2020年7月21日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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韓国BIG PINKより入荷した、今月の新作リイシューをご紹介いたしましょう。
今回はイギリスとアメリカからの、初CD化も含む5タイトルとなっております。
試聴しながらお好みの作品をチェックしてみてください!
まずは英国勢からどうぞ~。
マンフレッド・マンで活躍したTom McGuinnessと、元ブルースブレイカーズのHughie Flintを中心に結成されたフォーク・ロック・バンドによる73年作3rdアルバム。
コリン・ヘアあたりにも通ずるキャッチーなフォーク・ポップ、BRINSLEY SCHWALTZを彷彿とさせる黄昏のパブ・ロックなど、どの曲も英国臭に溢れた佳曲揃い。土臭く「いなたい」雰囲気がたまりません。
スワンピーなフォーク・ロックに始まり、ジェントルな弾き語り曲、神秘的なインド音楽調フォークと、70年という時期らしい多彩なスタイルのフォーキー・サウンドが満載。低く落ち着きある慈愛に満ちた歌声もいいなぁ。ドノヴァンとも影響を与え合った名SSWによる2ndアルバム。
アメリカのアーティストたちも注目作揃いです!
スキンヘッド&お髭の見た目に違わず強烈なダミ声の持ち主ですが、作るメロディはどこまでもキャッチーでハートフル。ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンにも負けない!?ピアノ弾き語りSSW好盤!
「シスコ出身の3人組でブルーチアーなどを連想してしまうが、それほどサイケでも大音量でもいない。ダルというかストーンした感じがあり、そこがなんかスルメのように、聴きかえすたびに癖になる感じである。」by HAPPYSADさん
マイルス作品を手掛けたレジェンドTeo Maceroプロデュース!ブラジリアン・テイストも漂わせながら、開放感いっぱいに疾走する極上ジャズ・ロック/フュージョン、78年作。
いかがでしたか?気になる作品がみつかれば幸いです!
73年作、3rd。ソングライティングを担当していたGallagher & Lyleコンビが抜けていますが、曲のクオリティは全く落ちていません。むしろ、土臭く「いなたい」雰囲気がグッと増し、英国的哀愁がこれでもかと溢れ出る逸品に仕上がっています。1曲目から素晴らしく、緩いスライド・ギターのイントロ、いなたいヴォーカル&哀愁のメロディには胸が熱くなります。COLIN HAREあたりにも通ずるキャッチーなフォーク・ポップ、BRINSLEY SCHWALTZを彷彿とさせる黄昏のパブ・ロックなど、どの曲も英国臭に溢れた佳曲揃い。旧アナログB面「Take It Down」は、哀愁のメロディに黄昏れのオルガンが炸裂する必殺の名曲。英国フォーク・ロック/パブ・ロック屈指の名作。
米SSW/ピアニスト、72年の2ndアルバム。スキンヘッド&髭という見た目に違わぬ強烈なダミ声の持ち主ですが、一方で彼の作るメロディはどこまでも瑞々しくハートフル。跳ねるピアノや粘っこくスワンピーなギターをバックにBobbyのソウルフルなシャウトが炸裂する「Mother Motor」、雄大でドラマチックなピアノの響きが素晴らしい「All The Things You Didn’t Do」。どの曲もキャッチーなメロディメイクやリズミカルなピアノが光る佳曲揃いです。エルトン・ジョンやビリー・ジョエルにも負けないピアノ弾き語りSSW好盤!
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