2013年12月27日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
今年リリースされた新鋭プログレ作品のベストセラーを大発表いたします!
前年に続き大豊作だった2013年の新鋭プログレシーン。人気バンドの最新作が数多くリリースされたり、往年の名バンドの復活作がリリースされたりと、話題作が尽きない1年でした。ランキングもそんな状況を反映した内容となっておりますよ♪
それでは栄えある1位からどうぞ!
ま、まさか、あの『LOVER’S END』を超えるとは・・・。覚醒したソングライティング、より一体感を増した演奏、アイデアみなぎるアレンジ。恐るべき才能。
イタリアのGENESIS系シンフォの歴史に新たな傑作が!?初期GENESIS式ファンタジーを理想的に受け継いだ壮大なシンフォ絵巻~!
現ロシアを代表するバンドのこの4th、もう聴かれました?クリムゾン的ヘヴィネスとヴァイオリンが奏でる豊潤なクラシカルサウンドが高次元で融合した驚愕の一枚!そこはかとなく香る民族音楽エッセンスもGOOD!こ、こりゃ素晴らしい~~
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キング・クリムゾンからの影響が感じられる硬質でアグレッシヴなサウンドをベースに、クラシカルなヴァイオリンやフルートが疾走するテクニカル・アンサンブルが痛快な、現在最も注目すべき新鋭の一つですLOST WORLDの魅力に迫るインタビュー!
ヴィットリオ、ニコ、ジャンニ、ジョルジョにルイス・バカロフって、あの『パート1』を作った時の黄金メンバーじゃないか!ストリングスとバンド・アンサンブルがスリリングに絡みあう演奏が圧巻の正真正銘シリーズ第3弾!
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クラブチッタ川崎で9月21日、22日の日程で開催されている、イタリアン・ロックが誇る2組の名バンド、ニュートロルス&アレアの来日公演に行ってまいりました。
まるでMOON SAFARIがデジタル&スペイシーな音響と出会ったような北欧シンフォがあるって!?一音一音が音の粒子となってきらめくようなこのサウンド、ちょっと他では聴いたことありません~
オランダのマルチ奏者による12年作、これがムーン・サファリばりの流麗で躍動感あるアンサンブルに、ジェネシス/キャメルを受け継ぐ夢見るようなロマンティックさが加わった絶品シンフォ作なんです。この一曲目、試聴是非っ!
スティーヴ・ハケットにデヴィッド・クロスにデヴィッド・ジャクソンにリチャード・シンクレアにバンコのジャコモなど、豪華ゲストが参加したイタリア新鋭の2013年作!
05年結成の英シンフォ・バンドなんですが、この13年作のクオリティが凄い・・。きらびやかなアコギやどこまでもクリアに広がっていくようなシンセの音色がひたすら美しいこのナンバー、試聴是非!→
現在の英プログレ界最高峰と言うべき実力派バンド、13年新作!70年代英プログレ譲りの薫り高き叙情がアンサンブルいっぱいに広がる、温かみのあるマイルドなヴィンテージ感が素晴らしすぎる一枚ですっ!
この圧倒的な技巧と躍動感、ずばりMARCUS VIANAやLOST WORLDのリーダーに匹敵するヴァイオリン奏者でしょう。手数多くタイトなリズム、繊細なピアノ/キーボードも絶品!この日本の新鋭、完成度高けぇ~!
キャメル、フィンチ、セバスチャン・ハーディがお好き?なら、このノルウェー新鋭の、ドラマティックな極上ギター・トーンも堪らないんじゃないでしょうか!?
フェスでの熱演が未だ印象深い伊プログレ史上屈指のヘヴィ・シンフォ・バンド、13年新作!若手を加えた7人編成で繰り広げられる「静」と「動」のダイナミズムに度肝を抜かれる快作に仕上がってます♪
カケレコ屈指の人気バンドLOONYPARKのKEY奏者によるプロジェクト12年作!アコギとピアノによって紡がれる、水面に陽の光がきらめくようなまばゆい輝きをまとったアンサンブルが素晴らしすぎる名品♪
インドネシア恐るべし。リターン・トゥ・フォーエヴァーから80年代以降のクリムゾンまでを飲み込みつつ、フラワー・キングスのロイネ・ストルトばりのイマジネーションで包み込んじゃうセンス。オススメですよ~。
北欧フィンランドの新鋭バンドによる13年作は、70年代プログレ名曲のカヴァー集!その中から70s英プログレ屈指の名盤よりこのナンバーをどうぞ♪なんとオリジナルkey奏者ロバート・ウェッブが参加!
