ブリティッシュ・フォークの大きな魅力の一つが、透き通るような繊細な歌声で僕らを魅了しつづけるフィメール・ヴォーカリスト達の存在。「英フォーク三種の神器」または「三美神」と称されているメロウ・キャンドル、チューダー・ロッジ、スパイロジャイラを筆頭に、トラッドに根ざした芯の強さや荘厳さとともに、米ウェストコースト・ロックやSSWからの影響も感じさせる清涼感や流麗さとがブレンドされた美しすぎる作品達をここにピックアップいたしましょう。
ミスティックなクローダーと清楚なアリソンによるツイン女性ヴォーカルのこの上なく美麗なハーモニー・・・。さすがは、英フォーク「三種の神器」の筆頭格とも評価される屈指の傑作。
イギリスのテューダー朝からその名を取った英国トラッド・フォークの名バンド。女性ヴォーカルのANN STEUARTはアメリカ人で、爽やかに澄み切った歌声が印象的。アコギ・ストロークや管弦楽との清涼感たっぷりの競演が美しい名品。
流れるようなフルートの音色はこれぞ英フォークと言える「気品」に満ちていますね。アシッド臭ある男性ヴォーカルから、英フォーク屈指の女性シンガー、バーバラ・ガスキンの歌がスッと入る瞬間、時間が止まります。
フェアポート・コンヴェンションのヴォーカルとして活躍し、フォザリンゲイやソロとしても多数の英フォーク屈指の名作を残した、言わずと知れたヴォーカリスト。凛としたハスキーな歌声、そして卓越したソングライティングは、英フォークに筆頭格。
美しいメロディーと芯の強さが感じられる繊細なヴォーカルとが絶妙にマッチしていて、あまりの美しさに時間が止まります。
ブリティッシュ・フォーク・シーンを代表するフィメール・シンガー。71年の1stアルバム。雰囲気のあるモノクロームのジャケット写真そのままに、しっとりとした叙情性と格調高さに溢れた傑作。弱冠17歳とは思えない奥行きのあるサウンドは圧巻です。
囁くように歌われる透明感いっぱいのヴァシュティの歌声、そして、童謡のように素朴で美しい楽曲。森の中にひっそりと佇む湖のような、これほど「静」的なサウンドはこの作品以外に聴いたことがありません。
STEELYE SPANの女性ヴォーカリストMaddy Priorと、後に女性トラッド・シンガーを代表する存在となるJune Taborによるデュオ。76年リリースのトラッド・フォーク屈指の傑作。ツボを押さえた演奏により、2人の歌声が格調高く浮かび上がっています。
女性Vo.2人を要する編成、弦楽器が絡みクラシカルな雰囲気も感じさせる幻想的な楽曲など、メロウ・キャンドルを想わす英国プログレッシヴ・フォーク。プロデュースはPINK FLOYDを手がけたニック・メイスンで、リック・ライトもゲスト参加…!
スコットランドを代表する歌姫、メイ・マッケンナ在籍のエレクトリック・トラッド・グループ。74年の唯一作。この大人びていて伸びやかなヴォーカル、録音時10代だったとはとても信じられません・・・。
SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコード。気品漂う絶品英国フォーク。甘い男性ヴォーカルによるハーモニーもまた郷愁を誘います。メロウなフェアポート的趣。
瑞々しい女性ヴォーカルが魅力的な71年リリースの英国フォーク激レア・アイテム!初期フェアポートを素朴にしたような、ほのぼのとした魅力がたまりません。
透明感ある女性ヴォーカルが素晴らしすぎ!オープニング・ナンバーが特筆で、チューダー・ロッジのファンは胸キュンでしょう。美しいジャケットの世界そのままの英フォーク秘宝。74年唯一作!
英国フォーク3美神に引けを取らない逸材!メロキャンに通ずる絶品!初めて聴いた時は、メロウ・キャンドルにかなり影響受けてるな、なんて思いましたが、発表年を見てびっくり。彼らより早いじゃないか!女声2人と男声1人による幻想的作品!
