2013年3月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ・スタッフ佐藤です。
本日は、最近入荷したイタリアン・ロック新作から厳選してご紹介してまいりたいと思います!
まずは、FINISTERRE、HOSTSONATEN、LA MASCHERA DI CERAと多数のプロジェクトを抱える「イタリアのロイネ・ストルト(?)」ことFABBIO ZUFANTIがプロデュースを手がけた新鋭をご紹介!
LA MASCHERA?HOSTSONATENのFabio zuffantiプロデュースによる、往年の伊ヘヴィ・シンフォのDNAを受け継いだ伊新鋭ヴィンテージ・プログレ!このへヴィネスとリリシズムの絶妙なる均衡。LA MASCHERAの諸作に匹敵する驚異の完成度ですっ
FABBIO率いるヴィンテージ志向のバンドLA MESCHERAタイプの新鋭と言えそうですが、音が聴き手を襲うように重厚に迫ってくるこの感覚は、紛れもなくムゼオ・ローゼンバッハやオザンナなど往年の伊ヘヴィー・シンフォを色濃く受け継ぐ証。その点ではMASCHERAをも上回っているかもしれません。いずれにしても期待の新鋭が登場しましたよね。今後が楽しみです!
続いても、ヴィンテージ色豊かな新鋭をご紹介。
伊新鋭ヘヴィー・プログレ・バンドによるエドガー・アラン・ポーの短編をテーマに採ったコンセプト作。薄暗く閉塞的な音世界が突如暴力的なギターに切り裂かれる展開に、OSANNAの『PALEPOLI』に通じる戦慄が走る!
こちらは特にオザンナを彷彿させる呪術性とヘヴィーに叩きつけるようなアンサンブルが強烈。この息が詰まりそうなほどの閉塞感と緊張感はまさにポーの作品が持つ世界観そのものですよね。そう言えば70年代のイタリアにもその名もズバリE.A.POEというバンドがいましたが、陽気そうな気質とは裏腹にイタリア人は怪奇モノも好きなのでしょうか?
ちなみにこちらが70年代のプログレ・バンド「E.A.POE」
さて、最後は70年代初期のNEW TROLLSを支えたKey奏者Maurizio SalviとドラムスGianni Bellenoを中心としたNEW TROLLS分派バンドによる新作をレコメンド!
NEW TROLL分派バンドによる13年作がまた見事な出来栄え!ただただドラマティックな歌のパート、陽光きらめく地中海を思わせるリズミカルなパート、そして本家譲りのバロックで格調高いパートと、伊ロックの魅力をギュギュッと凝縮したような一枚!
ヴィットーリオ、ニコを含めた「パート1」当時のメンバー4人+バカロフによる「CONCERTO GROSSO 3」の発表は衝撃的でしたが、こちらの作品も伊ロックの魅力が余すことなく発揮された力作。とくに伸びやかで情熱あふれる歌唱は本当に素晴らしく、イタリアらしい「歌」を存分に堪能できるのが嬉しいところです。これは「CONCERTO GROSSO 3」とともに往年の伊ロック・ファンの方にも是非ともオススメしたい作品となっています。
では最後に本家ラインナップによる「CONCERTO GROSSO 3」からの1曲もお送りいたします。こちらもやはり圧巻です。
いかがでしたか?2013年に入っても続々とリリースされる名作力作に、スタッフ佐藤としましても嬉しい限りです。今後も世界中から届けられる新作から選りすぐりをお伝えしてまいりますのでご期待くださいませ!!
【関連ジュークボックス】
70年代イタリアン・ロックの精神を受け継ぐ新鋭たち
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イタリアン・クラシカル・ロック
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