本日、216枚の中古CDをサイトにアップいたしました!どうぞ探求をお楽しみください☆
本日入荷の注目アイテムをピックアップいたしましょう~。
70年代に傑作を残したフレンチ・シンフォを代表する名グループ、タイ・フォンによる2013年作。オリジナル・メンバーでギター&ヴォーカルのKhanh Maiに、女性ヴォーカルなど新メンバー3人による4人のバンド・メンバーを中心に、多数のゲストが参加して制作。柔らかなトーンで夢想的に広がるキーボード、叙情がしたたり落ちるリリカルなピアノ、そして、70年代から彼らの魅力である繊細なタッチで伸びやかに紡がれる哀愁たっぷりの泣きのギター!オープニング・ナンバーから、流麗すぎるギター・ソロにグッときっぱなし。さらに、何と言っても魅力的なのが、男女リード・ヴォーカル!変わらぬセンチメンタルなハイ・トーンが胸を震わせるKhanhのヴォーカル、透き通った女性ヴォーカル。これでもかと美旋律と美声が響き渡ります。パーカッシヴなアコースティック・ギターや打楽器によるアジアンなエキゾチズムも良い案配で、甘美な歌世界を引き締めています。あとは、ジャケが初期作のようにファンタスティックだったら完璧だったんですが!アルバムのどこを切り取っても彼ららしいリリシズムが溢れでるシンフォニック・ロック逸品。
FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。90年代以降のイタリアン・シンフォを語る上で最も重要なグループ。春『SPRINGSONG』、冬『WINTERTHROUGH』、秋『AUTUMNSYMPHONY』に続き、四季をテーマにした作品の『夏』編。2011年作。キーボードがまるで幻想的な夜明けの風景のように広がり、パーカッションが躍動し、煌びやかなキーボードが朝露のようにこぼれ落ちる。そんな映像喚起的なイントロから期待度120%!太陽光が広がるようにドラムがスパっと入り、風のようなSEとともに、ギターが疾走を始める。メロトロンが溢れ出すのを合図にクールな音像へと場面が切り替わり、フルートがリリカルなメロディを奏で、アコギのアルペジオが入り、グッとファンタスティックなアンサンブルへ。柔和なトーンのムーグがしなやかにメロディを奏で、フルートが入って会話するように折り重なる。混声合唱のサンプリングとともに、フツフツとエネルギーを増加。フィナーレでは、スティーヴ・ハケットが乗り移ったかのようなギターが優美なメロディを奏でる。完璧なオープニング曲。2曲目は、一転して格調高いピアノではじまり、艶やかな弦楽器が重なり・・・。文句なしに素晴らしいサウンド!HOSTOSONATENの作品にやはりハズレなし。ファンタスティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の名作です。
FIREBALL KIDSから発展、改名し、KING CRIMSONのIan McDonaldのプロデュースでデビューしたアメリカのシンフォニック・ロックグループの作品であり、アメリカ産プログレッシブ・ロックの隠れた名盤とうたわれてきた75年デビュー作。前半はYES、GENESISといった英国のプログレッシブ・ロックバンドからの影響を感じさせながらアメリカらしいコーラスワークを駆使して展開し、後半は20分に迫る、ムソルグスキーのクラシック曲「はげ山の一夜」のプログレ・アレンジでファンタジック且つ技巧的なサウンドを聴かせています。まさに知る人ぞ知る傑作。
イギリスのテューダー朝からその名を取った英国トラッド・フォークの名バンドの71年作。SPIROGYRA、MELLOW CANDLEと並んで英国トラッド・フォークの「三種の神器」と言われる本作は、メロディーラインの良さで聴かせるフォーク作となっており、アコースティック・ギターなどを基本にフルートやストリングスの彩りも美しい傑作です。また女性ボーカルAnn Steuartはアメリカ人であり、その資質もあってか英国ロックの重さや英国トラッド・フォークの個性である翳りはさほど感じられず、むしろアメリカらしい澄みきった音像と爽やかな世界観を見せるのが個性的です。
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