2012年8月22日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ・スタッフの佐藤です。
いよいよ今週末に控えたプログレ・フェスティバル。単独公演に行かれる方はもう明日からになりますね。皆さんの心は今きっと私同様にワクワクで満たされていることと思います。
さて今年のラインナップは、イタリア屈指のプログレ・バンドGOBLINに孤高の詩人ピーター・ハミル率いるVAN DER GRAAF GENERTOR、そして今回が初来日となるイギリスの人気プログレ・バンドBARCLAY JAMES HARVESTの3バンド。スリルと緊張感、そしてドラマティックさでも大いに楽しませてくれそうな、素晴らしいフェスになる予感をひしひしと感じさせるメンツですよね。
そんなわけで直前にはなりますが、今回の出演バンドたちの名曲をおさらいしながら、ライヴを観に行かれる方は当日へ向けての予習も兼ねてご覧くだされば幸いです。
では始めに、今回のフェス一番の目玉であろうBARCLAY JAMES HARVESTからおさらいしてまいりましょう。
やはり一般に人気が高いのは70年代の作品でしょう。陽だまりのように温かみ溢れるアコギを基調とした楽曲から、圧倒的なまでにドラマティックに迫り来る泣きのシンフォニック・ロックまでを聴かせる、豊かな音楽性が遺憾なく発揮された名曲が並びます。そしてこれらすべての楽曲に通じる胸を打つセンチメンタルなメロディ・ライン。この素晴らしきメロディー・センスが私達プログレ・ファンを惹きつけて止まないのですよね。
一方カケレコで新品を取り扱っている80年代の作品は流麗かつ軽快なAOR作となっており、実はこちらのほうもなかなかの出来栄えなんです。こんな感じです。
う~ん、聴くほどにつくづく素晴らしいバンドであることが実感できますよねぇ。当日はどんな選曲、パフォーマンスで魅せてくれるのか非常に楽しみです。
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続いてはこちらも英国プログレの大御所、二度目の来日となるVAN DER GRAAF GENERATORをおさらい。
70年代ブリティッシュ・プログレのダークサイドを担う存在として、一際異彩を放っていたバンド。オルガン、ピアノ、そしてサックスらが時に激しくぶつかり合い時に荘厳かつ叙情的にユニゾンする息をのむアンサンブルと、ヴォーカルのピーター・ハミルによる絶唱が聴き手に強烈な印象を残すのが特徴で、一種宗教的なまでの崇高さと聴く者の不安感をかき立てる不気味さとが入り交じった、まさしく唯一無二の音楽性を持つバンドです。
2005年に活動を再開してからの作品も、30年近くの空白を経たとは思えないほどに往年といささかも変わらない、VDGGでしか鳴らせない音楽を届けてくれています。
12年作『ALT』の発表も記憶に新しいところ。これは充実のライヴ・パフォーマンスを期待してしまいますね。
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最後はイタリアが生んだ不世出のプログレ・バンドGOBLINをおさらいしていきましょう。
70年代当時よりプログレ・バンドであると同時にホラー映画のサウンド・トラックを手掛けるバンドとしても知られる異色のバンドで、テクニカルな器楽演奏と入れ味鋭いスリリングな曲展開を特徴とします。
昨年の「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェス」で初来日を果たし、こちらも二度目の来日となりますが、今回もこれぞプログレ!と言うべきテクニックとスリルに満ちたアンサンブルを聴かせてくれることでしょう。こちらも期待大ですね。
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