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フランスが誇る名ヴァイオリニストDidier Lockwoodの参加作品を探求!

フレンチ・プログレの雄MAGMAでの名演を皮切りに、フレンチ・プログレ/ジャズ・シーンで華麗な活躍を見せてきたヴァイオリニストDidier Lockwood。

2018年2月に62歳でこの世を去るまで、バンド作品/ゲスト参加作品ともにクオリティの高い演奏を数多く残してきました。

その偉大な功績は、同郷フランスの世界的ヴァイオリニストJean Luc Pontyにも匹敵するものと言っていいでしょう。

今回は、そんな名手が残した名演の数々を振り返っていきたいと思います。

正式メンバーとしての参加作品

MAGMA / Live (1975)

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75年、総帥Christian Vander率いる異形のフレンチ・プログレ集団MAGMAへ加入し、プログレ史上の傑作ライヴ盤と誉れ高い『Live』でプレイします。弱冠17歳にして緊張感みなぎる圧倒的にスリリングな名演を披露しており、一躍フレンチ・プログレ・シーンにおける注目プレイヤーに躍り出ました。

VOLKOR / Jazz Rock (1976)

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MAGMA脱退後、かつてDidierと実兄のキーボーディストFrancis Lockwoodが組んでいたバンドを再結成させ、76年に唯一作をリリース。メンバーは2人に、Al Di MeolaやChick Coreaとの活動で知られるベーシストBunny Brunel、後にWEIDORJEを結成する2人であるキーボーディストPatrick GauthierとドラマーKirt Rustの5人。当時はDidier Lockwood名義でリリースされましたが、CD化に際しバンド名義のVOLKORへと変更されています。そのサウンドはタイトルがずばり示す通り、各プレイヤーの技巧が炸裂する攻めのジャズ・ロックで、RTFばりのギラギラしたプレイが終始繰り広げられていて圧巻。Didierによるスリリングにしてメロディアスに舞うエレクトリック・ヴァイオリンも冴え渡っています。

ZAO/ Kawana (1976)

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同年、MAGMAを脱退した名サキソフォン奏者Yochk’o Sefferを中心に結成されたジャズ・ロック・バンドZAOに参加。Sefferによる技巧的かつジャジーな艶のあるサックスのプレイと、時に鮮やかにユニゾンし時にソロバトルで火花を散らせる、ロック・ヴァイオリニストとしての縦横無尽な活躍ぶりが特に際立つのが本作。Didierは同76年のライヴアルバム『Live!』にも録音を残しています。

SURYA / Surya (1980)

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77年、MAGMA~ZAOを経たDidier LockwoodとZAOのドラマーJean-My Truong を中心とするジャズ・ロック・バンドSuryaを結成。実兄のkey奏者Francisも参加し同年に制作されたのが唯一作の『Surya』です(リリースは80年)。サウンドはVOLKORに近いスリリングに疾走するテクニカル・ジャズ・ロックですが、音がシャープに研ぎ澄まされた印象があり、より気品あるファンタジックな色合いを強く感じさせます。名盤。

LOCKWOOD, TOP, VANDER, WIDEMANN / Fusion (1981)

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ドラマーChristian Vander、ベーシストJannic Top、キーボーディストBenoit Widemannという、黄金期MAGMAを象徴するミュージシャンにDidierを加えた4人の連名アルバム、81年作。Weather Report彷彿の浮遊感を纏った洗練のフュージョン・ミュージックをメインとしますが、ただ根っこがMAGMAなので時々暑苦しく暴走しかける(特に総帥)のが個性的。ひんやりと涼しげな音色で美しく奏でられるDidierのヴァイオリンが聴きもの。

ゲストでの参加作品

VISITORS / Visitors (1974)

