2017年11月3日 | カテゴリー:ロック探求ランキング,世界のロック探求ナビ
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スタッフ増田です。
ヴォーカリストはバンドの顔。もちろんギタリストや他のメンバーの方が目立ってしまう場合も無きにしもあらずですが、やっぱりヴォーカリストの声やパフォーマンスはバンドの個性と密接に関わっていますよね。
しかしながら、時にはそんなメイン・ヴォーカリスト以外がマイクを握る曲もあります。そしてそんな曲が、バンドの一番のヒット作になってしまう事もあったり……?
米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCKが発表した、「リード・シンガー以外の人物によって歌われている曲33選」をご覧ください。
from IDLEWILD SOUTHI(1970)
まずはALLMAN BROTHERS BAND。マディ・ウォーターズのカバーであるこの曲ですが、珍しくベーシストのベリー・オークリーがヴォーカルを担当しているようです。
from ISLANDS (1977)
リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、リヴォン・ヘルムの3人がヴォーカルを取ることで知られるTHE BANDですが、『アイランド』収録のこの曲はギタリストのロビー・ロバートソンがヴォーカルを担当しています。
なお、THE BANDは76年にロバートソンと他のメンバーとの軋轢が深まり解散。このアルバムはキャピトルとの契約上リリースした、オリジナル・メンバーでの最後のスタジオ・アルバムとなったのでした。
from HOLLAND (1973)
カール・ウィルソンに目をかけられビーチ・ボーイズに加入した黒人ヴォーカリスト、Blondie Chaplinがマイクを握っています。
from NEVER SAY DIE! (1978)
アルコール問題などで77年に一時的に脱退したオジーに代わって、サヴォイ・ブラウンやフリートウッド・マックで活躍したDave Walkerがサバスに加入。
オジーは結局すぐに復帰しましたが、Walker在籍時代に作ったこの「SWINGING THE CHAIN」を歌うのを拒否。なんと代わりにヴォーカルを取ったのはドラマーのビル・ワードでした。
from AGENTS OF FORTUNE (1976)
ヴォーカリストEric Bloomに代わってギタリストのDonald “Buck Dharma” Roeserがヴォーカルを務めたこの曲は、ビルボード12位というバンド最大のヒットを記録。ヴォーカリストが歌っていないにもかかわらず、一番の代表曲となってしまいました。
ちなみにBLUE OYSTER CULTは81年のシングル「BURNIN’ FOR YOU」でようやく2度目のビルボードTOP40入りを果たすのですが、なんとそれもRoeserのヴォーカルをフィーチャーした曲だったそうです……。
from DREAM POLICE (1979)
Lead Vocal: Tom Petersson
from THE SOFT PARADE (1969)
Lead Vocal: Robby Krieger
from ONE OF THESE NIGHTS (1975)
アルバムからシングルカットもされた「TAKE IT TO THE LIMIT」ですが、リード・ヴォーカルはベーシストのランディ・マイズナー。
シングルA面でドン・ヘンリーとグレン・フライ以外のメンバーがリードを取ったのはこれが初めてだったそうです。
from OOH LA LA (1973)
のちにストーンズに加入するロン・ウッドによるヴォーカル曲。
from TIME (1995)
Lead Vocal: Mick Fleetwood
from HOT RATS (1969)
アルバムの唯一のヴォーカル曲ですが、ザッパの高校以来の友人、キャプテン・ビーフハートがヴォーカルを務めています。
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