2019年3月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
スタッフ増田です。
近頃、アメリカン・ハード・ロックの隠れた名作が続々と再入荷中!暖かくなってきた事だし、週末は豪快なアメリカン・ハードを聴いてドライブでもいかがでしょう?
今回はカケレコ棚から、アメリカならではのパワーみなぎるハード・ロック作品を厳選してご紹介いたします!
まずは米国ハード・ロックの旗手、MOUNTAINから。
打ち鳴らされるカウベル、力強く叩きつけるようなリフ、そして男臭さいっぱいのレスリー・ウエストのヴォーカル。これぞアメリカン・ハードですね。
76年に録音されたライヴ・アルバムなのですが、それにしても凄い音圧!
超重量級のリズム隊、強烈に歪んだファズ・ギター、エネルギッシュなシャウト・ヴォーカルが一体となって終始ヘヴィ&エキセントリックに畳みかける米ハード名作!
パワフルかつ疾走感あるリフに絞り出すようなヴォーカルが乗っかる、ストレートなサウンドが何とも気持ちいい。
レコード蒐集家HANS POKORA氏の著書にも掲載され、激レア盤としてマニア垂涎の一枚として知られるオハイオ産ハード・ロック79年作!
アメリカ最初のプログレ・バンドと云われるTOUCHのメンバーが結成したハード・ロック・グループ、74年作。
鋭角なフレーズで畳み掛けるギターにふくよかなオルガン、エネルギッシュにシャウトする存在感抜群のヴォーカルが一体となったパワフル&スリリングなアンサンブルが堪りませんっ!
なんとバンド名はメンバーである日系人兄弟オダさんのファーストネームから取られたという(レビュワー様の情報より)4人組グループ、70年のデビュー作。
LED ZEPPELINのスピード感のみを抽出したようなスピーディー&アグレッシヴ&切れ味抜群のアンサンブルは元祖HR/HM!
男臭さ満点、オクラホマのブルース・ハード・トリオによる77年の唯一作。
トリオですがバッキバキに歪んだ2本のギターが録音されているのが特徴で、リズム隊と共に前のめりに突っ込んでいくギターは気持ち良さそうったらありません!
マイナーな米ハード・グループの72年作ですが、この1曲目、タメと疾走感とのダイナミズムが最高!
ちょっぴりブラック・サバスを彷彿とさせるギター・サウンド&ヘタウマなヴォーカルもいいですねえ。
ジョニー・ウィンターもその腕前を認め自身のアルバムに起用したギタリストPat Rushがツインリードの片翼を担うグループ、75年唯一作。
ソリッドなツイン・ギター・リフが炸裂するサウンドは、ハード・ロック・ファンなら心鷲掴みにされる事必至!
サザン・ハードはまだまだこちらでもご紹介しておりますよ!
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最後はこちらの69年作でお別れいたしましょう。
CREAMの如き引きずるようなサイケ&ブルージーさ、ツェッペリンばりのハードなエッジ、さらにガレージ・ロックの荒々しさや奔放さを兼ね備えたファズ・ギターを中心に、リズム隊は上半身裸で汗を飛び散らせながら(←たぶん)疾走を続け、ヴォーカルがエネルギッシュに絞り出すようにシャウトを炸裂させる!
ギターもリズム隊もヴォーカルもとにかく爆音の痛快ヘヴィ・ハード・ロック!!
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カリフォルニアのハード・ロック・グループ、ツイン・ギター編成の4人組。70年のデビュー作。リフ&リードともにスピード感いっぱいのギター、手数多く前のめりなリズム隊、ハイ・トーンのシャウト・ヴォーカルが一体となり、アグレッシヴに疾走するハード・ロック。LED ZEPPELINのスピード感のみを抽出したようなスピーディー&アグレッシヴ&切れ味抜群のアンサンブルは元祖HR/HM!
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