2018年4月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
タグ: フォーク
こんにちは。4月も半ばの週末、いかがお過ごしでしょうか。
今週から各学校で新学期が始まったようで、フレッシュな制服姿があちこちで見られました。
皆さまの中にも、環境が変わったりなどして何かと忙しい日々を送っている方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、爽やかな音楽を聴いて気持ちを鎮めるのもいいかも知れません。
今週は、「サイモン&ガーファンクルから辿る、爽やかフォーク」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。どれも心洗われる作品ばかりです。ぜひお楽しみください。
まず最初は言わずもがなの大名盤、サイモン&ガーファンクルの70年作『明日に架ける橋(BRIDGE OVER TROUBLED WATER)』。
S&Gが不仲により活動を停止する前の最後の作品にして、彼ら最大のヒットとなったアルバムですが、いやはや本当に恐るべき名曲揃い。
表題曲「明日へ架ける橋」、S&Gのカバーで有名になった「コンドルは飛んでいく」、そして今回ピックアップした「ニューヨークの少年」…。
亀裂が入りつつあった彼らの心情を移すかのように切なく、それでいて優しさに満ち溢れた歌声とメロディ。
「純粋さ」をそのまま歌にしたかのような彼らの音楽を聴いていると、まるで子供時代に還ったような無垢な気持ちを味わえます。(増田)
本日は北アイルランドのデュオ、DAVEY & MORRISの73年作。
少しはにかんだような2人の笑顔が印象的なジャケットです。
いざ再生してみると、慎ましやかなギター、キラキラとしたピアノ、アイリッシュ・ブズーキの調べが、この上なく美しい・・・!
ケルト音楽やトラッドの影響が垣間見える独特の憂愁に彩られたメロディーに合わせて、優しく朴訥としたボーカルが響き、まるでポール・サイモンの楽曲に通じる内省的な世界を感じさせてくれます。
聴いていると、アイルランドの荒涼とした風景が浮かんで来て、しんしんとした気分になります。ニッチなフォーク作品にしておくには勿体ない、素晴らしい作品です。(みなと)
水曜日の今日は英国のフォーク・デュオ、EVENSONGの73年作です。
全編を包んでいるのは、ジャケにあるような英国のほのぼのとしたムード。
流れるようなアコースティック・ギターと柔らかいストリングス、そして2人の感傷的なボーカルが、どこまでも優しく響きます。
少し疲れている時などに聴くと、心身にしみわたっていくのを感じます。(みなと)
本日ご紹介するのはアメリカのSSWデュオ、ランバート&ナッティカムの70年作『アット・ホーム』。
その名の通り、サンフランシスコの自宅で録音されたという一枚ですが、全く気負うところのないナチュラルでオーガニックなギターと歌声が最高に美しい!
暖かくて穏やかなのにスッキリと澄み渡り、なおかつシブい味わい深さもあるサウンドが本当に不思議。いつまでも浸っていたくなります。
さわやかな春の日、縁側でお茶を飲みながらしみじみと聴きたい名盤です。(増田)
ラストの一枚は、イタリアからピックアップいたしましょう。LOY & ALTOMAREの73年デビュー作『PORTOBELLO』です。
ずばり「イタリアのサイモン&ガーファンクル」と言えちゃいそうなフォークデュオが彼ら。
優しげに歌われるイタリア語のヴォーカルとアコースティックギター&ピアノのシンプルな演奏を、ストリングスが優雅に彩るスタイルが静かな感動を呼びます。美しさの中にどこかうつむき加減な陰影がかったテイストを含んでいるのもS&Gに通じていますよね。
爽やかフォークというにはやや感傷的かもしれませんが、ナイーヴさと温かみが絶妙にバランスしていて、今の時期にこそじっくりと味わいたいリリシズムを湛えた名品です。(佐藤)
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