2021年8月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: 米ロック
スタッフ青山です。夏もそろそろ終わりに近づいていますが、まだ残暑厳しい日が続きそうです。
今日はルーズで絶妙な間が心地良い米ルーツ・ロック作をセレクトしてまいります。自然と体が動いてじんわりと熱くなってしまうグルーヴをお楽しみください!
ゆるくも絶妙なリズム。これがくせになるんだなあ。ローウェル・ジョージのヴォーカルとスライドギターも米南部の泥臭さが滲んで味があるし、心地よすぎるグルーヴに満たされた傑作ですよね。
次はAORの名曲「Rio De Janeiro Blue」の作者として知られる米SSW、77年作。リトル・フィートからビリー・ペイン(key)そしてパーカッションのサム・クレイトン、フレッド・タケット(g)が参加していて、TOTOで活躍するジェフ・ポーカロとデヴィッド・ハンゲイトと共に絶妙なリズムを生み出しています。リトル・フィートを爽やかにするとこうなる?!
Jesse Ed Davisがプロデュース&ギターを担当、アーニー・グレアムなど、憂いある英スワンプのファンにもオススメな米SSW/スワンプ屈指の傑作がこちら。タイト&ルーズな「間」が絶妙!
米オハイオ州コロンバス出身のフォーク・ロック/カントリー・ロック・バンド、75年作。このもったりとしたドラムが醸し出すグルーヴ・・・最高だなあ。リラックス感満載の一枚です。
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音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は英国の名レーベルDAWN特集の最終回。これまで紹介していなかった作品を一挙にピックアップします!
最後はモータウン傘下RARE EARTHよりリリースされた米ファンキー・ルーラル・ロック71年作をピックアップ。
オープニング「Keep On Movin’ On」を再生するとすぐ、心地よいファンキーなグルーヴ感。タメの効いたリズム・セクションにギターが絡み、ルーズなボーカルが歌い上げていきます。
70年代のアメリカ西海岸を代表するロック・バンド、LITTLE FEATが73年に発表した3rd。前作『SAILIN’ SHOES』発表後に訪れた解散の危機を乗り越え、新メンバーを加え6人組となって制作された作品。Lowell Georgeはかねてよりニューオリンズ・サウンドへと傾倒していただけに、ニューオリンズ出身の新メンバーを迎えて制作した本作は彼の制作意欲が一気に開花した作品ともいえる。初期の一連の作品がそうであるように、本作もまた、Lowell Georgeの綴るリリックの、渋く味わい深い世界感を堪能できる。
MQA-CD/UHQCD、アナログテープを基にした2019年192kHz/24bitデジタル・リマスターを176.4kHz/24bitに変換して収録、解説・歌詞・対訳付き仕様定価2800+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
ケースツメ跡あり、帯はテープでケースに貼ってあります
米国ノースダコタ出身のSSW、77年ソロ4作目。本作に収録のRichard作「Rio De Janeiro Blue」は、ニコレット・ラーソンやR&Bシンガーのランディ・クロフォードがカヴァーし、AORの名曲として知られています。「Rio De Janeiro Blue」のようなメロウAOR作かと思っていたら、リトル・フィートを彷彿とさせるスワンプ調のルーツ・ロックで始まりびっくり!それもそのはず、バックを務めるのはリトル・フィートと後のTOTOのメンバー。リトル・フィートのビリー・ペイン(key)そしてパーカッションのサム・クレイトン、後に正式メンバーとなるフレッド・タケット(g)。ベースとドラムはTOTOで活躍するジェフ・ポーカロとデヴィッド・ハンゲイトという豪華な布陣です。軽快ながらコシのある演奏と爽やかなヴォーカル&女性コーラスのバランスが絶妙。リトル・フィートが好きな方やスワンプ・ロックSSWが好きな方にぜひ聴いて欲しい作品です!
米オハイオ州コロンバス出身のフォーク・ロック/カントリー・ロック・バンド、75年作。73年作『スプリング・スイート』ではロジャー・ディーンがジャケットを手掛けるなど、プログ・フォーク志向もありましたが、6作目の今作は米ルーツ・ミュージックとファンク・ロックを掛け合わせたサウンドになっています。何と言っても、もったりしたドラムが醸し出すレイドバックしたグルーヴが聴きどころです。カントリーやフォークを想起させるアコギとヴァイオリンの響きに、何とも「いなたい」ちょっとファンキーなドラミング。リラックス感満載の一枚です。
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