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『TRESPASS』がお好きな方に聴いて欲しいジェネシス系プログレ作品をセレクト☆

スタッフ佐藤です。

今日はジェネシスの2ndアルバム『TRESPASS(侵入)』がお好きな方に聴いて欲しいアルバムをセレクトしていきたいと思います。

『TRESPASS』と言えば「The Knife」という強烈な一曲こそ聴けるものの、まだ比較的落ち着いた楽曲が大半を占めていて、ジェネシス特有の寓話的な世界観が開花しきる前という印象ですよね。

その意味でも後の作品と比べ注目度は高くない作品ですが、アンサンブルが纏う幻想的な美しさにかけては全アルバムでも屈指ではないかと思います。

今回はそんな『TRESPASS』を手本にしたようなサウンドが聴けるプログレをご紹介!

GENESIS/TRESPASS

1stのサイケ・ポップ路線から一転、繊細でリリシズム溢れるGENESISらしいサウンドが顔を見せた2ndアルバム。

まどろみを誘うギターと格調高いオルガンのコンビが素晴らしく、これほどまでにデリケートなロック・サウンドが当時他にあったのだろうかとさえ思ってしまいます。

そんなデリケートさをひっくり返す最終曲「The Knife」がこれまた痛快!

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21年にリマスターが施されてバンドのレーベルよりリイシューされたのが「オーストリアのジェネシス」の異名を持つこのバンドによる名盤!

KYRIE ELEISON/FOUNTAIN BEYOND THE SUNRISE

「オーストリアのジェネシス」とも称される、この幻のシンフォ・グループをご存知?

緩急の効いた表情に富むリズム隊、オルガン・メロトロン・シンセが渦巻く迫力あるキーボードワーク、ハケット・リスペクトの繊細なトーンの優雅なギターが織りなす演奏からは、『TRESPASS』『NURSERY CRYME』あたりのジェネシスを手本にしたのが伝わってきます。

ややバタバタした印象もいかにも最初期ジェネシスっぽくて良い~。

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ついでにKYRIE ELEISONの後身グループと言えるこちらもご紹介☆

INDIGO/INDIGO

KYRIE ELEISONは知っていても、その後継グループと言えるこのバンドは知ってた?

こちらは『TRESPASS』っぽさはありませんが、IQやPENDRAGONら同時期の英ポンプ/ネオ・プログレに近い質感のメロディアス・プログレが爽快。

もし英国のバンドならきっと相当な評価を受けていたのではないかと思わせる完成度です!

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現ジェネシス・フォロワーの宝庫と言ったらイタリア。とっておきの2枚をセレクト。

WATCH/ART OF BLEEDING

現イタリアのジェネシス・フォロワー筆頭格、21年作!

『TRESPASS』や『WIND AND WUTHERING』あたりの格調高い幻想美を帯びたジェネシスを受け継ぐ、しっとりリリカルに紡がれるサウンドに心奪われます。

もちろん相変わらずピーガブにそっくり過ぎるヴォーカルも聴き所ですよ~♪

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サブマリン・サイレンス/ディド・スワンズ・エヴァー・シー・ゴッド?

上のWATCHと双璧を成すイタリアのジェネシス・フォロワー・バンドMOONGARDENから派生したバンドですが、とりあえず本作の1曲目は全てのジェネシス好きに聴いて欲しい大大名曲。

リスペクトの深さがもう半端ないです。

『TRESPASS』ファンには、浮遊感あるリリカルなサウンドにグッとくる2曲目や5曲目をお楽しみいただきたい!

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いかがだったでしょうか。
気になる作品を見つけていただけましたら幸いです!

お時間ありましたら、ジェネシス関連記事も合わせてお楽しみください☆


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