BOB DYLANとTHE BANDが人知れず録りため連日のギグ音源は、アセテート盤としてイギリスの音楽業界にも、瞬く間に知れ渡って行きました。その音源に最も衝撃を受けた者の一人に、本当はもっとブルースにのめり込みたくてウズウズしていた、当時CREAMに在籍中のERIC CLAPTONがいました。そして彼は、THE BANDの「MUSIC FROM BIG PINK」に、いよいよ本格的に打ちのめされたのでした。一方その頃、いち早く英国のサイケ・ブームにすっかり嫌気がさしていたTRAFFICのDAVE MASONは、GRAM PERSONSの紹介で、DELANEY & BONNIEと言う夫婦デュオを紹介されます。この夫婦と一緒に制作されたMASONのソロ作に、CLAPTONとGEORGE HARRISONは衝撃を受けます…。
SSWおよびシンガーとしてのデビュー作と言える70年作より、レオン・ラッセルの流麗なピアノが光る「Let It Rain」をピックアップ!英スワンプ・ロックの幕を開けた名作ですね。
ブルースにのめり込みたくてウズウズしていたCLAPTONがようやく彼ら夫婦と、やりたい音楽が思う存分に出来て、嬉しくてしょうがない感じが伝ってくる演奏。CLAPTON、良かったね!
BEATLES解散後にリリースされた1stソロから。ミュージシャンとして脂が乗り切った状態のまま、クラプトン、リンゴ、デイヴ・メイスン等才能溢れる友人達と一気に作り上げたジョージ渾身の傑作!
いち早く英国のサイケ・ブームにすっかり嫌気がさしていたDAVEが作り上げた、英スワンプの先駆的作品。CLAPTONもGEORGEもかなり衝撃を受けたようです。
CLAPTONがDELANEY AND BONNIE夫婦と共に結成したスワンプ・ロック・グループの不朽の金字塔的名曲!CLAPTONが親友のGEORGE HARRISONの妻、PATRICIA BOYDとの禁断の恋を綴った私的な告白でもあります…。
ストーンズ流スワンプ・ロックの名作。それにしてもこの米南部サウンドへのこだわりようは尋常ではありません。強靭な黒人音楽への限りない憧憬は、他の追随を許しませんね。
Ten Years Afterを解散させた、Alvin Leeが、スワンプ・ロッカー、Mylon LeFevreとのデュオ名義発表した南部探求作。後期Trafficがサポートに入り、味わい深いサウンドに、Hari Georgesonという名でGeorge Harrisonがスライド・ギター!
いぶし銀のSSW、Dave Lewis率いるグループ。71年作3rdより。英国らしい憂いと土臭さとのバランスが絶妙なメロディとヴォーカル。哀愁たっぷりのオルガン。名バラードですね。
71年作。ここではいぶし銀のスワンプ・ロック楽曲をご紹介。グルーヴィな女性ヴォーカルをバックにソウルフルなシャウトを聴かせるヴォーカル、ブルージーなギター・ソロが素晴らしい。Mick Weaverによるオルガンも味わい深いフレーズで好サポート。
Alan Ross、Warwick Roseの頭の名前を並べてグループ名にしたという話もユニークな、彼らの唯一作!英国カントリー・スワンプの芳醇な香りを放ちながらも、ルーツに流され過ぎずに後にAORへと取り組んでゆく姿もほんの少し予感させる作品。
紅一点エルキー・ブルックスと、あのロバート・パーマーのダブル・ヴォーカルが熱気ムンムンの英スワンプ・ロック・バンドと言えば?
これぞ豪奢なLAスワンプに対する英国いぶし銀ミュージシャンからの回答!米南部への憧れに満ちたアーシー&グルーヴィーさの隙間から滴り落ちる英国的叙情。いや〜、グッときます。
1stも英スワンプの名作でしたが、この2ndは前作以上に圧倒的なスケールとコクで凄いことになってます。ロッド・スチュワートとジョージ・ハリソンとニッキー・ホプキンスが一緒にやったら?って感じ!!
リーダーは、ウィングスで「My Love」の名ソロを残した名ギタリストで、バックは、グリース・バンド + フランキー・ミラー・バンド!そりゃ、英スワンプ屈指の大傑作になるにきまってるでしょ!
