2017年2月2日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊
タグ: フォーク
ブリティッシュフォークを聴いて思い浮かぶのは、雲の垂れこめた空や鬱蒼とした森・・・
カケレコの中古棚から、いい感じにどんよりとしたブリティッシュフォークの名盤をピックアップ致しました!
英サフォーク・ノーフォーク出身フォークグループ、1975年作。
男女で半々くらいボーカルをとっているのですが、ヴァージニア・アストレイにも似たイノセントな女性ボーカルが格別で、古楽器を多用した中世的な旋律とともに物悲しく美しい音世界を築いています。
Steeleye Spanの結成時メンバー、Gay WoodsとTerry Woodsによる夫婦デュオ、75年1ST。
ゲイ・ウッズの伸びやかな歌声、テリー・ウッズの朴訥とした歌声が心地良いです。
英エレクトリック・フォーク・グループ1977年作。
ボーカルのマンディー・モートンはサンディー・デニーを深く尊敬しており、楽曲や歌い方にもそれが聴いて取れます。
Sprigunsのメンバー、マンディ・モートンのバンド、1983年作。
ジャケットからして濃厚なブリティッシュフォークかと思いきや、ロック色が若干強めで、ネオアコやギターポップにも通じる爽やかさがあります。シンセを効果的に使ったポップな「Time machine」が新鮮!
英国フォークを代表するフィーメール・ヴォーカリストの一人、マンディー・モートンを中心としたバンドで、本作は、77年発表の2ndアルバム。トラッドを下地にしたブリティッシュ・フォーク・ロックを基調としながらも、エレクトリックな楽器をふんだんに用いたアレンジが、新たな地平を切り開いた名盤です。ブリティッシュ・フォーク3美神が提示した”気品”に、70年代ブリティッシュ・ロックの持つ”けだるさ”が加わったような内容は、60年代末から脈々と流れる英国サウンドを総括したと言っても過言では無いほどの素晴らしさ。気品溢れる管弦楽の調べ、ニック・ドレイクの1stにて素晴らしいオーケストラを吹き込んだロバート・ギルビーによる重厚かつ荘厳なストリング・アレンジ、表情豊かなエレクトリック・ギター、ミスティックなマンディーのヴォーカルと、すべてが有機的にからみあったサウンドは、もう究極の一言。
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