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ルネッサンスを起点に、気品溢れるピアノをフィーチャーしたプログレを探求!

スタッフ増田です。

すっかり秋模様ですね。秋と言えば、芸術の秋!過ごしやすい秋の夜長に、クラシカルでエレガントなピアノ・プログレはいかがでしょうか。

今回はオルガンでもシンセでもなく、気品溢れるピアノがフィーチャーされている世界のプログレ作品をセレクトいたしました!

RENAISSANCE / SCHEHERAZADE AND OTHER STORIES

まずは英国クラシカル・ロックの代表格ルネッサンスによる75年作4th、『シェエラザード夜話』。

コルサコフの交響曲をモチーフにしたB面の大曲「シェエラザード夜話」もさることながら、この1曲目「Trip to the fair」も素晴らしいクラシカル・ピアノ・プログレ!

クラシカルで凛としたピアノのイントロに、美麗な女性ヴォーカルと幻想的なコーラス・・・まさにファンタジーの世界に導かれるかのような一曲ですね。

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次はクラシカル・プログレの宝庫、イタリア!70年代の傑作から新鋭まで一挙ご紹介いたします。

LUCIANO BASSO/VOCI

初っ端からマイナーですが、クラシカル・ロックの最上級と言える傑作。76年作。

芳醇なピアノとヴァイオリンに、甘くふくよかなギターが織り成すアンサンブルは「ロック」の枠を超えた優美さ。

西洋音楽の長い歴史をバックボーンに持つイタリアだからこそ生み出せるサウンドですね。

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MESSAGGIO 73/UNA RAGIONE PER VIVERE

こちらもマイナーながら、イタリアン・クラシカル・ロックの旨味がギッシリ詰まった名盤!75年作。

天上に昇るように優雅なピアノのイントロに、さらにうっとりするようなヴァイオリンやシンセが絡んできて、でもどこか人懐っこいポップさもあって。

メジャー・グループのような洗練された完成度はありませんが、イタリアン・ロックならではの「味」がそこかしこから溢れ出る逸品!

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GAN EDEN/GOODBYE

key奏者Angelo Santo Lombardiを中心とするイタリア新鋭、18年作3rd。

エレガントなピアノやふくよかなシンセ、荘厳なチャーチ・オルガンを用いつつドラマチック&詩情たっぷりに展開してゆくアンサンブルがいいなあ。

BANCOやPFMをはじめとする70年代イタリアン・ロックへの愛に溢れた好作品!

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TOWNSCREAM/NAGYVAROSI IKONOK

次は東欧、ハンガリー!

この曲の冒頭での躍動感みなぎるピアノ!キース・エマーソンばりのキレ味ですよね。

元AFTER CRYINGの超絶Key奏者によるテンション溢れるシンフォ・プログレ!

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MOONRISE/LIGHTS OF A DISTANT BAY

次はポーランドのメロディアス・シンフォ・グループによる07年作。

美麗な作品の多いポーランドのシンフォ・シーンの中でも屈指と言える幻想美と溢れる美メロ。

ファンタスティックなジャケのイメージ通りの逸品です。

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FREN/WHERE DO YOU WANT GHOSTS TO RESIDE

幽玄なメロトロンや美麗なピアノをフィーチャーしたポーランドの4人組、20年デビュー作!

クラシックやジャズのテイストも取り入れた、端正でドラマティックなインスト・プログレを聴かせる文句なしの名品です。

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LOST WORLD/SOLAR POWER

次はロシア!母国のみならず、新鋭プログレ・シーンを代表すると言ってよいこのグループの13年作4thをピックアップ。

テクニカルに駆け巡るヴァイオリン、リリカルに吹き抜けるフルート、アヴァンギャルドかつ流麗に疾走するピアノ!

密度、緊張感、叙情性、どれをとっても最高峰と言える傑作!

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QUORUM/KLUBKIN’S VOYAGE

次もロシアの新鋭、11年デビュー作。

芳醇なヴォーカル、壮大な女性コーラス、伸びやかなギターに饒舌でドラマチックなピアノ…。

全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!

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ANACRUSA/SACRIFICIO and FUERZA

次は南米よりこんな作品をご紹介!78年作+82年作。

哀愁漂うフォルクローレ調のバンド演奏を格調高い管弦楽器の調べがクラシカルに彩る、詩的な美しさを持つサウンドが素晴らしさと来たら!