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フランスの作曲家Jean-Pierre Massieraによるプロジェクトで、ジャケットに描かれた通り地球外生命体をテーマにしたコンセプト作品の74年作。
Lockwood兄弟を含む総勢20名近くのミュージシャンが参加した意欲作で、コーラスも多用したフランスらしい厳かで耽美的なサウンドをベースにコズミックな音響感覚なども散りばめた前衛色も漂う孤高の作風が特徴。MAGMA加入前年のDidierは当時まだ16歳。にもかかわらず切れ味鋭く切り込んでくる堂々たる演奏ぶりは見事というほかありません。

APHELANDRA / Aphelandra (1976)

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76年に録音されながら、四半世紀後の01年まで日の目を見なかったシンフォニック・ロックの逸品。実にフランス的と言える、華麗な中にも緊張感と狂おしさが同居するアーティスティックなサウンドを構築しており素晴らしいです。CLEARLIGHTのCyrille Verdeauxと共にゲスト参加するDidier Lockwoodのヴァイオリンは、まさにその狂おしさを生み出す格調高くも不穏な空気を孕んだプレイで存在感を発揮。

SYNTHESIS / Synthesis (1976)

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Didierを含む20人以上のミュージシャンが参加したプロジェクト・バンドの76年唯一作。ブラス・セクションを大きくフィーチャーした、ビッグ・バンド風の洗練されたジャズ・ロック・サウンドがカッコよし。Didier参加の2曲目「Vane」では彼らしいスリル満点のプレイでばっちり曲を締めます。

CLEARLIGHT / Les Contes du Singe Fou (1977)

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前年にAPHELANDRAでDidierと共にゲスト参加したキーボーディストCyrille Verdeauxによるプロジェクト。GONG人脈が参加したことで75年デビュー作『Clearlight Symphony』が一般的によく知られますが、この77年作も何ら劣らぬ名作。Cyrille Verdeauxの叙情的なピアノと絡む気品高くドラマチックなヴァイオリンの旋律が感動的に響き渡ります。彼は続く78年作『Visions』にも参加。

PIERRE MOERLEN’S GONG / Downwind (1979)

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黄金期MAGMAのドラマー/打楽器奏者Pierre Moerlen主導のもと発足したPIERRE MOERLEN’S GONGによる第3作目となる79年作。前々作でも客演した元ROLLING STONESのMick Taylorに加え、Mike OldfieldやSteve Winwoodといったビッグネームが参加。種々の打楽器を用いた緻密で複雑なリズムワークに、Didierのヴァイオリンをはじめとするリード楽器のメロディアスなプレイが乗ると、両者がカッチリと噛み合いしなやかに躍動を始めるようなサウンドは独特の快感を生じさせます。Didierは2曲目「Crosscurrents」、6曲目「Emotions」に参加。

FRANCOIS BREANT / Voyageur Extra-Lucide (1979)

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MAGMA以前のBernard Paganottiが在籍したことでも知られるCRUCIFERIUSのメンバーだったキーボーディストが放った79年ソロ作。前78年作『Sons Optiques』に続いてDidier Lockwoodが参加していて、エレクトロニクスとカラフルなシンセサイザーを前面に出した、80年代を目前とした時期らしいフュージョン・サウンドに、普段とやや趣を異にする柔らかなヴァイオリンの旋律を添えています。

EMMANUEL BOOZ / Dans Quel Etat J’erre (1979)

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「孤高」の呼び名が相応しいフランス人アヴァンギャルド・アーティスト/シンガーの79年作では、1曲目に収められた「L’ode Aux Rats」に参加しています。問答無用のテンションで突っ走るアンサンブルとアクの強すぎるヴォーカル、それに呼応するようにいつも以上に熱っぽくソロを紡ぐDidierのプレイは必聴。

RAHMANN / Rahmann (1980)

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アフリカン・パーカッションなども取り入れた技巧派エスノ・ジャズ・ロックを聴かせるグループの唯一作、Didierは4曲目「Danse Sacree」でバンドのカラーを反映したエキゾチックなフレージングを散りばめた好演を聴かせてくれます。全体にそこはかとなく漂うMAGMA的な緊張感も素晴らしく、その点でもDidierは適任と言えるでしょう。

FAIRPORT CONVENTION / Fame And Glory (2009)

