ホリーズを出発点に、イギリスを周遊し、南米、そしてイスラエルへ！

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ようこそ、カケレコ・エアラインへ！
英米の名盤を出発点に、ディープな作品へと国内をご案内した後、ユーロ＆辺境へと誘うワールド・ロック・ツアー。
申し遅れました、私、本日のツアー・コンダクターを務めます芹沢聡一郎です。

まずはイギリスの定番から、ということで、イギリスで一番のハーモニーを聴かせるビート・グループ、ホリーズを聴いてみましょう。
ピックアップしたのは、この一枚。65年作の『For Certain Because』。
ビートルズで言えば『ラバー・ソウル』や『リボルバー』にあたる名作ですね。

キャッチーですねー。グレアム・ナッシュのハイ・トーンが気持ち良いですねー。

さぁ、よくつかまって、英国の奥地へと鈍行列車が出発しますよ。

さ～て、到着到着、COWSILLS！
「牛も知ってるカウシルズ」という大橋巨泉のキャッチコピーで当時、日本でも人気があったのはご存知でしょうか。
ホリーズばりのコーラス・ワーク、ポール・マッカートニーのようなメロディ。やはりこの時代の英ビートにハズレなしですね。

まだまだ英国鈍行列車の旅。

駅名が見えてきましたよ・・・「ホリーズ ＋ パンキッシュなギター ＝ 」
んっ？ あっ、社内アナウンスでどこかで聴いたことある曲が流れてきました。
こ、これは、甘くキャッチーで弾けるようなブリティッシュ・パワー・ポップ、MILK’N’COOKIES！

はい、この演出、私が考えたんです、良いでしょう？
なになに？ 私もこういうバブルガムなグループも聴くんですよ、コホン！
ニッチ・ポップ・ファンにも人気の一枚ですね。

さぁ、ここらで南米へ飛びますよー！

あ、あー、実は高所恐怖症なのです・・・。

ここはアルゼンチンですね。南米でビートリッシュなグループと言えば、文句なしでこのグループでしょう、WE ALL TOGETHER！
バッドフィンガーのファンは悶絶必至じゃないでしょうか。もう美メロのオンパレード。この曲、泣けるんですよー。
はい、私も音楽を聴いて、涙することもあります。

さぁ、アルゼンチン国内をバス・ツアーで回ってみましょう。
ビートルズやホリーズからの影響が感じられるグループを発見しました！
GSにも通ずる哀愁いっぱいのメロディ、野暮ったいファズ・ギター。これですよ、これ。
これぞ辺境ビートの魅力たっぷりですね。

いよいよ、最終目的地、イスラエルへ到着しました。

このグループ、KAVERET。私の一押しなのです。
60年代ブリティッシュ・ポップのDNAを受け継ぐ優美でキャッチーなメロディ、卓越したコーラス・ワーク。
そして、カンタベリーに通ずるジャジーでユーモラスなセンス。
キャラヴァンやウィグワムが好きなプログレ・ファンも気に入りますね。

いかがでしたか、このツアー。お楽しみ頂けましたでしょうか？

帰りの飛行機の中では、こちらのリストや特集をどうぞご覧ください。
それでは、またいつの日かお会いいたしましょう。