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【カケレコ中古棚探検隊】英国叙情と米国的アーシーさとの豊かなブレンド。ブリティッシュ・スワンプ名盤を探求!

こんにちは。スタッフ佐藤です。

ブルースに根ざした米南部ロック的な泥臭さとミュージシャン本来の滲み出る英国叙情とが豊かにブレンドされたブリティッシュ・スワンプ・ロック。
今回は、そんなブリティッシュ・スワンプの名盤を中古棚よりピックアップしてまいりますよ~☆

デイヴ・メイスン/アローン・トゥゲザー

ジョージ・ハリスンやクラプトンに比べて知名度は劣るけど、ミスター・ブリティッシュ・スワンプと呼びたいほどのいぶし銀なセンスを持つ名ギタリストと言えばこの人!イントロのスライド一発で痺れますね!

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ジューシー・ルーシー/ゲット・ア・ウィフ・ア・ディス

ミッキー・ムーディーの腰をゆらすブルージー&グルーヴィーなギター、ポール・ウィリアムスのソウルフルなヴォーカル!これぞブリティッシュ・スワンプ!といえる濃厚エキスたっぷり。ただし、このグループのジャケのセンスだけはいただけない!

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ANDWELLA/PEOPLE’S PEOPLE

ブリティッシュ・スワンプの名盤といえばこれ!ザ・バンドへの憧憬と英国ならではの叙情美との絶妙なブレンド。陰影豊かな名作ですね。バンドを率いるデイヴ・ルイスは本当に才能溢れるミュージシャン/コンポーザーなのですが、過小評価というかほとんど知られていないのが悲しい…。

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フランキー・ミラー/ハイ・ライフ

英国が誇る名ブルーアイドソウル・シンガーですね。南部ニューオーリンズにてアラン・トゥーサンをプロデューサーに制作された、極上スワンプ・ロックが詰まった名盤。この喉、ポール・ロジャースのファンにも聴いてもらいたいなぁ。

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ERIC CLAPTON/ERIC CLAPTON

3ヶ月後に発表された歴史的名盤『いとしのレイラ』の影に隠れがちなこの1stソロですが、キャッチーなメロディを配した英国メロウ・スワンプとして、比類なき出来栄えだと思います。英スワンプの潮流を作り上げた、まさに重要作!

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ヘッズ・ハンズ・アンド・フィート/ヘッズ・ハンズ・アンド・フィート

後にクラプトンとも活動する天才ギタリストAlbert Lee率いる英スワンプ・グループと言ったら彼ら。軽快なカントリー・タッチと旨味溢れるグルーヴィーなプレイを織り交ぜた唯一無二のスタイルが光りまくりの、異色のブリティッシュ・スワンプ好盤!

PANHANDLE/PANHANDLE

さすがセッションマン出身なだけあって、クリス・スペディングって本当に何でも弾けるんですよね。そんな彼のスワンプ・ロック・ギタリストとしての顔がクローズアップされているのがこの作品。随所で彼らしいカミソリのような切れ味も見せる職人的プレイには惚れ惚れしちゃいます。グルーヴィーだけど端正で落ち着いた雰囲気がいかにも英国らしい、これぞブリティッシュ・スワンプな一枚だなぁ。

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  • ERIC CLAPTON / ERIC CLAPTON

    70年リリースの1stソロ、ブリティッシュ・スワンプ・ロックを確立した名作!

    ヤードバーズ、ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスでは、基本的な役割はギタリスト。70年リリースの本作1stソロは、ギターよりも歌に比重が置かれた、SSWおよびシンガーとしてのデビュー作と言えます。サウンドは、ブルース色は薄く、デラニー&ボニーとの出会い、ジョージ、デイヴ・メイスン等との親交から生まれた土臭くメロウなスワンプ・ロック。60s&70sポップ/ロックが好きだけど、クラプトンは聴かない、って意外と多いように感じます(僕も長く聴かず嫌いでした)。ブルースのイメージではなく、ビートルズ「ホワイト・アルバム」に参加したギタリスト、というイメージで聴くと、すんなり音に入り込め、すぐに愛聴盤になりました。レオン・ラッセルの流麗なピアノが光る「Let It Rain」など、どの曲もキャッチーなメロディが魅力的。この後、本作に参加したジム・ゴードン(Dr)、カール・レイドル(b)等とデレク&ザ・ドミノスを結成して「いとしのレイラ」をリリースします。英スワンプ・ロックの幕を開けた名作。

  • ANDWELLA / PEOPLE’S PEOPLE

    北アイルランド出身のSSWデイヴ・ルイス率いるグループ、よりルーツ・ロック色を強めたブリティッシュ・スワンプを聴かせる71年作、ブラックホーク99選にも名を連ねる逸品

    いぶし銀のSSW、Dave Lewis率いるグループ。ANDWELLA’S DREAMから短くANDWELLAと改名し、71年にリリースした3rd(ANDWELLA名義では2nd)。アメリカ南部指向を強め、The Bandにも通じるようなルーツ・ロックを展開。それでいて英国ならではの叙情美や陰影は失われておらず、その融合感が単なるブリティッシュ・スワンプにとどまることなく、聴き手の心をとらえてきた傑作。

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