70年代末のアルゼンチンにこんなにも知的で洗練度の高いグループがいたとは。

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ANAKDOTA/OVERLOADING

次はイスラエル出身の新鋭16年作!

流麗で技巧的なピアノの旋律に、イスラエルらしい爽やかなヴォーカル・メロディが合わさったアンサンブルがとにかく快感!

シャープなリズムにオルガンとエレピが舞うパートでは70sジャズ・ロックの香りも漂ってきて、洗練されつつヴィンテージ感もたっぷり。これはたまりません!

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TROOT/CONSTANCE AND THE WAITING

最後はこちらの多国籍プログレ・プロジェクトによる18年作。

鋭角的なギターに気品ある管楽器、ラフマニノフなど近現代クラシックの素養を感じさせるシャープなピアノが躍動する、エレガント&スリリングなアンサンブルが実にCOOL!

パリ在住の米国人作曲家/ピアニストを中心に、世界各国の実力派ミュージシャン10名が織り成すドラマチックなアヴァン・プログレ!

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  • RENAISSANCE / SCHEHERAZADE AND OTHER STORIES

    75年リリース、英国クラシカル・ロックの頂点と言うべき大名盤!

    YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は75年にリリースされた4thであり、彼らの代表作の呼び声も多い名盤。特にリムスキー・コルサコフの同名交響曲に端を発した「シェエラザード夜話」は、「アラビアン・ナイト」の世界をコンセプトに据えた20分を超える超大作であり、オーケストラ・サウンドとロックの融合を目指した英国ロックの1つの結論と呼ぶべき傑作。米国での成功で勢いに乗った彼らの生み出したシンフォニック・ロックの世界は他の追随を許しません。

  • LOST WORLD BAND(LOST WORLD) / SOLAR POWER

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、前作を上回る密度と緊張感がみなぎる13年作4th!

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンドによる13年作4th。シャープで安定感のあるドラム、テクニカルに躍動するベースを土台に、キーボードがリズム隊とは異なる変拍子でミニマルかつエスニック調のフレーズをかぶせ、緊張感を生み出す。そこにどこまでも伸びやかに、そして鮮烈に奏でられるヴァイオリン!芯のある太いトーンのギターやフルートもからみ、「静」と「動」を対比させながら流れるように畳みかけます。目の覚めるような完璧なオープニング・ナンバー。ただただ心が躍ります。2曲目以降も、切れのあるヴァイオリンが疾走するクラシカル・シンフォから、ヘヴィーにうねるギターが炸裂する70年代中期クリムゾン的ヘヴィー・プログレ、フルートをフィーチャーした民族調テクニカル・アンサンブルまで、1曲の中でめくるめく展開しながら、ハイテンションで駆け抜けます。終始テクニカルで展開が多いながらも、決して大味になることなく、精緻で格調高く気品に満ちているのがこのバンドの凄いところ。その点で、ジェントル・ジャイアントをも凌駕していると言っても決して過言ではありません。傑作3rdをさらに上回る、素晴らしすぎる傑作!

  • TROOT / CONSTANCE AND THE WAITING

    米国人ピアニスト/作曲家Tim Rootを中心に、世界中から集結した10人の実力派ミュージシャン参加のアヴァン/ジャズ・ロック・プロジェクト18年作、ずばり「クラシカルなクリムゾン」と言える傑作!

    仏在住のアメリカ人作曲家/ピアニスト、Tim Rootを中心とするアヴァン/ジャズ・ロック・プロジェクト18年作。ADRIAN BELEW POWER TRIOやクリムゾン・プロジェクトへの参加で知られる気鋭の女性ベーシストJulie Slickをはじめ、米国・イタリア・アルゼンチンなど各国から選りすぐりの実力派ミュージシャン10名により制作された作品とのことですが、なるほどこれは驚愕の完成度!R・フリップを思わせる切れ味鋭くヘヴィなギター、シャープ&タイトなリズム隊、チェンバー風味のクラリネットにこれでもかとむせぶサックス…『太陽と戦慄』や『RED』期クリムゾンからの影響を感じさせる、スリリングで強靭なアンサンブル。そこへリーダーのTimによるキメ細かく端正なピアノがクラシカルな色合いを加え、はち切れんばかりにハイテンションながらもどこか洗練された気品の漂うスタイリッシュなサウンドを聴かせています。ラフマニノフなど近現代クラシックを思わせるアヴァンギャルドなパートも披露しつつ、そこから天に抜けるように華麗なヴァイオリンがメロディアスな旋律を奏でるパートへと移り変わっていったりなど、ドラマチックな曲展開も特筆。精緻かつダイナミズムに富んだ演奏で聴き手を惹き込ませる、ハイレベルな傑作です。これは激・カケレコメンド!

  • QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

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  • LUCIANO BASSO / VOCI

    76年リリース、豊潤なアンサンブルが素晴らしい伊クラシカル・ロックの大名作!

    イタリア出身のキーボード奏者。76年作。溢れんばかりの叙情性が胸を打つクラシカルなパートと、テクニカルかつ荘厳なキーボードをフィーチャーしたプログレッシヴなパートとを巧みに織り交ぜた構成が見事。生々しい響きの暖かみ溢れる弦楽器、流れるようにリリカルなピアノ、持続音を多用して丁寧に音を紡ぐギター、シャープかつふくよかなドラムなど、どの楽器も魅力的な響きに溢れています。テクニック、センスともに抜群で、豊潤なアンサンブルからはオーラすら感じます。全編インストですが、テーマのメロディがしっかりとしていて、たいへんフックがあります。これは素晴らしい作品です。

  • MOONRISE / LIGHTS OF A DISTANT BAY

    ポーランド、ファンタスティックなパートとヘヴィなパートとの振幅激しいダイナミックなシンフォ作、07年作

    ポーランドの叙情派シンフォ・グループ。07年作。荘厳なキーボード、鍵盤の上を軽やかに舞うクラシカルなピアノ、ロング・トーンのエモーショナルなギター、伸びのある歌声のふくよかなヴォーカルが印象的。アコースティックかつ瑞々しいタッチのファンタスティックなアンサンブルを基本に、シャープで硬質なドラムやメタリックなギター・リフなどの現代的なヘヴィネスを加えた、「静」と「動」の振幅激しいドラマティックなシンフォニック・ロック。

  • MESSAGGIO 73 / UNA RAGIONE PER VIVERE

    クラシカルなピアノやヴァイオリンが彩るイタリアン・ロック、75年作

    ヴァイオリン奏者を中心に、イタリア北部で結成されたプログレ・グループ、75年唯一作。いかにも70年代イタリアン・ロックと言える淡い色彩のジャケットからして秘宝感ぷんぷんですが、音もそのままの雰囲気!天へと上っていくように伸びやかなシンセをバックに、ピアノとヴァイオリンがクラシカルなフレーズを奏でるオープニング・ナンバーのイントロから、イタリアン・ロックでしか味わえない荘厳かつ格調高い音世界が広がります。ヴォーカル&メロディは歌心に溢れ、初期LE ORMEやEQUIPE 84のようなポップ感とラヴ・ロック的な甘美さとが絶妙にバランス。クラシックの確かな素養がありつつも、人懐っこいポップさを持ち、なおかつ、アーティスティックで奥ゆかしい感性を漂わせていて、もう70年代イタリアン・ロックのマニアは胸を熱くすること間違いありません。ジャケの雰囲気に「おっ!」となった方は聴いて間違いはありません。メジャー・グループのような洗練された完成度はありませんが、イタリアン・ロックならではの「味」がそこかしこから溢れ出る逸品。

  • TOWNSCREAM / NAGYVAROSI IKONOK

    ハンガリーのAFTER CRYINGで活躍したKey奏者によるグループ、テンション溢れるテクニカル・シンフォ、97年作!

    初期AFTER CRYINGでキース・エマーソン譲りの凄まじい演奏を聴かせていたKey奏者Vedres Casaba率いるグループ。97年作。躍動感溢れるタッチのクラシカルなピアノとシャープで力強いドラムを中心に、ダーク&アグレッシヴに畳みかけるシンフォ・プログレ。テクニカルでスリリングなフレーズをこれでもかと連発。もの凄い緊迫感。対照的に静謐でリリカルなパートも実に美しいです。BANCOに通じるクラシックとロックの剥き出しの融合と圧倒的なダイナミズム。名作。

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