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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.35】英国エレクトリック・トラッドの名盤FARAWAY FOLK『SEASONAL MAN』

こんにちは。スタッフみなとです。

今日は、英国フォーク・グループ、ファラウェイ・フォーク75年作『SEASONAL MAN』をピックアップしてまいります。

FARAWAY FOLKとは

英デヴォン州、ブリックハムにて結成された、フォーク・グループ。
70年代に活躍していました。

ターク夫妻を中心にしたメンバーです。

John Turk (lead guitar, mandolin, vocal)
Shirley Turk (vocals, finger cymbals, xylophone, kazoo, recorder, percussion, flute, tambourine)

2人のJOHN時代

50年代からフォーク・ミュージックを演奏していたターク夫妻は62年に結婚し、デヴォン州ブリックハムに引っ越します。

ブリックハムで、John HartshornとJudy Whittingtonに出会いました。

John Hartshorn (vocals, rhythm guitar, kazoo)
Judy Whittington (vocals, tambourine, recorder, washboard)

John Hartshornはギターが上手く、フォーク・ミュージックに強い関心を持っていたため、4人はすっかり意気投合。

2人のジョンのギターに合わせてシャーリーとジュディが楽しく歌っているうちに、やがて人前で演奏したくなり、地元ブリックハムのボルトン・ホテルでライヴを決行。

4人のライヴは非常に好評で、毎週日曜に演奏することになりました。

1970年には4曲入りEP『INTRODUCING』をリリース、ライヴの物販で良く売れたそうです。

ボルトン・ホテルでのライヴを録音し、初のLPとして『LIVE AT THE BOLTON』を出した後、

1972年に2nd『TIME AND TIDE』をリリース。

FARAWAY FOLK/TIME AND TIDE

♪Melanie

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♪Seasons Of Time

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アコースティック・ギターと2人の女性ボーカルを軸に、リコーダーやシロフォン、カズーなど様々な楽器を交えた非常に楽し気で、いい意味でアマチュア感あふれるフォーク作品となっています。

12曲中3曲はトラッド、他はほぼ自作曲で構成され、英国的な陰りあるフォークと当時のモダン・フォークがいい塩梅にブレンドされた、非常に優れたメロディの楽曲ばかりです。

ターク夫妻と17歳のブライオニー、元教師のエイドリアン時代

1974年にはJohn HartshornとJudy Whittingtonがバンドを離れます。

新たに加わったのが

Bryony Smith(Bass, Vocals, Banjo)
Adrian Morris(Vocals, Rhythm Guitar, Harmonica)

の2人。

Bryonyはバンドを離れるJohn Hartshornが連れてきた、当時17歳のベーシスト。

Adrianは、カナダで教師をしていましたが、ブリックハムに戻ってきたギタリスト。

新たなメンバーで、74年に『ON THE RADIO』をリリース。

ビートルズやキンクスのカバーもしています。

そして、75年に『SEASONAL MAN』をリリース。

FARAWAY FOLK/SEASONAL MAN

♪Coming Back To Brixham

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前作から、ベースがしっかりと鳴る独特なフォークを奏でていましたが、今作は更にJohn Turkのエレクトリック・ギターもささやかながら印象的なフレーズを弾いており、トラッドベースの楽曲に華を添えています。

♪Seasonal Man

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4人それぞれボーカルをとっており、決してうまくはないのですが、気取らない素朴なハーモニーがリラックスしていて非常に良いです。

フェアポート・コンヴェンションなどとはまた違った、洗練されていないローカルなエレクトリック・トラッドです。

ファラウェイ・フォークは1980年に解散、ジョンとシャーリーはその後も活動していたようです。

他の作品にカケハすと・・・「エレクトリック・トラッド」といったら?

まずは、フェアポート・コンヴェンション。

FAIRPORT CONVENTION/LIEGE AND LIEF

トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年4th。

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SPRIGUNS/REVEL WEIRD AND WILD

サンディー・デニーに憧れたマンディー・モートンを中心とするバンド。

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MR.FOX/JOIN US IN OUR GAME

英国、夫婦を中心とするフォーク・グループ。

フォーキーで、サイケデリックで、プログレッシブで。ストレンジなエレクトリック・フォーク名バンド!