Seabourne兄妹を中心とする英トラッド・フォーク・グループで、原盤は激レアでポコラ本にも掲載されている72年のデビュー作。凛とした歌声の気品ある女性ヴォーカルとズシリと重みのある格調高い歌声の男性ヴォーカルという兄妹による細やかな空気の震えが伝わってくるような歌唱が絶品。
清楚な歌声が魅力の女性SSWによる71年の唯一作。ニック・ドレイク1stの弦楽アレンジで有名なロバート・カービーや、ストローブスのデイヴ・カズンズなどが参加したリリカルかつ優雅なアンサンブルも絶品。
男女ヴォーカルの英フォーク・グループ。72年にYORKよりリリースされた唯一作で、原盤は500枚限定プレスの激レア盤。ジョニ・ミッチェルとリチャード・トンプソンが男女フォーク・デュオを組んだとしたら?といったイメージの驚愕の一枚。
イギリスの女性SSW、80年作の2nd。プロデュースは、自身でもジェントルな英SSW名作を数多く残すPhillip Goodhand-Tait。ストリングス・アレンジは、Nick Drakeの1stで知られるRobert Kirby。80年作というのを感じさせないアコースティックなフィメール・フォーク逸品。
男女ヴォーカルの英フォーク・グループ。72年にYORKよりリリースされた唯一作で、原盤は500枚限定プレスの激レア盤。ミスティックでかげりのあるフィメール・ヴォーカルとジェントルな男性ヴォーカルが魅力。フェアポート・コンヴェンション「ミート・オン・ザ・レッジ」やザ・バンド「アイ・シャル・ビー・リリースド」のカバーなど、アーシーさと気品が絶妙にバランスしたフォーク・ロックから、ピアノや管弦楽が流麗に彩るSSW的な曲まで、メロディ、アレンジともハイ・レベル。これほどの作品がなぜ500枚限定だったのか不思議です。英トラッドを基本に、米ロックのアーシーさや洗練が加わった、英フォーク・ファンにも米SSWファンにもオススメな逸品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
英国フォークの激レア・アイテムとして知られる71年作。女性ヴォーカル、アコースティック・ギター3人の4人編成で曲によってベースが入ります。女性ヴォーカルが素晴らしく、瑞々しさに溢れた歌声は女性フォーク・ファンなら漏れなく虜になる魅力を持っています。Bob Dylan、Joni Michell、Simon & Garfunkel、Joan Baez等、アメリカ人アーティストの楽曲を多くカヴァーしており、アコースティック・ギターによる素朴で繊細なアンサンブルは、フォーク・ロック寄りの溌剌としたもの。初期FAIRPORT CONVENTIONをより素朴にしたような、ほのぼのとした魅力がたまりません。英フォーク・ファンには是非おすすめしたい一枚。
Seabourne兄妹を中心とする英トラッド・フォーク・グループ。原盤は激レアでポコラ本にも掲載されている72年のデビュー作。ズシリと重みのある格調高い歌声の男性ヴォーカル、凛とした歌声の気品ある女性ヴォーカルというSeabourne兄妹による細やかな空気の震えが伝わってくるような歌唱。そして特筆なのはフィドル奏者がメンバーに居ることで、物悲しい旋律を艶やかな音色で奏でるフィドルにはただただ感情が揺さぶられます。マイナーな作品ながら、英トラッド・フォークのファンは必聴と言える名品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり
70年の唯一作。SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコード。気品漂う絶品英国フォーク。甘い男性ヴォーカルによるハーモニーもまた郷愁を誘います。タイトル曲を筆頭に、「UNHALFBRICKING」あたりのフェアポートをもうちょっとメロウにしたような流麗な名曲揃い。英国フォーク好きは必聴これは傑作です!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
初めて聴いた時は、メロウ・キャンドルにかなり影響受けてるな、なんて思いましたが、発表年を見てびっくり。彼らより早いじゃないですか。こんな音源がおそらく友達に配られただけで埋もれていたなんて、空恐ろしい。フィーメール2人とメール1人による幻想的なコーラス・ワークと魅惑的なメロディーは、いわゆる英国フォーク3美神なんかと比べても引けをとりません。絶品です!
Mike Oldfieldの作品への参加でも有名なClodagh Simmondsが在籍したブリティッシュ・フォーク・ロックの代表的グループの72年作。TUDER LODGE、SPIROGYRAと並んで英国トラッド・フォークの「三種の神器」と言われる本作は、適度なサイケデリアとアコースティックな味わいを持ち、湿り気のある英国叙情を伝えます。ジャジーなリズム・セクションを下地に端正なピアノやハープシコードがクラシカルに響き、楽曲によっては隠し味にメロトロンをまぶした作風。加えてバンドの個性である女性ツインボーカルは、ただただ美しいメロディーを歌い上げます。David WilliamsとAlison O'Donnellは本作リリース後に南アフリカへと渡りFLIBBERTIGIBBETを結成します。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2039+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯中央部分に色褪せあり
フェアポートを抜けたサンディー・デニーが71年に発表したファースト・ソロ。フェアポートと比べてトラッド色が薄まった分くっきりと浮かび上がる彼女の繊細な歌声が絶品。いかにも英国フォーク的な荘厳なメロディーがまた素晴らしく、盟友リチャード・トンプソンのつぼを押さえたギターも曲を一層引き立てています。
70年発表のブリティッシュ・フォークを代表する傑作。ヴァシュティのヴォーカルはもう天上の美しさで、その囁くように歌われる透明感いっぱいの歌声にはいつ聴いてもゾクゾクさせられます。童謡のように素朴で美しい楽曲がまた彼女の歌声にこれ以上ないほどマッチしており、透明感を少しも濁すことなく、歌声を素のままに伝えています。森の中にひっそりと佇む湖のような、これほど「静」的なサウンドはこの作品以外に聴いたことがありません。
紙ジャケット仕様、05年版マスター使用、ボーナス・トラック4曲、定価2800+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤無音部に目立つキズあり、小さいケースツメ跡あり
日本中のディープなロック・ファンから集まった中古CD、世界のニッチ&ディープな新品CDの在庫豊富!続きはリストで探求ください!