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「MEET THE SONGS」 第34回 CHICKEN SHACK『40 Blue Fingers Freshly Packed and Ready to Serve』

今日の「MEET THE SONGS」は、CHICKEN SHACKの68年デビュー作『40 Blue Fingers Freshly Packed and Ready to Serve』をピックアップいたします。

CHICKEN SHACKはギタリスト/VoのStan Webbを中心に65年に結成され、2年ほどドイツはハンブルグで武者修行した後、イギリスに帰国。女性Key奏者/VoのChristine Perfectが加入するなどラインナップを強化し、FLEETWOOD MACをデビューさせたマイク・ヴァーノンのレーベル、ブルー・ホライゾンと契約。MACのデビュー作から遅れること4ヶ月の68年6月にデビューしました。

FLEETWOOD MAC、SAVOY BLOWNとともに、三大ブリティッシュ・ブループ・バンドと言われ、68年に英国の音楽シーンを席巻した英ブルース・ブームの中心として瞬く間に人気を得ます。

特徴は、Freddie Kingへの憧れに満ちたStan Webbのエモーショナルかつグルーヴ感あるギターと、後にJohn McVieと結婚してFLEETWOOD MACの中心メンバーとして黄金期を支えることになるChristine Perfectのジャジーなピアノと陰影を帯びたヴォーカル。

エネルギッシュなFLEETWOOD MACに比べ、よりタメの効いたブルージー&ジャジーで、英国的なスモーキーな香りたっぷりのサウンドが魅力です。

それでは、早速、聴いてまいりましょう。

まずは、アルバムのオープニング・ナンバーの「Letter」から。

Stan Webbは、ギタリストとしてはもちろんヴォーカリストとしても魅力的。

繊細な感性がにじむハスキーなハイ・トーンが胸に響きます。

Letter

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次は、Christine Perfect作曲&リード・ヴォーカルの「When the Train Comes Back」。

なお、Christineは、メロディ・マイカー紙の人気投票で、69年・70年と2年連続で最優秀女性ヴォーカルを受賞します。

スモーキーさとともに気品もたっぷり。そりゃ、こんなにも憂いたっぷりに歌われたら、惚れてまいますよね。

When the Train Comes Back

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次は、Freddie Kingのカヴァー!

若きエリック・クラプトンの名演の一つ、ジョン・メイオールのブルースブレイカーズ時代にカヴァーした「Hideaway」もFreddie Kingの曲。

クラプトンの「Hideaway」にも負けない、エネルギッシュな名演に仕上がっています!

San-Ho-Zay

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この作品は、むせびなくサックスもまた魅力のひとつ。

それもそのはず、コロシアムでお馴染みのDick Heckstall-SmithとMARK-ALMONDのJonny Almondが参加してるのです。

サックスがカッコいい「See See Baby」をピックアップしたかったのですが、残念ながら動画なし。

そのかわり、この曲のTVライヴ映像がありましたので掲載。サックスは入ってないですけどね。Stan Webb、カッコいいなぁ。

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CHICKEN SHACKは、2nd『O.K. Ken? 』をリリースした後、Christine Perfectが脱退し、FLEETWOOD MACへ。

元PLASTIC PENNYのKey奏者Paul Raymondを迎えて『100 Ton Chicken』『Accept』を作ります。

その後、Stan Webb以外のメンバーが全員脱退し、ライバル・バンドのSABOY BROWNに加入。残ったStan Webbは、新たなメンバーを迎えてバンドを続け、2013年現在も元気に活動しているようです。

関連作もピックアップいたしましょう。まずは、Christine Perfectが70年に出したソロ・アルバムをピックアップ!
英ブルースの名作ですね。

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CHICKEN SHACKは73年にいったん解散しますが、そのラスト作品となったのが、こちらのライヴ盤。Stan Webbのギターは相変わらず繊細&エモーショナルで絶品の味わい。

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マイク・ヴァーノンのブルー・ホライゾン・レーベルを中心とする68年の英ブルース・ブームはこちらの潮流図をご覧ください。

ブルース・ブームを彩った名作はこちらのジュークボックスで!

【関連ジュークボックス】

英ブルース・ロック名作選

「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。

CHICKEN SHACKの在庫

  • CHICKEN SHACK / 40 BLUE FINGERS FRESHLEY PACKED AND READY TO SERVE

    スタン・ウェッブ率いる英ブルース・ロックの名グループ、68年作

    フリートウッド・マック、サヴォイ・ブラウンと並び英ブルース・ロックを代表するグループ、記念すべきデビュー作。リーダーStan Webbによる攻撃的に切り込むギター、Andy Silvesterのグルーヴィーなベース、そして紅一点Christine Perfectによる芳醇かつ繊細さの残るヴォーカルやピアノが織り成す、哀愁に満ちたブルース・サウンドは絶品。

  • CHICKEN SHACK / 100 TON CHICKEN

    名手Stan Webb率いる英ブルース・ロック・バンド、69年作3th

  • CHICKEN SHACK / O.K.KEN ?

    名ギタリストStan Webb率いる英国ブルース・ロック人気グループ、69年作

    FLEETWOOD MAC、SAVOY BROWNとともに“英国三大ブルース・バンド”に並び称されるCHICKEN SHACK。硬派なブルースマンStan Webbと、才色兼備の紅一点Christine Perfectという強烈な二枚看板を掲げる彼らが、69年に発表した2nd。カヴァー中心だった前作を経て、オリジナル曲の割合がぐっと増し、独自のユーモアが随所に散りばめられ、バンドのアイデンティティが見事に花開いた快心作。大胆に導入されたホーンが決して濃密なブルース臭を侵すことなく華やかさを添えている。BBCラジオの名物DJであるJohn Peelのナレーションを曲間に配したコンセプチュアルな遊び心も愉しい。ちなみにそのSEは05年のリマスター時にカットされてしまい非常に残念。ジャケットも最高にクールな、英国ブルースの最重要レーベル「ブルー・ホライゾン」が世に送り出した名盤のひとつ。

  • CHICKEN SHACK / WEBB’S BLUES

    70年代初期〜94年までの音源から編纂

  • CHICKEN SHACK / COMPLETE BLUE HORIZON SESSIONS

    英ブルース・ロック名バンド、1st〜4thを収録

  • CHICKEN SHACK / CRYING WON’T HELP YOU NOW – THE DERAM YEARS 1971-1974 – 3CD CLAMSHELL BOX

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