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NYパンク・ロック特集

~初めに~

  • カケレコ君、こんにちは。今日は一緒にパンク・ロックを探求しようと思うんだ。
  • えっ、芹沢さんがパンクですか?!なんだかイメージが違うなぁ・・・。
  • おや、カケレコ君はパンクというと何を思い浮かべるかな?
  • やっぱりSEX PISTOLSですね!反抗的な若者、過激な音…かなぁ。
  • うん、SEX PISTOLSはイギリスのパンクシーンを象徴するバンドだよね。でも、イギリスのパンク・シーンは、76年ころ起こったNYのパンク・ブームに影響を受けたものなんだ。
  • へ~、知らなかったな。芹沢さん、詳しく教えてください!
  • ではカケレコ君、NYがどんな街かという話から始めようか。

1章:パンク・ムーブメントが起こるまで

パンク・ロックを生んだNY

  • パンク・ロックを生んだNYは、昔から芸術家や作家が集まる場所で、最先端文化の発信地だったんだ。1950年ころにはロックとつながりの深い「ビートニク」が生まれているんだよ。
  • ジャック・ケアルックやアレン・ギンズバーグですね!
  • その通り。彼らの「固定観念を捨て、社会の中で抑制された感覚を解放する」という精神はボブ・ディランやDOORSのジム・モリスンを始め、多くのロック・ミュージシャンに影響を与え、ヒッピー文化の源流にもなったんだ。
  • ボブ・ディランはNYで活動していましたよね?
  • そうだね。NYは、芸術家や作家やミュージシャンを志す若者が常に集まってくる場所だったんだね。

パンクシーンへ影響を与えたミュージシャン達

西海岸でヒッピー文化が盛んだった頃、同じようにビートニクに影響を受けたルー・リードと、アヴァンギャルドな音楽活動をしていたジョン・ケイルを中心にVELVET UNDERGROUND結成された。彼らはNYアンダーグラウンドで活動しているうちに画家アンディ・ウォーホルの目に留まり、ウォーホルの助言でモデルのニコを加え、67年に『THE VELVET UNDERGROUND & NICO』を発表する。

  • カケレコ君、このアルバム発表当時はまったく売れなかったんだよ。
  • そうなんですか!このバナナのジャケット、今ではロック史の名盤ですよね?!
  • 同性愛や麻薬など、人間の暗部を描き出した歌詞とアヴァンギャルドな演奏は、前衛的なNYででさえも当時は過激だったようだね。だけど、このアルバムに大きな衝撃を受けたミュージシャンはとても多くて、特にパンク・ロックに直接的に影響を与えたと言われているんだ。
  • あれ、芹沢さん。STOOGESはパンクの元祖と聞いたことがあるんですけど…。
  • カケレコ君、いいところに気がついたね。VELVET UNDERGROUNDと同じく、パンクに影響を与えたバンドが、デトロイトで活動していたMC5とSTOOGESなんだ。
デトロイトは自動車工業で栄えた街で黒人労働者が多く、59年にはモータウンが設立され、クラブではジャズやブルースのセッションも盛んに行われていた。身近にあったブラック・ミューッジクを下地に、ブリティッシュ・インヴェイジョンに影響を受けたMC5とSTOOGESは、ロックの初期衝動、反抗精神を前面出したパフォーマンスをし、注目を集めるようになる。STOOGESはまた、VELVET UNDERGROUNDの影響も受け、1st 『STOOGES』はVELVET UNDERGROUND脱退後のジョン・ケイルがプロデュースした。

【MC5 / KICK OUT JAM (1969) 】

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【STOOGES / STOOGES (1969)】

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  • カケレコ君、60年代中期から後期には、MC5やSTOOGESと同じようにブリティッシュ・インヴェイジョンに影響を受けてバンドを組んだ若者が沢山いたんだ。彼らはガレージ・バンドと言われて多くは無名のまま終わるんだけど、彼らの音源を集めたコンピレーション・アルバム「NUGEETS」が72年に発表されたんだ。制作したレニー・ケイは、のちのパンクシーンでも活躍する人なんだけど、このアルバムは、ロックの鋭さが弱くなっていた70年代に多くの若者に影響を与えたんだ。
  • 60年代ロックの初期衝動がここに受け継がれたんですね!
  • そうだね。72~73年ころにNYで注目を集めたNEW YORK DOLLSもグラム・ロックの格好をしていたけれど、演奏していたのはシンプルなロックンロールなんだ。

【NEW YORK DOLLS / NEW YORK DOLLS (1973)】

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  • 70年初めには、パンクが生まれる要素が十分にあったんですね。けどパンク誕生にはまだ時間がありますよね?
  • そうなんだよ。パンクシーンで活躍するアーティスト達はすでに活動していたんだ。詩人として活動していたPATTI SMITHは71年にレニー・ケイ(「NUGEETS」の製作者)のギターに合わせたポエトリー・リーディングのパフォーマンスを始めているし、詩人を志していたリチャード・ヘルと同郷のトム・ヴァーレインは、TELEVISIONの前身となるバンドで活動していたんだ。NYパンクは徐々に形作られていたんけど、60年末から70年初めのNYには、無名のバンドが演奏できる場所がなかったんだよ。では当時のNYのクラブシーンをみてみようか。

CBGB’sとMAX’S KANSAS CITY

NYパンクシーンに欠かせないのが「CBGB’s」と「MAX’S KANSAS CITY」という2つのクラブ。

「MAX’S KANSAS CITY」はNYに古くからあったクラブだが、60年末から70年初めには、レコード会社と契約のあるミュージシャンしか出演させおらず、74年には経営難のため一時閉鎖してしまう。