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いかがでしたでしょうか。英国の音楽というのは、入っても入っても抜け出せない深みがありますね。


【KAKERECO DISC GUIDE Vol.18】清楚でひたむきな歌唱が胸を打つ英国フィメール・フォーク Janet Jones『Sing To Me Lady』

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ウェールズ産フォーク/SSW特集

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FARAWAY FOLKの在庫

  • FARAWAY FOLK / TIME AND TIDE

    男女ヴォーカルの4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド、72年の1stスタジオ作

    JohnとShirleyのTurk夫妻を中心とする男2女2の4人組ブリティッシュ・フォーク・バンド。70年のライヴ・アルバムに続き72年にリリースされた1stスタジオ・アルバム。躍動感のあるドラムとよく動くメロディアスなベースによるリズムをバックに、アコギやマンドリンがメロディアスなアルペジオやリードを奏で、グロッケンシュピールやリコーダーが陽光のようなキラメキを添えるアンサンブルが印象的。清楚な女性ヴォーカルと誠実さが伝わるバリトン・ヴォイスの男性ヴォーカルによるハーモーニーもいい感じです。メロウ・キャンドルのフォーク・ロックな曲やトレイダー・ホーンあたりが好きなら気にいるはず。明朗なサウンドが心地いい快作です。

  • FARAWAY FOLK / SEASONAL MAN

    夢見心地の英ストレンジ・フォーク、75年作

    英国の2組の夫婦によるグループ、75年作。控えめにかき鳴らされるアコギにエレキがファジーに絡んだところで、フルートがふわりと加わっていき、素朴な男女ボーカルが宙を漂います。耳に心地よいのですが、ミニマムなギターワークがトラッド調のメロディーに少し尖ったポップさを加えており、独特の味わいと軽やかさがあります。トゥリーズやスティーライ・スパンがインディー・ロックをやっているような、不思議なサウンドです。A面は自作曲、B面はトラッドのカバー。

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FAIRPORT CONVENTIONの在庫

  • FAIRPORT CONVENTION / XXXV

    英国フォークの重鎮グループ、01年作35th

  • FAIRPORT CONVENTION / LIEGE AND LIEF

    69年発表の4th、英国トラッド・フォークの象徴する一枚

    女性ボーカリストSandy DennyとギタリストRichard Thompsonを擁し、トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年4th。69年に彼らは3枚ものアルバムをリリースしており、本作は連続リリースの3作目となります。事故によりドラマーのMARTIN LAMBLEが急逝、DAVE MATTACKSを新ドラマーに迎え、フィドル奏者DEVE SWARBRICKも正式に加入。彼ら代表作の1つであるその内容は、前作では1曲のみだったトラッド曲をアルバム8曲中5曲まで増やし、飛躍的な発展を遂げたエレクトリック・トラッド・フォークの路線にさらに磨きをかけた記念碑的名盤となっています。英国叙情が際立ったトラッド・フォークの代表作と言えるでしょう。

  • FAIRPORT CONVENTION / UNHALFBRICKING

    英エレクトリック・トラッドの代名詞的グループ、次作と並びバンドを代表する傑作、69年3rd

    女性ボーカリストSandy DennyとギタリストRichard Thompsonを擁し、トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年3rd。69年に彼らは3枚ものアルバムをリリースしており、本作は連続リリースの2作目となります。前作からIAN MATTHEWSが脱退しリリースされた本作は、BOB DYLANの楽曲が3曲、トラッド1曲、グループの楽曲4曲から成る彼らの代表作の1つ。前2作以上に統一感を感じさせるエレクトリック・トラッド・フォークを奏でており、Sandy Dennyの歌声の素晴らしさは説明するまでもなく、ゲストのフィドル奏者DEVE SWARBRICKによるヴァイオリンなどが自然にバンドに溶け込んだ名盤です。

  • FAIRPORT CONVENTION / WHAT WE DID ON OUR HOLIDAYS

    サンディ・デニーを迎えた69年2nd

    サンディー・デニーを迎え制作された2ndアルバム。68年作。彼女の儚くも凛としたヴォーカルは別格の美しさで、「FOTHERINGAY」などコンポーザーとしても一流。そんな彼女の加入が化学反応を引き起こしたのか、リチャード・トンプソンもギタリスト/コンポーザーとして見事にその才能を開花させています。楽曲、演奏とも新人離れした風格すら感じさせる出来栄えで、英国フォークロックを代表するグループとしての地位を早くも確立した名作。