デラムからリリースで、ニッキー・ホプキンスやミック・ウィーヴァーやヘンリー・ローサーも参加した英スワンプの逸品なのに、このマイナーっぷりときたら(涙)。最高の「イギリスのアメリカ」ですよ!
GREATEST SHOW ON EARTHやSKIP BIFFERTYやFIVE DAY RAINのメンバーが結成って、英ロック裏街道の名手達によるいぶし銀スーパー・グループ!!
英SSWのJoe Brownと、彼の奥方で女性ヴォーカルのVicki Brownを中心とするグループ、74年作2nd。キャロル・キングとザ・バンドのロビー・ロバートソンが組んだらこんなサウンドになるかも!?そんな想像も楽しい英スワンプ・ロックの逸品!
いぶし銀のSSW、Dave Lewis率いるグループ。ANDWELLA'S DREAMから短くANDWELLAと改名し、71年にリリースした3rd(ANDWELLA名義では2nd)。アメリカ南部指向を強め、The Bandにも通じるようなルーツ・ロックを展開。それでいて英国ならではの叙情美や陰影は失われておらず、その融合感が単なるブリティッシュ・スワンプにとどまることなく、聴き手の心をとらえてきた傑作。
廃盤、紙ジャケット仕様、06年24bitデジタル・リマスター、定価2039+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
紙ジャケに小さい角潰れあり
エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、デイヴ・メイスンを夢中にさせ、アメリカ南部音楽へと向かわせたのがこの夫婦デュオ!ブラインド・フェイスを辞めてまで、クラプトンはこの夫婦のサポート・ギタリストとしてツアーに同行。その70年にリリースされた音源が、英米スワンプ・ロックの最重要な一枚と言えるこの作品。リズム隊は、カール・レイドル(ベース)、ジム・ゴードン(ドラム)という後にデレクとなるメンバー。リタ・クーリッジやデイヴ・メイスンも参加。1曲目から強烈なグルーヴで熱くメロウなシャウトを炸裂させ、クラプトンのギターも炸裂!スワンプ・ロック・ムーヴメントの起点となったロック史上に残る傑作。
定価1875
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
カビあり、側面部に色褪せあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
エリック・クラプトンがデラニー&ボニーのツアーを通して知り合った米南部系ミュージシャンと結成したグループ。70年リリースのバンド唯一作であり、ロック史上に残る傑作。ジョージの『All Things Must Pass』に通ずるような泥臭くもメロディアスな「I Looked Away」「Bell Bettom Blues」(クラプトン屈指の美メロ)「Keep On Growing」(抜群のグルーヴ)と続き、魂のブルース「だれも知らない」、静謐なフォーク・ロック「I Am Yours」、クラプトンのギターとデュアン・オールマンのスライド・ギターが火をふく「ハイウェイの関門」、メロウかつ粘っこい絶品スワンプ・ロック「Tell The Truth」、クラプトン屈指の名演「愛の経験」、感情ほとばしるジミへの追悼曲「Little Wing」、そして極めつけが「いとしのレイラ」、フォーキーな最終曲「庭の木」も絶品。もう「いとしのレイラ」が霞むぐらいの名曲の数々。僕は正直、好きな順でいけば、「いとしのレイラ」は下の方です。それぐらいの充実作。ロック史上に残る金字塔です。
デジタル・リマスター、定価1748+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、ビニールソフトケースの圧痕あり、解説に小さいカビあり
20周年エディション、金色帯仕様、定価2136+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
複数カビあり、帯にケースツメ跡・汚れあり
デジパック仕様、2枚組、SHM-CD、定価3600
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯中央部分に色褪せあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
複数ケースツメ跡あり