一方Country、Blue Grass、Bluesの頭文字を取って名付けられた「CBGB’s」は、73年末にオープン。当初はロック・バンドを出演させる方針ではなかったが、なんとか契約を取り付けたTELEVISIONが74年に出演。これをきっかけに、PATTI SMITH、RAMONES、TALKING HEADSなど無名のミュージシャンが次々と出演するようになった。

  • すごいなあ、演奏できる場所が出来て、NYパンク・シーンは一気に加速したんですね。
  • そうなんだ。75年には「MAX’S KANSAS CITY」も再オープンして、無名のバンドを出演させるようになったんだ。2つのクラブは競いあうようにイベントを開催して、ライブ盤を制作したんだよ。このNYクラブシーンの盛り上がりにレコード会社も目を向け始め、最初にPATTI SMITHがレコード会社と契約し、 RAMONES 、TELEVISIONと続いっていったんだよ。

2章:NYパンク・シーンのミュージシャン達

  • 芹沢さん、NYパンク・シーンで活躍したミュージシャンは、SEX PISTOLSとは違うサウンドだったんですか?
  • NYパンク・シーンの影響を受けて、LONDONから生まれたイギリスのパンク・ロックは、長年不況が続いていたという社会状況もあって、より反社会的・攻撃的なサウンドになっていったんだ。NYパンクは、文学などアートを要素に持つミュージシャン達がいたことが大きな違いかな。同じNYパンク・シーンといっても、アート派と、ストレートなロックンロール派がいたんだよ。

    では、カケレコ君、最後に70年代のNYパンク・シーンで活躍したミュージシャンを紹介しよう!

アート派

PATTI SMITH

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知性あふれる詩とロックの激しさを融合したシーンを代表する、NYパンクの女王。

TELEVISION

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トム・ヴァーレインの文学的な歌詞に、フリージャズの影響も受けて作り上げたアーティスティックなスタイルは唯一無二。

TALKING HEADS

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メンバー全員が名門美術学校出身という知性派バンド。1stは評価が高かったが売れなかったものの、78年作の2ndはブライアン・イーノがプロデュースしヒット。

ストレートなロックンロール派

RAMONES

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ジーパンと革ジャンに身を包んだ4人組。3分弱のキャッチーなロックンロールを演奏する彼らに影響を受けたミュージシャンは数知れず。

SUICIDE

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アラン・ヴェガの激しいヴォーカルと、マーティン・レヴのシンセサイザーで独自のサウンドを作り出した二人組。

DEAD BOYS

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スティーヴ・ベイターを中心に結成され、過激なステージングでNYのSEX PISTOLSと言われた。

DICTATORS

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NYパンクシーンでは、パティ・スミスと並んでメジャー・デビューを果たした。ハードながらポップでシンプルなサウンド。

中間派

RICHARD HELL

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TELEVISIONを脱退したリチャード・ヘルは、NEW YORK DOLLSのジョニー・サンダース、ジェリー・ノーランと HEART BREAKERSを結成するも脱退。その後RICHARD HELL & THE VOIDOIDSを結成。『ブランク・ジェネレーション』はパンク・ロックを代表するナンバー。

BLONDIE

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セックス・シンボルのデボラ・ハリーがヴォーカルのポップ・センス溢れるバンドで、80年には「CALL ME」が米英でナンバーワン・ヒットとなった。

PATTI SMITH他、関連作在庫

  • PATTI SMITH / TWELVE

    初のフル・カヴァー作、トム・ヴァーレインら参加、07年発表

  • PATTI SMITH / HORSES

    NYパンクの女王、ロバート・メイプルソープの手によるフォトジャケが象徴的な記念すべき75年デビュー作!

    NYアンダーグラウンドシーンでバンド演奏をバックに自作の詩を朗読していたパティ・スミスが一気に「NYパンクの女王」へとのし上がった75年の記念すべきデビュー作。元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルのプロデュースで、ジム・モリソンばりのパティ・スミスの文学性とヴェルベッツばりのアヴァンギャルドさとが融合した「パンクの女王」という呼称にふさわしい尖ったサウンドが特徴。ヴァン・モリスン(ゼム)のカヴァーとオリジナル曲を繋いだオープニングの「Gloria」から圧巻で、静かなピアノをバックに「キリストは誰かの罪で死んだけど、私の罪じゃないわ」という衝撃的な一節とともにはじまるピアノの静謐なオープニング。淡々と始まったヴォーカルが曲が進むにつれて感情を開放していき、加速していくドラムとベース、エッジの効いたギターとが一体となって高揚。コーラスの「Gloria!」でレッドゾーンを突き破ってもまだまだエネルギーは衰えず、ラストまで畳みかけます。ロック史上に残るオープニング・ナンバー。アルバム通してパティが生み出すエネルギーに翻弄されまくるエネルギッシュな傑作。

  • PATTI SMITH / EASTER RISING: THE PLACE EUGENE OREGON MAY 9TH 1978

    78年ライヴ音源、全16曲

TELEVISIONの在庫

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TALKING HEADSの在庫

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RAMONESの在庫

  • RAMONES / ROCKET TO RUSSIA

    パンク・ロック・オリジネーター!77年作

  • RAMONES / END OF THE CENTURY

    あのフィル・スペクターをプロデューサーに迎えて制作された80年作

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