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アメリカン・ブルース・ロック特集〜本場アメリカからの逆襲

アメリカン・ブルース・ロック特集

  • 皆さん、こんにちは。芹沢聡一郎です。今回は、【本場アメリカからの逆襲】と題しまして、アメリカのブルース・ロック・シーンをご紹介いたします。
  • 芹沢さん!僕は、クラプトンのジョン・メイオール・ブルースブレイカーズやピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックは大好きなんですが、アメリカのブルース・ロックはあまり探求してないんです。
  • なるほど。クラプトンやピーター・グリーンやミック・テイラーを輩出したブルースブレイカーズを率いたジョン・メイオールが英ブルース・ロック・シーンの親分だとすると、アメリカの親分と言えば、ポール・バターフィールドだね。ブラック・ミュージックに憧れ続けた白人ブルース・ハーピストで、マイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップという2人の優れたギタリストを擁したポール・バターフィールド・ブルース・バンドの65年デビュー作は、クラプトン擁するブルースブレイカーズと双璧をなす、英米ブルース・ロックの傑作と言えるね。ちょっと聴き比べてみてよ。

【英米対決:ブルース親分と若き天才ギタリストのコンビ 編】

John Mayall’s Bluesbreakers
「Hideaway」

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Paul Butterfield Blues Band
「Born in Chicago」

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  • アグレッシヴでエネルギッシュで、もうカッコ良すぎますね!
  • そうでしょ!グルーヴ感いっぱいのリズムとそこに切れ込む鋭利なギターがたまらないよね。マイク・ブルームフィールドは、クラプトンにも衝撃を与えた米ロックが誇る名ギタリストで、ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ』への参加でも有名だね。「Like A Rolling Stone」で供に名演を残したアル・クーパーとの『スーパー・セッション』も米ロック屈指の傑作だよ。
  • アル・クーパー『赤心の歌』、大好きです!
  • 彼も米ブルース・ロック・シーンを推進させたキーパーソンなんだ。60年代中期にブルース・プロジェクトとして活躍し、60年代末には、ブラッド・スウェット&ティアーズを結成し、ソウルやジャズやクラシックもブレンドしたブラス・ロックを生みだして米ロック・シーンをリードしたんだ。
  • サイケデリック・ムーヴメントの中、イギリスではクリームやトラフィックが活躍しましたが、アメリカではどうだったんですか?
  • カケレコくん、良い質問だね。マイク・ブルームフィールドもエレクトリック・フラッグを結成してサイケに接近してるんだ。68年の1stは、『クリームの素晴らしき世界』に対抗できる名作だよ。

【英米対決:サイケデリックなブルース・ロック 編】

Cream
「Those Were The Days」

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Electric Flag
「Killing Floor」

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  • サンフランシスコなど西海岸のグループも見逃せないね。ジャニス・ジョップリン擁するビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーや、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービスあたりが代表格。なかでもオススメなのが、スティーヴ・ミラー・バンド。ロンドンに渡り、ストーンズやトラフィックとの仕事で知られるグリン・ジョンズのプロデュースでデビュー作を発表しているね。アーシー&ポップなサウンドは、トラフィックのファンには是非とも聴いてもらいたいな。そのスティーヴ・ミラー・バンドには、後にAORの代表格となる若きボズ・スキャッグスが参加しているのも見逃せないよ。彼がマッスル・ショールズで録音したソロ作は、オールマン・ブラザーズのデュアン・オールマンも参加したブルース・ロックの名作なんだ。

【英米対決:アーシー&メロウ 編】

Traffic
「Pearly Queen」

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Steve Miller Band
「Roll with It」

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  • なるほど〜。ポール・バターフィールドが土台を築き、ディラン『追憶のハイウェイ』に参加したミュージシャンが中心となって米ブルース・ロック・シーンが形成され、西海岸のサイケデリック・ムーヴメントと結びついたり、南部人脈と結びつく中でスワンプ・ロックやサザン・ロックへと発展していったんですね。
  • カケレコくん、ナイスなまとめだね。その辺の人脈やバンドの関わりを潮流図にまとめたから見てみてよ。他にも沢山の魅力的なグループやミュージシャンがいるからジュークボックスを参考に探求してみて!
  • 芹沢さん、ありがとうございました!年代別に英米の作品を比較したりするのも楽しそうですね。潮流図とジュークボックスを参考に探求してみます!

米ブルース・ロック〜本場アメリカからの逆襲

イギリスにクラプトンが居るなら、アメリカにはマイク・ブルームフィールド、デュアン・オールマンが居る。イギリスにジョン・メイオールが居るなら、アメリカにはポール・バターフィールドが居る。ジャニス・ジョップリンのシャウトがあり、アル・クーパーのセンスがある。

題して、『本場アメリカからの逆襲』。

ギターフレーズやシャウトから溢れる本場ならではの憂いとグルーヴをどうぞご堪能ください。

PAUL BUTTERFIELD BLUES BAND

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クラプトンを驚愕させたマイク・ブルームフィールドのギターと、ホワイト・ブルースの重鎮、ポール・バターフィールドのブルースハープが炸裂するサウンドは熱気とスピード感いっぱい!イギリスで言えば、『ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン』に当たる傑作!

