2018年7月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
夏の疲れを癒してくれそうな透明感ある女性シンガーを、カケレコ棚から探してこようと思います!
まずはこれ。このジャケット、本当に素敵ですよねえ!
湖畔に佇む女性の凛とした後ろ姿、陽光に包まれる花々。
ジャケがなにしろ最高ですが、音もそのままの陰影に富み、都会的に洗練もされた絶品英フィメール・フォークですね。
お次は、ジャケからぷんぷんと名盤の香りを放つこちら!
英へヴィ・サイケ・バンドGHOSTのヴォーカリスト、ソロ作。
くぐもったボーカルと優美なメロディーが絶品です!
次は少し時代を登って、このお方を。
このジャケは英国の冬の公園かどこかですかね。
曇り空に佇む木々がいい風景です。こんなところを、当てもなく散歩したいものです。
76年作、英クリスチャン・フィメール・フォーク。
クリスタルのような澄んだボーカルに、これまたクリスタルのようなピアノがコロコロと。たまりません。
ストリングスがふんだんに使われた少し甘めなアレンジと高揚感あるメロディーに、ルーの胸のすくような歌唱が乗っかって、またとない感動を与えてくれます。
さてさて、次はあのトラッド・フォークの方。
MR.FOXのキャロラインによるソロ作。
フィドルも弾きつつ、ちょっとアクのあるボーカルでエレクトリック・フォークを聴かせてくれます。
英国の名ギタリスト、ALBERT LEE参加。
ここからはちょっとポップな作品です。
レイ・デイヴィスのKONKレーベルからの75年4th。
透明感あふれるボーカルはデビュー時と変わりませんが、今作はぐっと洗練されたモダンな作風。
キーボードの多彩な音色、軽快なカッティングのギター、洒落たホーン・セクションが落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しています。
どの曲もメロディー・ラインが素晴らしく、彼女の澄んだ歌声も一層冴え渡っています。
キンクスの名曲「セルロイドの英雄」カバーも!
次は舞台女優としても有名なこの方。あの「おとぼけジャケ」(↓)から7年、やっと実った2stです。
英国の女優/シンガー、78年2nd。
ジョー・ボイドプロデュースの、洗練されたポップ・ボーカル作品。
フェアポート一派やアンディ・フェアウェザー・ロウ、ジョン・ケイルなど豪華メンバーが参加しています。
次はこちら。
スコットランド出身のトラッド・フォーク・シンガー、76年作。
フォーク歌手だったバーバラは、舞台女優などを経て今作でポップなサウンドに転向、ヴォーカリストとして大成功します。
「Answer Me」は特に英国でヒットしたそうです。
いかがでしたでしょうか。お気に入りとなる作品が見つかれば幸いです。
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70年発表のデヴュー作と71年のセカンド(ラスト作)を収録した2in1。英国フォークを基調にしたメロディーに被さるエレクトリックな味付けがなかなか。
英国フィーメール・シンガーを語る上では欠かせないCLAIRE HAMILLによる2ndアルバム。73年作。時にコケティッシュ、時に清楚なヴォーカルはさすがの存在感。ハイ・トーンの透き通った歌声は天上の美しさです。彼女の繊細な歌声を引き立てる緊張感溢れるアンサンブル、リリカルなメロディーもまた素晴らしい。名作。
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