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「お野菜ジャケ」~『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!~

こんにちは。

3月も半ばとなり、日差しもどんどん春らしくなってきましたね。

こちら埼玉北端の寄居町では、梅や木蓮の花が咲いています。

みなさまのお住まいの地域はどんな様子でしょうか。

さて今週は、「お野菜ジャケ」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。

野菜をあしらった様々なジャケットをピックアップいたしましたので、どうぞご覧ください。

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3月11日(月):LITTLE FEAT / WAITING FOR COLUMBUS

第一日目は、リトル・フィートの『WAITING FOR COLUMBUS』です。

ハンモックに座るなまめかしいトマトが、何ともインパクトがあります。
フランク・ザッパの『いたち野郎』でも有名なイラストレーター、ネオン・パークによるものです。

「コロンブスを待っている」というタイトルは、どうやら「バンドが世間に見つけてもらうのを待っている」という意味があるそうです。
このアルバムはバンド史上最大のヒットとなり、まさしくタイトルの通り世間に「発見」されたアルバムになりました。

内容は、77年に行ったライヴを2枚組にまとめたもので、リーダーのローウェル・ジョージの体調が良くなかったそうですが、そんな気配を全く感じさせません。

粘っこくうねるリズム隊の中をスライド・ギターと渋いボーカルがダイナミックに響き、熱いインプロビゼーションを繰り広げます。ついつい体が揺れるグルーヴに満ちています。

ライヴ・バンドとしての実力を見せつけてくれる一枚です。(みなと)

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3月12日(火):BADFINGER / ASS

本日は「BEATLESの弟分」としてデビューした英国のバンド、BADFINGERの74年作『ASS』をご紹介いたしましょう。

70年にアップル・レコードからデビューし、2ndアルバム『NO DICE』、3rd『STRAIGHT UP』と次々にヒット作をリリースしていったBADFINGER。
しかしBEATLES解散後のアップルは年々経営難に陥っており、メンバー達は別レーベルへの移籍を考え始めます。

そうしてアップルからの最後のリリースとなったアルバムがこの4th『ASS』。
レーベルとの関係が悪化していた事により英国でほとんどプロモーションされず、売り上げも芳しくなかったという可哀想な作品ですが、内容は前作や前々作と比べても決して申し分なし。
特にアップルとの別れを綴った、Pete Hamによる哀愁いっぱいのナンバー「Apple of My Eye」はBADFINGER屈指の名曲の一つと言って差し支えないでしょう。

さて、空にでかでかと浮かぶ人参をロバが見つめるこのジャケは、次のレーベル(=米国ワーナー)の契約書にまんまと釣られるバンドの姿を皮肉ったものだとか。
アップルによる当てつけのジャケットという説と、メンバーTom Evansの発案という説があったのですが、流石にジャケまでアップルの嫌がらせとは考えたくないものですね…。(増田)

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3月13日(水):INCREDIBLE STRING BAND / 5000 SPIRITS OR THE LAYERS OF THE ONION

春の野菜といえばキャベツ、アスパラ、そして新タマネギ…?という訳で本日ご紹介するのは「タマネギ」のジャケット。

スコットランド出身のMike Heron&Robin Williamsonを中心とする英国アシッド・フォーク・バンド、INCREDIBLE STRING BANDの67年作『5000 SPIRITS OR THE LAYERS OF THE ONION』です。

このやたらとカラフルでサイケデリックなジャケットに抽象的な長いタイトル、一見するといかにも当時の『サージェント・ペパーズ』フォロワーといった雰囲気ですが、内容は牧歌的な中にも格調が高さ漂う英国的なフォーク作品。

シタールの音色やアラビア風の旋律など当時のサイケらしいエキゾチックな味付けもされているものの、彼らの場合はメンバーのアフリカや中東旅行の経験を活かしたり、実際のインド人奏者を招いたりと、単なるサイケ・ムーヴメントとはまた違ったフォークと東洋音楽の本格的な融合が試みられている点が魅力です。

多彩なアコースティック楽器が繊細に絡み合う、暖かくも神秘的なアシッド・フォーク・サウンドは春のうららかな日差しにぴったりですね。(増田)

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3月14日(木):PAUL BRETT / INTERLIFE

今日はお馴染みのあの野菜、キャベツです!

春キャベツはそろそろでしょうか。炒めてもよし、煮てもよし、そのまま味噌を付けて食べてもよし、おいしく胃にも優しいパーフェクトな野菜ですよね。

おっと、アルバムのご紹介をしなければ…

VELVET OPERAやSTRAWBSで活動したギタリスト、ポール・ブレットの78年ソロ作『INTERLIFE』です。

トラッド調のアコースティックギターのプレイを中心に展開される異色のプログレ作となっています。

哀愁のフレーズを紡ぐエレキギター、ジャジーなブラス・セクション、シンセサイザーなどがスリリングにフレーズを応酬させ、ハード・ロック、ジャズ、シンフォなどが断片的に現れる凝った音作り。

その先の読めないサウンドを聴いていると、キャベツどころではなくなってしまいます。(みなと)

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3月15日(金):BABY GRAND / ANCIENT MEDICINE

昨日のPaul Blettも中々のマイナー盤でしたが、ラストはもっとマイナーかもしれない米AORバンドBABY GRANDの78年2ndアルバム「Ancient Medicine」をチョイス☆

