、プログレ・ファンのみならず、キャッチーなメロディが好きなポップ・ファンも間違いなく心躍ることでしょう。これは必聴です!

  • CHRIS / SNOW STORIES

    オランダ出身のマルチ・ミュージシャン、4作目となる12年作、クリスマスをテーマにしたひたすら優美な音世界がすばらしい傑作!

    オランダのマルチ・ミュージシャンによる前作から1年を経ずに早くもリリースされた2012年作4th。ジャケット通りのしんしんと雪が降り積もるような幻想的な演奏から、一転して艶やかなストリングス・シンセとギターが躍動感いっぱいに飛び出していくオープニングから作品の世界に一気に引き込まれます。甘い歌声のキャッチーなヴォーカルとハート・ウォームなメロディ、ムーン・サファリばりの透明感と広がりを持ったコーラス・ワーク。そして、ジェネシスやキャメルのDNAを受け継ぐ優美で歌心いっぱいのギター。包み込むように優しい音色で演奏を彩るヴァイオリン、チェロなど弦楽器も印象的で、ひたすらファンタジックに紡がれるアンサンブルに心躍ります。それにしてもこのオープニングの「High Spirits」は、ムーン・サファリ『Lover’s End』に入っていてもおかしくはないほどに素晴らしすぎるファンタスティック・ロック。その後も、クリスマスをモチーフにした作品らしく、ハートウォーミングな優美さに満ちた楽曲が並んでいます。アンサンブルからヴォーカル、メロディまで、どこを切り取っても溢れだすロマンティックな叙情美。音もひたすらにヴィンテージで温もりに溢れています。ファンタスティックなシンフォニック・ロックのファンにはたまらなすぎる傑作!

  • MANEIGE / NI VENT NI NOUVELLE

    カナダはケベック出身グループ、ファンタスティックなチェンバー・ロック、77年作

    カナダのジャズ・ロック系シンフォニック・ロックバンドの76年3rd。バンド・セクションにフルートのマイルドな響きを加えたテクニカル且つデリケートな味わいを持つジャズ・ロック作品となっており、技巧的なジャズ・ロックアンサンブルと、CAMELのようなマイルドで繊細な質感の狭間を行き来するファンタジックな音像を構築しているのがとても個性的です。変拍子に包まれたせわしない進行を聴かせながらユーモラスなメロディーやカンタベリー的な肌触りを演出するなど、その幻想的でかわいらしい中に内包されたヴァラエティーの多さには脱帽するしかありません。

  • MILLENIUM / EGO

    ポーランド・プログレ・シーンを代表するシンフォ・バンド、ずばり最高傑作と言える13年作9th

    99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。ネオ・プログレとピンク・フロイドの影響の元に、メランコリックで映像喚起的なサウンドでデビューし、徐々に洗練させながら、前々作、前作で到達した、「プログレ」の枠を超えた、ピンク・フロイド『ウォール』ばりのスタイリッシュな「ロック」サウンド。2013年作9thである本作では、スタイリッシュさはそのままに、叙情性を増し、シンフォニック・ロックとして孤高のサウンドを聴かせています。映像喚起的なSEから入り、中欧の森を思わせるアコギのリードが静かに鳴るイントロ。その静寂を打ち破って轟くヘヴィなギターとキーボードによる音の壁とギルモアばりに伸びやかに泣くリード・ギター。そして、何より素晴らしいのがメロディーとヴォーカル。ピンク・フロイドの内省感とネオ・プログレの叙情美とが出会ったような美旋律、そして伸びやかさの中に翳りを感じさせるハイトーンが魅力のヴォーカルは、もう絶品の一言。99年のデビュー作での「空間的な音響センスに溢れたシンフォニック・ロック」を、これまでの作品で培ったテクニックとサウンド・メイキングのセンスにより圧倒的な強度で聴かせた一大傑作。熱くも透徹としたロマンティシズム。これはずばり最高傑作!

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