TKCD004(THIEVES' KITCHEN) 【2008年発売CD】
KING CRIMSONのファンは是非。繊細なメロウネスとFRIPP風の硬質感が共存するギター、溢れ出るメロトロンらによるダイナミックなシンフォニック・ロックは圧巻!ANGLAGARDのKEY奏者の参加にも注目です
イギリスのグループ、ANGLAGARDのキーボード奏者を迎えて制作された08年作。泣きのフレーズからFRIPPを彷彿とさせるテンション・ノートのスリリングなフレーズまで雄弁なギター、広がり豊かなストリングス・シンセ、メロトロンの洪水、繊細なタッチのリリカルなピアノ、フルートなど豊潤な管弦楽器、澄んだ美声女性ヴォーカルが印象的なシンフォニック・ロック。メロトロンが溢れてギターがヘヴィに炸裂するKING CRIMSONタイプのパート、精緻なタッチのアコギとフルートを中心にメロトロンが鳴らされるファンタスティックなパート、バリバリの変拍子とキレのある演奏で疾走するアヴァン・ロック的なパートなど、起伏に富んだ構成は圧巻。これは素晴らしい作品です。シンフォニック・ロック・ファン必聴の名作。
アングラガルドを起点に、メロトロン溢れる新鋭プログレの傑作をピックアップ!
北欧の雄アネクドテンやアングラガルドを起点に、メロトロンが活躍する現代の名作をご紹介!
カケレコスタッフの日々是ロック:売れ筋タイトルを中心に麗しの女性ヴォーカル・プログレを探索!
最近入荷したCD、売れ筋CDの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月〜12月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2019年7月〜12月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
2015年にリリースされた新鋭プログレ作品のベストセラーTOP15!
2015年にリリースされた新鋭プログレ作品のベストセラーを発表いたします!
英プログレ・バンドRENAISSANCEのヴォーカル、アニー・ハズラムから続く美声女性ヴォーカル・プログレを、世界中からピックアップしてまいりましょう。
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
夏バテ気味のあなたに涼風を運ぶ、リリカルなフルート入りプログレ・セレクション!
あぁ、それにしても、毎日、暑い!ということで、風鈴の音が涼しい気持ちにしてくれるように、リリカルなフルート入りプログレでも聴きながら、少しでも暑さをやり過したいですね!
キング・クリムゾンのDNAを受け継ぐ90〜10年代プログレ特集!
迫りくる凶暴なアンサンブル、そして叙情美。クリムゾンの遺伝子を受け継いだ90年代以降の新鋭グループを世界中からピックアップ!
プログレの本場イギリスのハイレベルな新鋭バンドたちを一挙ピックアップ!
90年代以降のプログレシーンを盛り上げる北欧スウェーデンやイタリアに負けじと、本場イギリスからも、イエスやジェネシスやクリムゾンなど往年のグループのDNAを継いだ好グループが出てきております。注目の作品をセレクトいたしましょう。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
(英国+北欧)÷2=THIEVES'' KITCHEN(14 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
08年4th
Anglagardのキーボーディスト、Thomas Jonsonが参加したことで話題と
なった英国メロディック系プログレバンドの作品。
いわゆる英国然とした湿り気のあるサウンドと、Thomas Jonsonの各種
レトロなキーボードの北欧的な緊張感や寒々しさが不思議な融合を見せ、
懐の深いシンフォニックサウンドへと消化している点がこの作品の個性
であり、プログレにおいて核となるキーボーディストが、異国の地から
新しい風を吹き込んだ結果の好作と言えるでしょう。
音楽的にもThomas Jonson参加の影響は大きかったのか、全体と通して
ほの暗い北欧の陰りが見受けられ、また、女性ボーカルの参加もあって、
スウェーデンのPaatosやWhite Willowといったバンドが思い浮かびます。
AnglagardのMattias Olssonをプロデューサーとして迎え入れているよう
なので、北欧シンフォニック路線への意図的なディレクションがあったの
かも知れません。
ノルウェーのKerrs Pinkの泣きと清涼感はそのままに、King Crimsonが
混ざったらこんな感じかな、などと思いながら聴いていました。
もう少しメリハリをつけたタイトなアンサンブルだったらさらに良かった
のではないかな、と思います。
Anglagardを迎えて(2 拍手)
add.さん レビューをすべて見る
英、thieves’ kitchenの4th。2008年発表。
Anglagardのキーボード・フルート奏者をフィーチャーした意欲作。
その影響は判然としており、北欧らしい幽玄さを帯びた世界観が広がる。
また、女性ボーカルのもつ清涼感が機能し、非常に守備範囲の広い楽曲群を仕立てていて飽きさせない。
個人的にはジャケットのイメージそのままという印象。
表題曲から他小曲まで、プログレ初心者でも入りやすいのではないだろうか。アンサンブルアプローチとしては現代的。
キングクリムゾンや北欧勢が好みなら聴いてみて損はないかもしれない。