  • FAIRPORT CONVENTION / ANGEL DELIGHT

    71年作6th

    • UICY9483

      紙ジャケット仕様、04年リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2141

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      若干帯中央部分に色褪せあり

  • FAIRPORT CONVENTION / BABBACOMBE LEE

    英フォーク・ロックの代表格、71年7th、19世紀に起きた殺人事件の犯人の半生をモチーフにしたコンセプト作

    英フォーク・ロックの代表格、71年7th。Sandy Denny、Richard Thompsonが抜け、4人編成となった時期の作品。殺人事件の犯人の半生をモチーフにしたコンセプト作。重い題材を扱っていながら、カントリー・ロックの影響も感じさせる親しみやすい楽曲群で構成。フィドル奏者Dave Mattacksが主導権を握り、男所帯ならではの温もりを感じさせるフォーク・ロックに仕上がっています。伸びやかなヴォーカル、表情豊かにスイングするフィドルを中心として、哀感を漂わせるアコーステイッック・ギター、幽玄なダルシマー、整然としたリズム隊などが一丸となり締まった演奏を展開。心浮き立つような軽快なアンサンブルを奏でており、素朴な男声コーラスと溶け合う様は心地よくリラックスさせてくれます。ピリピリした緊張感を持っていた「LIEGE & LIEF」「FULL HOUSE」の時期とは異なる、朗らかな魅力に溢れるこの時期のフェアポートも良いです。

    • UICY93995

      廃盤、紙ジャケット仕様、SHM-CD、04年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2800

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

    • UICY9484

      紙ジャケット仕様、04年リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2141

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      若干帯中央部分に色褪せあり

  • FAIRPORT CONVENTION / RISING FOR THE MOON

    英エレクトリック・トラッドの代名詞的グループ、サンディ・デニーが正式に復帰した75年作

    サンディー・デニーがカム・バックした75年作。サンディー・デニーを中心に作曲された楽曲が多く、彼女のソロ作に通ずる穏やかで美しいメロディーが印象的。75年は、彼女のソロで言えば73年作「Like An Old〜」と77年作「Rendezvous」の間。ソングライターとして脂が乗り切っていて、次々とメロディーが溢れ出てくる状態だったんでしょう。美しいメロディーが詰まった佳曲揃いの好盤。

  • FAIRPORT CONVENTION / QUIET JOYS OF BROTHERHOOD

    86年と87年のライヴ。イアン・アンダーソンがゲスト参加。

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SPRIGUNSの在庫

  • SPRIGUNS / REVEL WEIRD AND WILD

    英エレクトリック・トラッド、76年作、スティーライ・スパンのティム・ハートによるプロデュース

    76年作1st。ピアノやストリングスの荘厳な雰囲気、室内楽的な格調高さ、流れるようなメロディー、Mandy Mortonのミスティックなヴォーカルなど、メロウ・キャンドルを彷彿とさせる英国フォークを基調に、エレクトリック・トラッドなヴァイオリンをフィーチャーしたサウンドが印象的。名作です。

  • SPRIGUNS / TIME WILL PASS

    名フィメール・シンガーMandy Mortonを擁する英国エレクトリック・トラッドの名グループ、77年作

    英国フォークを代表するフィーメール・ヴォーカリストの一人、マンディー・モートンを中心としたバンドで、本作は、77年発表の2ndアルバム。トラッドを下地にしたブリティッシュ・フォーク・ロックを基調としながらも、エレクトリックな楽器をふんだんに用いたアレンジが、新たな地平を切り開いた名盤です。ブリティッシュ・フォーク3美神が提示した”気品”に、70年代ブリティッシュ・ロックの持つ”けだるさ”が加わったような内容は、60年代末から脈々と流れる英国サウンドを総括したと言っても過言では無いほどの素晴らしさ。気品溢れる管弦楽の調べ、ニック・ドレイクの1stにて素晴らしいオーケストラを吹き込んだロバート・ギルビーによる重厚かつ荘厳なストリング・アレンジ、表情豊かなエレクトリック・ギター、ミスティックなマンディーのヴォーカルと、すべてが有機的にからみあったサウンドは、もう究極の一言。

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