2019年6月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日はドノヴァンの作品からスタートして、英国のアシッド・フォークを聴いていこうかと思います。
1946年、スコットランドのグラスゴーに生まれたドノヴァンは14歳でギターを初め、学業と放浪の後、英国フォーク・シーンで歌い始めました。
60年代後半からはサイケデリック・ムーブメントの流れを汲んで、サイケデリックでドリーミーな独特の作品を発表するように。
65年という時代を反映した逆回転やシタールなどサイケデリックな雰囲気と、ドノヴァンならではの牧歌的でゆらゆらと幻想的なヴォーカルとが絶妙にバランスしたサウンドは、名付けてメルヘン・アシッド・フォーク!?
1960年代にスコットランドで結成されたフォーク・グループ、インクレディブル・ストリング・バンド。
メンバーのアジアや中東旅行の経験を活かし、英国フォークとシタールやタブラ等の東洋音楽をオーガニックに結び付けたサウンドは唯一無二。マジカルなジャケ通り、魅惑のアシッド・フォーク逸品。
コンガやボンゴのポコポコしたリズム、フルートやサックスのユラユラした響き…頭のネジが1本ずつ緩んでいくような、まどろみ英国アシッド・フォーク。
英国6人組ロック・バンド、69年唯一作。
後のHEADS HANDS & FEETとなるアルバート・リーをはじめとしたメンバーや、FOTHERINGAYとなるメンバーが在籍、ニッキー・ホプキンスも参加の、いわばスーパー・バンドです。
実に様々な要素があるのですが、時おりドノヴァン風フォークが挟まれており、心なごみます。
ジョン・ピールに見いだされ、ハーヴェストからデビューした英国のフォーク・トリオ、フォレスト。
マンドリンやチェロ、リコーダーなど多数の楽器が優しく鳴り、幻想的ながらも清い美しさのあるフォークです。ジャケにあるような中世英国の森で、夜な夜な奏でらていそうな音楽です。
英国フォーク・デュオ、1973年リリースの唯一作。
一音一音が幻想的に輝くアコースティックの調べ、優美なオーケストレーション。
丘陵に沿って広がる田園、清らかに流れる小川、風にそよぐ木立など、英国片田舎の風景がありありと浮かび上がってきます。
いかがでしたでょうか。英国のアシッド・フォークは、独特の憂い・陰りがあって、たまりませんね!
最高傑作と評される71年作。英国に伝わる童謡を元にして制作されたブリティッシュ・フォーク作品で、ファンタスティックな中にも、どこか物憂げな雰囲気や暗さがあるのが、いかにも英国的。ドリーミーかつ深みのある歌声と格調高いメロディには、「孤高」と言えるような芯の強さがあります。傑作です。
盤質:傷あり
状態:並
ケースツメ跡あり、スリップケースの接合部外れあり
英国北部のウェスト・ヨークシャー州リーズ出身、男性デュオを中心としたグループ。今作の特徴は、様々な民族楽器を駆使した風変わりで幻想的なアンサンブルです。12弦ギターがかき鳴らされ、コンガやボンゴのポコポコとしたリズムにのって朴訥としたボーカルが響き、その上をフルートやリコーダー、テナーサックス、チャンターなど多様な管楽器が浮遊感ある音色で縦横無尽に行き来します。聴いていると頭のネジが緩んでしまうような、不思議な音楽体験が得られます。トラッド色はあまりなく、少し陰りのあるストレンジなメロディーが次から次へと押し寄せて来る様子は、FORESTやDR. STRANGELY STRANGEにも近い、まどろみヒッピー・フォークと言える作品です。
ウィリアムソン、ヘロンに加えて、ローズ・シンプソンを迎え発表された4作目。68年作。「キリストの受難は[死]と[再生]という永久に循環するドラマの一部である」という哲学的なテーマに基づいたコンセプト作!
ロビン・ウィリアムスンとマイク・へロンを中心とするISBの6枚目。2曲目「WHITE BIRD」で顕著なように、オルガン、フルートによる荘厳なアレンジ、重厚なハーモニーなどより洗練された格調高いサウンドが素晴らし。
フェアポート・コンヴェンションのデイヴ・マタックスを迎え、よりロック色を強めた70年の7作目。歌詞・対訳付。
英国6人組ロック・バンド、69年唯一作。後のHEADS HANDS & FEETとなるアルバート・リー、トニー・コルトン、レイ・スミス、ピート・ゲヴィン、FOTHERINGAYとなるジェリー・ドナヒュー、パット・ドナルドソンが在籍、ニッキー・ホプキンスも参加の、いわばスーパー・バンドです。実に様々な要素がある作品ですが、おすすめは2曲目、長尺の「The Days I Most Remember」です。この曲が、プロコル・ハルムばりの濃厚なブリティッシュ・ロックなのです!哀愁あるギター、叙情溢れるオルガンと細やかなピアノ、男臭いボーカル、荘厳な響きのコーラス・・・これらが合わさって、陰影たっぷりの旋律をじっくりと聴かせてくれます。他にもドノヴァン風フォークや、米憧憬カントリー・ロックなど、69年英国ロックのサウンドをギュッと凝縮したようなアルバムです。ちなみにバンド名はサイモン&ガーファンクルの「Homeward Bound」から取ったそうです。
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