2020年11月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
60年代に活躍したデュオ、サイモン&ガーファンクル。
その静かで純粋なサウンドは、いつ聴いても心打たれますよね。
今回はそんなサイモン&ガーファンクルに通じる魅力を持った作品を探して参ります。
まずは一曲。
♪SIMON & GARFUNKEL / THE SOUND OF SILENCE
さてそれではカケレコ棚に参りましょう。
イリノイ州の兄弟版サイモンとガーファンクル!?
瑞々しいハーモニーとエヴァーグリーンなメロディに心洗われます。
ウッドストック・フェスティバルで評判を得ながらも、レーベルの都合で埋もれてしまったSSW、バート・ソマー。
S&Gの「アメリカ」をカバーし、スタンディングオベーションとなったそうです。
ニューヨークで活動していた2人のフォーク・シンガーによるデュオ、69年唯一作。
流麗なアコギとジェントルなボーカルが、本当に心地良いです。
次は英国の作品からご紹介。
「イギリスのS&G」と云われた英フォーク・デュオ、プロデューサーにサジタリアス等でおなじみゲイリー・アッシャーを迎えた68年の名盤。
日本ではS&Gの人気によって影が薄くなってしまった感がありますが、欧米での人気は絶大でした。
あのSpencer Davisがリーダーグループ解散~再結成の狭間の時期に、こんな愛すべきフォーキー・デュオ作を残していたとは。
穏やかに爪弾かれるアコギ、リリカルで控えめなピアノやヴァイオリン、2人の温かなハーモニーが沁みます…。
イギリスのフォーク・ロック・グループ、71年の唯一作。
親しみやすい歌声の心温まるヴォーカル&ハーモニー、牧歌的でリリカルなメロディ。
無名なのが信じられないほどハイ・クオリティな名作。
北アイルランドのデュオ、デイヴィー&モリスの73年作。
北アイルランドの荒涼とした風景が浮かんできます。
最後はなんと、南米のフォーク・デュオをご紹介。
ウルグアイ産の木訥ドリーミー・フォーキー・デュオ。
飾らず素朴でいて、崇高な雰囲気の音響も相まった、奇跡の一枚。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただければ幸いです。
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北アイルランドのベルファスト出身、ショーン・デイヴィーとジェイムス・モリスとで結成したフォークデュオ。73年の唯一作。レーベルは、ブリティッシュフォークの良作を多くリリースしているヨークレコードです。しっとりと流れるように奏でられるピアノのアルペジオ、マーク=アーモンドあたりを彷彿させる叙情的でいて洗練されたリズム・セクション、そして、ちょっぴりスモーキーでいて透明感のある繊細な歌声。一聴した印象は「流麗」なのですが、どこか厳かで胸が締め付けられるような物悲しさがあって、メロディ・ラインに意識を留めると、おぉそうか、サンディー・デニーが歌っていそうな感じ。どこか寂寞とした感じで、北アイルランドの寒々しい風景が思わず浮かんできます。オープニング・ナンバーから言葉を失うほどの名曲で、柔らかながらも純粋でいて芯のあるボーカルとギター、そこにアイリッシュ・ブズーキーがきらびやかに鳴らされ、ピアノが神秘的に入り込み、静かにオーケストラが交じってきて・・・まるでフォーキーな讃美歌のようです。アルバムには、中期キンクスを思わせる牧歌的な曲もあり、2人が紡ぐポップなメロディも特筆もの。プロデューサーはストローブス結成メンバーのトニー・フーパ―。ジャケの内気そうな2人そのままといえる内省的でいて気品に満ちた、英国フォーク・ポップの隠れた名盤です。
イギリスのフォーク・ロック・グループ、71年の唯一作。親しみやすい歌声の心温まるヴォーカル&ハーモニー、いかにも英国的な牧歌的でリリカルなメロディ。アコギを基本に、ナチュラルなトーンのメロウなギター、優美なピアノが絶妙に絡むアンサンブルも絶品。GALLAGHER & LYLEが好きなら必殺でしょう。とにかく素晴らしい英フォーク・ロックです。無名なのが信じられないほどハイ・クオリティな名作。
天才Steve Winwoodを輩出した名ビート・ポップ/R&BグループSPENCER DAVIS GROUPを率いたSpencer Davisが、Allan TaylorやNilsson作品でもプレイするセッション・ギタリストPeter Jamesonと組んだデュオ、71年唯一作。穏やかに爪弾かれる2人のアコギ演奏を、リリカルで控えめなピアノやヴァイオリンが優雅に彩る英国然とした奥ゆかしいフォーク・ソングが並びます。2人がデリケートに歌い上げる美しいメロディも沁みます。薄霧のかかった朝の情景が浮かぶたおやかな1曲目、エキゾチックな哀愁メロディが堪らないアコギ・インストの4曲目、S&Gばりのメランコリックなハーモニーを聴かせるラスト曲などが聴き所。SDG解散〜再結成の狭間の時期に、こんな愛すべきフォーキー・ポップ作を残していたとは。隠れた名品という賛辞が相応しい一枚!
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