2018年5月31日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
だれもが一度は耳にしたことがある、スカボロー・フェア。
もともとイギリスの民謡でしたが、サイモン&ガーファンクルが取り上げたことによって世界中に広まりました。
幻想的なメロディと物語性のある不思議な歌詞はいつ聴いても新鮮です。
スカボロー・フェアを歌っている作品をピックアップ致します。
サイモン&ガーファンクルバージョンをどうぞ。1966年作。
完璧な世界観・・・
二人の歌声、ギターが見事に調和しています。
サイモン&ガーファンクルで知られる「スカボロー・フェア」ですが、もともとはマーティン・カーシーがアレンジを施したものを、ポール・サイモンが聴いて惚れ込み、自身のアルバムに収録しました。
プリミティヴで美しい、スカボロ・フェアです!
同じくマーティン・カーシーと出会ったボブ・ディランは「スカボロ・フェア」をもとにして「Girl From The North Country」を作りました。
メロディーより、歌詞にその影響が色濃く出ています。
ペンタングルのギタリスト、JOHN RENBOURN。1970年作。
ギターとヴィオラ、フルートの音が美しい!
中世の英国に迷い込んだかのようです。
英ケント州出身の2人の女性シンガーによるデュオ、74年唯一作。
何て可憐な「スカボローフェア」でしょうか。
鈴が鳴るような、とはこういう声のことを言うのでしょうね。
英国のフォークバンド。これが1972年唯一作です。
ちょっとこれは・・・奇跡的な美しさです。
CHERIE MUSIALIKの透明感のある歌声が琴線を直撃です!
ソフトロック・ウィスパーボイスの代表格、クロディーヌ・ロンジェ。1968年作。
悲壮感あるストリングスとウィスパーボイスがマッチしてます。
クロディーヌ特有のフランス訛りの発音が絶妙なエトランゼ感を醸し出しています!
おしゃれ!新鮮!すごくいいです。
さてここからは、ロックなスカボロー・フェアをお楽しみください。
こんなのもあったんですね!
フォーク好きの方には不評を買いそうですが、かっこいいです。
米ガレージロック、クーリーズ1986年作。
米プログレッシブ・メタル・バンド、クイーンズライチのカバー。
90年のアルバム『エンペラー』の03年リイシュー盤ボーナス・トラックに収録されています。
ヘヴィ&壮大!こういうのもいいですね。
ヤン・アッカーマンがFOCUSの前に在籍していたオランダのグループ、1969年作。
哀愁ほとばしるフルートやカズ・ラックスの切ないヴォーカルもさることながら、ヤン・アッカーマンの繊細なタッチのアコースティック・ギターが流石です。
メンバー・クレジットがなく、謎に包まれた英オルガン・ハード、1972年の唯一作。
こ、これはびっくり!
ユーライア・ヒープ然としたハードなイントロで始まったと思ったらスカボロー・フェアだし、しかも哀愁たっぷりだし、壮大でクラシカルなパートも始まっちゃうし。
とても3分とは思えない濃度の一曲です…。
英国フォークの激レア・アイテムとして知られる71年作。女性ヴォーカル、アコースティック・ギター3人の4人編成で曲によってベースが入ります。女性ヴォーカルが素晴らしく、瑞々しさに溢れた歌声は女性フォーク・ファンなら漏れなく虜になる魅力を持っています。Bob Dylan、Joni Michell、Simon & Garfunkel、Joan Baez等、アメリカ人アーティストの楽曲を多くカヴァーしており、アコースティック・ギターによる素朴で繊細なアンサンブルは、フォーク・ロック寄りの溌剌としたもの。初期FAIRPORT CONVENTIONをより素朴にしたような、ほのぼのとした魅力がたまりません。英フォーク・ファンには是非おすすめしたい一枚。
言わずと知れたペンタングルの名ギタリスト。70年作。英国トラッドを基調としながら、クラシック音楽のような格調高さが印象的な彼独特のスタイルが堪能できる名作。流れるようなフレーズは「優雅」という言葉がピッタリ。うっとりさせられます。
紙ジャケット仕様、ボーナス・トラック2曲収録、05年版マスター使用、定価2800+税
盤質:全面に多数傷
状態:
帯無
帯無、スレあり
「風に吹かれて」「戦争の親玉」「激しい雨が降る」など代表曲を収録。プロテスト・フォークの傑作。
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