00年代に入って以降、どんどんその規模と人気が高まってきている新鋭プログレシーン。これは2014年も大いに期待できそうですね。今後もカケレコは、新鋭探求に一層力を入れてまいりますので、宜しくお願いいたします!それではよいお年をお過ごしください☆
NEW TROLLSの出世作『CONCERTO GROSSO』の第3作となる13年作。07年の『SEVEN SEASONS』とは異なり、1&2製作時のメンバーに加え、1&2でオーケストラ・アレンジを担当したルイス・エンリケス・バカロフがアレンジを務めている点で、本作が正真正銘シリーズ第3弾と言えるもの。まず何よりバカロフによる流麗かつクラシカルな荘厳さに満ちたオーケストラの冴えに驚き。瑞々しく張りのあるストリングスが圧倒的な迫力で迫ってきます。バンド演奏はよりドラマティックに表現力豊かに、円熟のアンサンブルを聴かせつつも、歌声には衰えが感じられないのが素晴らしい。バンド演奏とストリングスがスリリングに絡み合いながら疾走するパートは最大の聴きどころ。荘厳な楽曲の合間に入るメロディアスな歌ものも、『PART2』を思い出させる愛すべき好ナンバーが揃います。『PART1』での荘厳さと『PART2』の甘く伸びやかなメロディアスさが上手くブレンドされており、バンドとストリングスの融合度合い、作品としての完成度の高さはシリーズ中No.1と言ってよいもの。これは『PART1』に衝撃を受けた方なら当時の感動を再び味わえること間違いなしの必聴作!
現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンドによる13年作4th。シャープで安定感のあるドラム、テクニカルに躍動するベースを土台に、キーボードがリズム隊とは異なる変拍子でミニマルかつエスニック調のフレーズをかぶせ、緊張感を生み出す。そこにどこまでも伸びやかに、そして鮮烈に奏でられるヴァイオリン!芯のある太いトーンのギターやフルートもからみ、「静」と「動」を対比させながら流れるように畳みかけます。目の覚めるような完璧なオープニング・ナンバー。ただただ心が躍ります。2曲目以降も、切れのあるヴァイオリンが疾走するクラシカル・シンフォから、ヘヴィーにうねるギターが炸裂する70年代中期クリムゾン的ヘヴィー・プログレ、フルートをフィーチャーした民族調テクニカル・アンサンブルまで、1曲の中でめくるめく展開しながら、ハイテンションで駆け抜けます。終始テクニカルで展開が多いながらも、決して大味になることなく、精緻で格調高く気品に満ちているのがこのバンドの凄いところ。その点で、ジェントル・ジャイアントをも凌駕していると言っても決して過言ではありません。傑作3rdをさらに上回る、素晴らしすぎる傑作!
ポーランド新鋭プログレ・バンドLOONYPARKのKey奏者によるプロジェクト、2012年のデビュー作。瑞々しく艶やかなアコギ、ファンタスティックかつリリカルなピアノ、キレ味鋭くも温かみがあり歌心溢れるリズム隊。最初の音が鳴った瞬間に視界が一気に広がるようなオープニング・ナンバーから、水面に陽光がきらめくようなまばゆい輝きをまとったこのバンドならではのオリジナリティーが冴え渡っています。伸びやかさの中にポーランドらしいメランコリックさもあるエモーショナルなヴォーカルとフックに富んだ美しい英語詩のメロディも特筆もの。叙情的で柔らかなシンフォニック・ロックのファンにとって珠玉の一枚となるでしょう。名作!
英国はヨークシャー在住のマルチ・インストゥルメンタル奏者Andrew Marshallによるプロジェクト。2013年作3rd。きらびやかなアコギやどこまでもクリアに広がっていくようなシンセの音色がひたすら美しいシンフォニック・ロックが印象的。そうかと思うと、タイトなリズムセクションに乗って艶のあるシンセとレトロな音色のオルガンがダイナミック疾走する「動」のパート、哀愁を湛えたフルートや気品高くもどこか陰鬱に響くヴァイオリンが彩る「静」のパートなど、英国らしい端正な音使いのアンサンブルが繰り広げられます。そして、ここぞというところで溢れ出すメロトロンに、わかっていても悶絶。中世英国の気品溢れる世界観を想起させる絶品シンフォニック・ロック。これは傑作です。
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