いろんな野菜を使っておじいさんの顔を作ったユニークなジャケットがインパクト抜群ですね。じっと見ていると全てを見通す仙人のような顔つきにも見えてきます。

こちら、80年代に一世を風靡するHOOTERSのギタリストとキーボーディストが在籍しているグループなのですが、HOOTERSのようなレゲエ/ケイジャン要素はなく、変拍子や凝った曲構成にプログレ要素も感じられる技ありなAORを聴かせています。

めくるめく展開するテクニカルで緻密な演奏と、AOR然とした爽やかな聴き心地の良さが素晴らしいバランスで共存した、マイナーながら実に愛すべき一枚です☆(佐藤)

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LITTLE FEATの在庫

  • LITTLE FEAT / BEST OF LITTLE FEAT

    06年編集ベスト

  • LITTLE FEAT / LITTLE FEAT

    ローウェル・ジョージら初期マザーズのメンバーによって結成された、米ルーツ・ロック・バンド、記念すべき71年デビュー作

    ZAPPAのバック・バンドのメンバーによって結成された、米ルーツ・ロックの祖、記念すべき71年デビュー作。制作中に左手に大怪我をしたLowell Georgeが、Ry Cooderとボトルネック・ギターでやり合う、エネルギッシュなHowlin’ Wolf原曲の「44Blues〜How Many More Years」名演は聴きどころ。プロデューサーはLowell Georgeの友人であるRuss Titelman。後のニューオリンズ・サウンドへと繋がる、多様な引き出しを秘めた、彼らの処女作品です。

  • LITTLE FEAT / SAILIN’ SHOES

    ローウェル・ジョージを中心に初期マザーズのメンバーらが結成したルーツ・ロック・バンド、72年作

  • LITTLE FEAT / DIXIE CHICKEN

    バンドの評価を不動のものとした73年リリース3rd、これぞ名盤!

    70年代のアメリカ西海岸を代表するロック・バンド、LITTLE FEATが73年に発表した3rd。前作『SAILIN’ SHOES』発表後に訪れた解散の危機を乗り越え、新メンバーを加え6人組となって制作された作品。Lowell Georgeはかねてよりニューオリンズ・サウンドへと傾倒していただけに、ニューオリンズ出身の新メンバーを迎えて制作した本作は彼の制作意欲が一気に開花した作品ともいえる。初期の一連の作品がそうであるように、本作もまた、Lowell Georgeの綴るリリックの、渋く味わい深い世界感を堪能できる。

    • 20P22089

      定価1820+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:並

      帯有

      若干カビあり、帯裏面に若干破れあり

    • WPCR2552

      解説:小倉エージ、定価1700+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり

    • WPCR18241

      MQA-CD/UHQCD、アナログテープを基にした2019年192kHz/24bitデジタル・リマスターを176.4kHz/24bitに変換して収録、解説・歌詞・対訳付き仕様定価2800+税

      盤質:傷あり

      状態:

      帯有

      ケースツメ跡あり、帯はテープでケースに貼ってあります

      1800円

      1440円
      (税込1584円)

      396円お得!


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  • LITTLE FEAT / FEATS DON’T FAIL ME NOW

    74年作4th

  • LITTLE FEAT / LAST RECORD ALBUM

    75年作5th

  • LITTLE FEAT / TIME LOVES A HERO

    ドゥービーズやタワー・オブ・パワーの面々が参加した77年作

  • LITTLE FEAT / AS TIME GOES BY: BEST OF

    86年編集ベスト、全20曲

  • LITTLE FEAT / AIN’T HAD ENOUGH FUN

    ヴァン・ダイク・パ−クスをゲストに迎えた95年作

  • LITTLE FEAT / HOTCAKES AND OUTTAKES: 30 YEARS OF LITTLE FEAT

    70〜98年までから選曲された57曲アンソロジー+ワーナー以前の最初期録音/デモ/アウトテイクなどレア音源25曲の全82曲を収録

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BADFINGERの在庫

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INCREDIBLE STRING BANDの在庫

  • INCREDIBLE STRING BAND / BIG HUGE

    英国アシッド・フォークの代表格、68年5th

    ウィリアムソン、ヘロン、シンプソンに加え、リコリス・マッケンジーを迎え発表された5作目。68年作。さまざまな民族楽器の特性を生かしつつ、ひとつひとつの楽曲が精巧な透かし細工のごとく繊細に紡がれた名作。

  • INCREDIBLE STRING BAND / LIQUID ACROBAT AS REGARDS THE AIR

    ウッドストック・フェスにも出演、自由度の高い奔放なスタイルが特徴的な英アシッド・フォーク・バンド、71年作9th

    アイランド移籍第一弾、通算では9作目にあたるアルバム。彼等が1stから一貫して持つ「けだるさ」はそのままに、エレクトリック・ギター、ピアノを全面に押し出した多彩なサウンドが絶品。やはり一筋縄では行かないバンドです。

  • INCREDIBLE STRING BAND / EARTHSPAN

    多彩な楽器群がアンサンブルを彩る英国アシッド・フォークを代表する名グループ、72年作

  • INCREDIBLE STRING BAND / NO RUINOUS FEUD

    多彩なアプローチを特色とする英アシッド・フォーク代表格グループ、73年作

  • INCREDIBLE STRING BAND / LIVE IN CONCERT

    ウッドストック・フェスにも出演した英アシッド・フォークの雄、71年〜72年のBBC音源

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