ヤードバーズ、ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスでは、基本的な役割はギタリスト。70年リリースの本作1stソロは、ギターよりも歌に比重が置かれた、SSWおよびシンガーとしてのデビュー作と言えます。サウンドは、ブルース色は薄く、デラニー&ボニーとの出会い、ジョージ、デイヴ・メイスン等との親交から生まれた土臭くメロウなスワンプ・ロック。60s&70sポップ/ロックが好きだけど、クラプトンは聴かない、って意外と多いように感じます(僕も長く聴かず嫌いでした)。ブルースのイメージではなく、ビートルズ「ホワイト・アルバム」に参加したギタリスト、というイメージで聴くと、すんなり音に入り込め、すぐに愛聴盤になりました。レオン・ラッセルの流麗なピアノが光る「Let It Rain」など、どの曲もキャッチーなメロディが魅力的。この後、本作に参加したジム・ゴードン(Dr)、カール・レイドル(b)等とデレク&ザ・ドミノスを結成して「いとしのレイラ」をリリースします。英スワンプ・ロックの幕を開けた名作。
20ビット・デジタル・リマスター、定価1748+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
若干カビあり
これぞいぶし銀のブリティッシュ・スワンプの名バンド、74年作2nd。1stもグッとくる名作でしたが、この2ndも良いです。名盤臭ぷんぷんのジャケの通り。スモール・フェイセズやロッド・スチュワートやミック・ジャガーとも交流がある女性シンガー、P.P.Arnoldがゲスト参加していて、男女ダブル・ヴォーカルが炸裂するオープニング・ナンバーのスケールなんて、凄いことになってます。ジョージ・ハリスンばりのスライド・ギターが入るイントロから悶絶必至ですが、サビへ向けての「間」を活かしながら沸々と盛り上がる感じなんかフリーやフェイセズもびっくりです。ニッキー・ホプキンスばりのリリカルなピアノが冴える2曲目のバラードもセンチメンタルすぎるし、3曲目のフリーばりにタメの効いたグルーヴもカッコいいし、このグループのコクたるや凄まじい。英ロックの旨味がつまりまくった英スワンプの名作。オススメです。
元KEEF HARTLEY BANDのギタリスト/ヴォーカリスト。71年作のファースト・ソロ。渋いブルース・ロック、いぶし銀のスワンプ・ロック、哀愁のフォーク・ロックなど、多彩な楽曲群により彼のギタリスト&ヴォーカリストとしての魅力が十二分に発揮された名作。特にヴォーカルが素晴らしく、ソウルフルなシャウトだけでなくバラードでの優美な歌声も見事です。名オルガン奏者MICK WEAVERも味わい深いフレーズで好サポート。いかにも英国的なジャケットに惹かれた方はまず買って損はありません。
英スワンプ・ロック・デュオ。リーガル・ゾノフォンより72年にリリースされた唯一作。米ロック憧憬サウンドが基本ですが、米ロックのような粘りはなく、叙情的で流れるようなリズムはいかにもブリティッシュ。ピアノにも憂いと陰影が溢れてますし、ちょっと線が細く、高音のいっぱいいっぱいさに哀愁が滲み出るヴォーカル、流麗なストリングスもブリティッシュならではの味わい。なんとも煮え切らない感じがたまりません。アルバムのどこを切っても英国叙情がこぼれ落ちるブリティッシュ・スワンプの愛すべき名作。
紙ジャケット仕様、英文ライナー付仕様、定価2500+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
英国を代表する偉大なるロック・バンド、72年作。オリジナルは2枚組。人気絶頂期の彼らがファンク探究の成果を示した傑作として人気が高いアルバムです。ミックの堅実なリズム・ギターをバックに、キースのブルージーなスライド・ギターが炸裂!更にラフな雰囲気を演出するRollingなNicky Hopkinsのホンキー・トンク・ピアノや雄々しく吼えるサックスが加わり、Mickの活き活きとシャウトするヴォーカルと絡み合い彼ららしいルーズで豪快なグルーヴ感を生み出しています!全編を通して凄まじい熱気に溢れており、聴後はまるでライヴを体験したかのような心地よい疲労感が味わえます。グルーヴィなロックン・ロール・サウンドを楽しむならこれでしょう!ロック史に燦然と輝く名盤です!
Robert PalmerとElkie Brooksが在籍していたことでも知られる英国スワンプ・ロック・バンドの73年作3rd。前作までのスワンプ色を抑え、ファンキー&グルーヴィーなR&Rサウンドがメインです。7曲目「Giving Yourself Away」は山下達郎を想起させる軽快なグルーヴィー・ナンバーです。この曲を聴いても感じますが、本作ではプロデュースも手がけたギターのPete Gage、彼のソング・ライティングが素晴らしいだけに、今後この路線で続けていって欲しかったと思えるラスト・アルバムです。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースに小さいヒビあり、側面部に小さい折れあり
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