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ブリティッシュ・トラッドを代表する存在である彼らが、ケルティック・アーティストAlan Simonの楽曲を録音したプロジェクト・アルバムが本作。JETHRO TULLのMartin Barre、PENTANGLEのJacqui McShee、John Wettonなどと共にDidierもゲスト参加しています。ライヴでの共演音源が収録されていて、メランコリックなアコースティックギターの調べに寄り添う、美しくも哀感漂うエレクトリック・ヴァイオリンのプレイが涙を誘います…。


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      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

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  • MAGMA / UDU WUDU

    76年発表の名作、18分に及ぶ「DE FUTURA」は必聴!

    Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ。非常にメンバーの出入りの激しいグループであり、そのファミリー・トゥリーを辿るだけでも一苦労と言う、まさにモンスター・バンドです。バンド変革期であった76年リリースの本作は、技巧派ベーシストJanik Topを再びバンドに呼び戻して録音された作品であり、一般的には過渡期のMAGMAサウンドという評価ですが、なんと言ってもアルバム最後に収められた代表曲であり、Janik TopがMAGMAへと戻ってくるきっかけになった「De Futura」の存在がこの作品を名盤として押し上げており、スリリングなヘヴィ・プログレが炸裂します。

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    H.R.ギーガーのアートワークに包まれた78年発表の7th、ロック/ファンクのテイストが強く出ていて聴きやすいです

    コバイア思想に基づくコンセプトは継承しつつ、ベースの高音がうねりまくり、コバイア・コーラスにロックとファンクが均衡と破壊の狭間で見事に融合された作品。78年発表。ソウル的パッセージが染みこんでくる「LAST SEVEN MINUTES」は、数あるMAGMAの中でも重要曲。

    • DREX13N

      デジパック仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、17年リイシュー、定価2600+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      ケース不良、トレーに小さいヒビあり、若干圧痕あり

  • MAGMA / RETROSPEKTIW I-II

    80年のライヴを収録した81年作

  • MAGMA / RETROSPEKTIW III

    結成10周年を記念したライヴを収録、81年リリース

    MAGMAの中では最も激しい曲、Retrovisionを収録したファンク色が強く滲み出た作品。従来のイメージである暗さは無く、呪縛から解放された奔放さに満ちあふれ、クリスチャン・ヴァンデの魂の肉声が精神の深みを凍てつく美しくも暴虐的な内容

    • REX15

      紙ジャケット仕様、直輸入盤国内仕様(解説付仕様、帯元から無し)

      盤質:無傷/小傷

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      紙ジャケに若干圧痕あり

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    煌びやかなジャズ・ロック・サウンドが冴えるアリスタ最終作、81年発表

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    • BELLE111836

      紙ジャケット仕様、SHM-CD、11年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価3143+税

      盤質:傷あり

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    女性ボーカリストSandy DennyとギタリストRichard Thompsonを擁し、トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年4th。69年に彼らは3枚ものアルバムをリリースしており、本作は連続リリースの3作目となります。事故によりドラマーのMARTIN LAMBLEが急逝、DAVE MATTACKSを新ドラマーに迎え、フィドル奏者DEVE SWARBRICKも正式に加入。彼ら代表作の1つであるその内容は、前作では1曲のみだったトラッド曲をアルバム8曲中5曲まで増やし、飛躍的な発展を遂げたエレクトリック・トラッド・フォークの路線にさらに磨きをかけた記念碑的名盤となっています。英国叙情が際立ったトラッド・フォークの代表作と言えるでしょう。

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    サンディー・デニーを迎え制作された2ndアルバム。68年作。彼女の儚くも凛としたヴォーカルは別格の美しさで、「FOTHERINGAY」などコンポーザーとしても一流。そんな彼女の加入が化学反応を引き起こしたのか、リチャード・トンプソンもギタリスト/コンポーザーとして見事にその才能を開花させています。楽曲、演奏とも新人離れした風格すら感じさせる出来栄えで、英国フォークロックを代表するグループとしての地位を早くも確立した名作。

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