2017年10月21日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
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こんにちは。10月第3週、皆さまはどんな一週間でしたでしょうか。
カケレコのある、ここ埼玉県寄居町は、雨の日が多く寒い一週間でした。着実に冬が近づいて来ているのを感じます。
さて、今週のカケレコFacebookページ『カケレコのロック探求日誌』では、
「プロコル・ハルム『青い影』から出発する叙情派オルガン・ロック探求」というテーマで、様々なアルバムをピックアップしてまいりました。
今週のロック探求投稿をまとめてお楽しみください♪
「青い影(原題:A Whiter Shade of Pale)」といえば英ロック・バンド、プロコル・ハルムによる1967年デビュー曲。あのジョン・レノンも「人生でベスト3に入る曲」と絶賛しただけでなく、なんと松任谷由実もこの曲を聴いて音楽の自作を始めたという、音楽史に残る大名曲です。
ハモンド・オルガンの奏でる優しくも寂しげなメロディと、たまらない哀愁に満ちたヴォーカル、これぞまさに英国的叙情。枯葉落ち、だんだんと冬の気配が近づく今のような季節に必ず聴きたくなる一曲ですね。(増田)
今日は、英オルガン・ロック代表格、AFFINITYの70年唯一作『AFFINITY』です。
まず、キーフによる寒々しく幻想的なジャケが本当に美しいですよね。何度でも見入ってしまいます。
JOHN PAUL JONESアレンジのブラスやストリングス、ファズの効いたギター、英国の湿度を含んだリンダのハスキーボイス、そして畳み掛けるようなハモンド・オルガン・・・それらが渾然一体となり、独特の陰りあるメロディーを奏でています。
もう、とにかく圧倒されてしまいますよね!特に「Night Flight」「All Along The Watchtower」でじわじわと盛り上がりを見せるオルガン・ソロが圧巻です!聴き終った頃には、70年英国のくすんだ情景に全身とっぷり漬かった気分になります。(みなと)
今日ご紹介するのは、FIELDSの71年作『FIELDS』。元レア・バードのオルガン奏者グラハム・フィールドを中心としたトリオで、キング・クリムゾン『リザード』への参加などで知られるドラマーのアンディ・マクロック、マイケル・ジャイルズと親交のあったギタ-/ベースのアラン・バリーという布陣です。
流麗でキャッチーなメロディ、そしてクラシカルなオルガンが響きバンド・アンサンブルが一体となって叙情味たっぷりに胸に迫ります。どこか温かみを感じるヴォーカルも良いですね♪ (青山)
本日はBIG SLEEPの71年作『BLUEBELL WOOD』をご紹介いたします。
ちょっと意味の分からないジャケなのですが、中身はアーシーなスワンプ色と気品あふれる叙情性が混ざり合った極上のブリティッシュ・ロック。
繊細なギターのアルペジオ、格調高くもブルージーなオルガン、メロウなピアノにほろ苦いヴォーカル…とにかくサウンドの端々から放たれる哀愁が半端じゃなく、これでもかと泣かせにきます。
「泣き」のメロディの濃度はWISHBONE ASHの名盤『ARGUS』にも勝っちゃうかも…。
秋の夕暮れなんか眺めつつ聴いたら、堪らなくセンチメンタルな気分になってしまうであろう逸品です。ぜひご視聴ください。(増田)
ラストの本日は、当時数百枚しかプレスされなかったという英オルガン・ロック最奥の一枚、ARCADIUMの『BREATHE AWHILE』をご紹介します。
サイケデリックな熱気を伴った鋭角的なギターとアート・ロックな気品たっぷりのオルガンが絡みあう、プログレ前夜の構築性も備えた実に69年という時代らしいサウンドを展開。
ダイナミックに演奏を引っ張るリズムもカッコいいし、ラフな歌いぶりの中に英国的な憂いが滲むヴォーカルもまたいいんですよね。
にしてもこの太く存在感ある音色のオルガン、本当に聴き応えがあって素晴らしいです。マイナーですが、オルガン・ロック好きならたまらないはず!(佐藤)
他にも色々♪ご覧ください。
次ページは、第二弾です!
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