2020年10月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
68年~69年ごろの英国で隆盛を誇ったサイケ・ポップ。
主に『サージェント・ペパーズ』に影響を受けたバンドたちが、60年代終盤に向けて盛り上がりを見せていったサイケ・ブームの中で万華鏡のようにまばゆい名盤を次々と発表していきました。
そんな中でも金字塔と言って差し支えないのがゾンビーズによる68年作『オデッセイ・アンド・オラクル』。
マジカルなメロディ、スモーキーかつ温もりある歌声、サイケな手触りと弦楽やハープシコードによる気品が同居したアレンジ。『サージェント・ペパーズ』フォロワーというか、もう肩を並べていると言えちゃいそうな充実度ですよね。
今回は、そんな『オデッセイ・アンド・オラクル』を起点にして、愛すべきレイト60s英サイケ・ポップのオススメ盤を探求してまいります!
天才ロッド・アージェントが紡ぐマジカルなメロディとポップさの中にも気品が滲むアレンジ、そしてコリン・ブランストーンのスモーキーかつ温もりある歌声…。正直ラストの「ふたりのシーズン」が霞むくらいに全編のワクワク感が半端ない奇跡の一枚!
お次は先日めでたくリイシューされた、このサイケ・ポップ名盤をチョイス!
フルーツジャケにはずれなし!? 英国印のポップでカラフルな胸キュン・サウンドのオンパレード!英国レイト60sサイケ・ポップ珠玉の名盤として名高い一枚ですね。
最後はとっておきのニッチ英サイケ・ポップ69年作をピックアップ!
ジャケの非キャッチーさがいかにもニッチ盤って感じだけど、内容は素晴らしいですよ、コレ。
ハープシコード、エレピ、オルガンが哀愁のコードを刻み、流れるようなメロディーと泣きのハーモニーがサイケ・ポップ好きを唸らせるレイト60sの隠れた名盤。
このメロディ・ラインの素晴らしさに加え、優雅なタッチで紡がれるクラシカルなキーボード・サウンドは、Rod Argentを想わせます。「オデッセイ・アンド・オラクル」が好きな方にはたまらないサウンドのはず!
いかがだったでしょうか。
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