ELECTRIC FLAG

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天才ギタリスト、マイク・ブルームフィールドを中心に、米ホワイト・ブルースの精鋭が揃ったスーパー・グループ!グルーヴィーなホーンとオルガン、そこに切れ込むマイク・ブルームフィールドのギター!リズムもしなるように炸裂!す、凄い熱気・・・。

BLOOD SWEAT & TEARS

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ホワイト・ブルースのキーパーソンの1人がアル・クーパー。彼がブルースに加え、クラシックやソウルなどもブレンドしたサウンドを目指して結成したグループ。ブラス・ロックというジャンルを確立した傑作。

BIG BROTHER & THE HOLDING 〜

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モントレー・ポップ・フェスで聴衆の度肝を抜いたジャニス。ライヴの熱気をそのまま詰め込んだようなエネルギーに満ちあふれた傑作2ndより。絞り出すようなシャウトが炸裂する代表曲!

STEVE MILLER BAND

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荒々しいブルースハープにグルーヴィーなオルガンが絡んで、サビではサイケ・ポップ的なフックを織り交ぜちゃう。英ロックで言えば、トラフィックとタメを張る名グループによる名作!

BOZ SCAGGS

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ボズ・スキャッグスと言えば、AORの代名詞として有名だけど、な、なんと、69年にマッスル・ショールズでデュアン・オールマンとともに米ブルース・ロックの傑作を録音してたって!?

J.GEILS BAND

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アメリカのストーンズと言えば? ストーンズの前座で、あまりにエネルギッシュな演奏にストーンズ・ファンの度肝を抜いたという逸話どおりのサウンドですね。ロック史上最高にエネルギッシュなライヴ盤傑作!

TAJ MAHAL

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ジェシ・エド・デイヴィスとライ・クーダーが参加してるって、豪華すぎ!もったりとタイト&グルーヴィーなリズムにからむスライド・ギターが絶品なんだ。最高にゴキゲンで旨味溢れる傑作ですね。

ALLMAN BROTHERS BAND

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クラプトンも惚れたスライド・ギター!『いとしのレイラ』にも参加する天才ギタリスト、デュアン・オールマン率いるグループの傑作デビュー作より。

もっとディープに米ブルース・ロックを探求したい?

米ブルース・ロック〜ニッチ&ディープ編

定番作品を紹介したジュークボックス【米ブルース・ロック〜本場アメリカからの逆襲】に続き、マイナーながら良質な作品をピックアップしました。

メジャー・グループに勝るとも劣らない激情と熱情にたぎる、パワフルなブルース・ロックをどうぞご堪能ください!

LINN COUNTY 1st

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マイナーだけど、クリームやトラフィックに対抗できる米ブルース・ロック筆頭格!ヴォーカルもスティーヴ・ウィンウッドに負けてませんね!

LINN COUNTY 2nd

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より本格的なブルース・ロックを聴かせる2ndより。これは、ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックにも負けてませんね!

LESLIES MOTEL

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うねるベース・ループが最高にイカす!腰を揺らすエネルギッシュなビート、バキバキに歪んだブルージーなリード・ギターが、クールにのた打ち回る!初期オールマンや『SUPER SESSION』あたりが好みであれば、もう完全にヤられてしまうでしょう!

WHALEFEATHERS

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なるほど、オハイオ産のバンドながら英ブルー・ホライゾンからリリースされたのも納得。クリームと初期フリートウッド・マックを行ったり来たりするような8分を超えるオープニング・ナンバーから本格派ぷんぷん。

PACIFIC GAS & ELECTRIC

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ジャケの趣味は最低ですが、このLAのグループ、クラプトンやピーター・グリーンばりの鋭角かつセクシーなギタリスト擁するブルース・ロック逸品ですね。英ブルースのファンは一聴是非!

BUDDY MILES

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マイク・ブルームフィールドとジミ・ヘンドリックスという2人の天才ギタリストが組んだバンドに参加したドラマーと言えば?

AUM

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ミディアム・テンポの引きずるように重たいリズム、ソウルを感じる雄弁なブルース・ギター、エモーショナルなシャウトが存在感を放つヴォーカルと、一体感抜群のアンサンブル!畳みかける部分と「間」との駆け引きが絶妙なシスコのブルース・ロック!

MOLOCH

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メンフィス出身のグループ。プロデュースは、後にジェフ・ベックとのつながりでロック・ファンにも知られるドン・ニックス。作曲も彼が担当。ジミ・ヘンにも対抗できるヘヴィ・ブルースの傑作!

FARM

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オールマン・ブラザーズからの影響を軸に、グレイトフル・デッドに通じるサイケ・フレイヴァーやウィッシュボーン・アッシュに通じる陰影も加えた米イリノイ産ツイン・ギター・ロック!

北米ブルース・ロックの裏番長、NEIL MERRYWEATHER & LYNN CAREY周辺の豪快作品たち

決して知名度が高いとは言えないカナダ人ミュージシャンですが、この人が関わった作品は、ブルース・ロック/ハードの名作ぞろい。まさに北米ブルース・ロックの裏番長と呼べる存在なのです。

彼が率いた最初のバンド、MERRYWEATHERは、DAVE MASONやSTEVE MILLERもセッション参加したアメリカン・ブルース・ロックの重要バンド。その後、ガールフレンドで女優でもあったLYNN CAREYをヴォーカルにIVAR AVENUEを結成。以後、NEILは数々のレコード・レーベルを渡り歩き、MAMA LIONを始めとする多くのプロジェクト、ソロ作品をリリースして行きます。

ここでは、そんな北米ブルース・ロック界の裏番長NEIL MERRYWEATHERのキャリアを辿り、そのエネルギッシュで豪快なサウンドの魅力に迫ります!

MERRYWEATHER

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後にMAMA LION等で活躍する米ブルース・ハード・シーンの最重要人物、NEIL MERRYWEATHERによる、記念すべき最初の作品!69年作。スピーディーかつ重量級のリズム隊、炸裂するギター、サイケ・ポップ的なキャッチーなメロディが既に確立!

NEIL MERRYWEATHER JOHN RICHARDSON AND BOERS

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ツェッペリンとブライアン・オーガーがコラボレーションしたような、ブルージーで洒脱なサウンドが格好いい!「米ブルースの裏番長」Neil Merryweather率いる、男の色気たっぷりのヘヴィ・ブルース・ロック。

IVAR AVENUE

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後にMAMA LIONを結成する2人!Neil Merryweatherと女性ヴォーカルLynn Carey在籍のグループ!サザン・フィーリングもあるコクと旨みに溢れた米ブルース・ロックで粘りのあるリズム、スリリングなギター、分厚いハモンドが炸裂です!

MAMA LION

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ジャニス・ジョップリンの次にくる女性シャウト・ヴォーカリストといったら、リン・カーニーでしょう。アンプで増幅しているかのようなエキセントリックなシャウトは存在感抜群。本当凄いです!

C.K.STRONG

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こちらはMAMA LIONの女性ヴォーカリスト、LYNN CAREYが最初に籍を置いた、LAのブルース・ヘヴィ・サイケ・バンドの唯一作から。ソリッドでブルージーな彼女のシャウトは、既にこの時期にガツンッと確立されています。MAMA LIONも是非!

HEAVY CRUISER

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こちらもNEIL MERRYWEATHER率いるグループ、72年作。ハード・ロッキンな疾走チューン、渋いブルース・ハード、黄昏のフォーク・ロックなど。コシのあるアンサンブルと泣きのヴォーカル&メロディが光る粘りんぐシャウトがグッと来る!

MERRYWEATHER & CAREY

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MAMA LIONの女性Vo.(Lynn Carey)とベース(Neil)を中心とするグループ。71年作。Lynnのシャウトが炸裂するソリッド&ブルージーなハード・ナンバーから、FACESばりの酔いどれロックン・ロール、THE BANDまで冴え渡ってます!

NEIL MERRYWEATHER

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こちらは、NEILの74年作4thソロ!百戦錬磨なベーシストである彼が放った、B級SFオペラ?的スペイシーなコンセプト作。タップリと流れるメロトロン、グルーヴ感たっぷりのファンク感、グラム的中性Vo.とスペース感溢れるプログ的展開も!

NEIL MERRYWEATHER

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アラレちゃんの『のりまきせんべえ』か!って感じのおバカなジャケですが・・・騙されないでっ!HEAVY CRUISER〜MAMA LIONといったグループで活躍した、そうアイツのエネルギッシュかつブルージーなギターが炸裂するハード・ロックさっ!

BUDDY MILES EXPRESS

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JIMI HENDRIXのバック・バンド、BAND OF GYPSYSのドラマーによる最高のファンキー・ロック73年作!コロンビアに移籍後にリリースされたアルバムで、何処までもご機嫌なファンキー・ロッキン・ソウルフル・サウンドが大転回!

g1E2S6I9gdA

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カナダが誇るブルース・ロックの裏番長、78年ソロ作。熱気溢れるヘヴィ・ブルースとは違いスタイリッシュに洗練されたサウンドに仕上がっていますが、ピアノやサックスを交えた緻密なアンサンブルは流石の出来。カッコイイです。

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