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泣きのギターが堪能できる各国プログレ・セレクション☆

スタッフ佐藤です。

「ギターは泣いているほどいいものだ…」

なんて言葉があるかどうかは知りませんが、そう言いたくなるほど「泣きのギター」にグッと来てしまうというのは、ロック・ファンにとってある程度共通の感覚ではないかと思います。

ハード・ロックに対してよく使われる泣きのギターという表現ですが、今回は各国のプログレより泣きのギターが聴ける作品を探してみましたよ。

まずは入荷したばかりのドイツ産シンフォ・ユニットをご紹介。

APE AMPLITUDE/ESCAPE ROUTES

人を食ったようなジャケとは裏腹に、フロイド風の深遠なサウンドに仄かなキャメル色を足し合わせたような正統派シンフォ・プログレを展開。SEも用いた演出にフロイド愛が伝わるし、ギルモア+ラティマーなエモーショナルすぎる泣きギターも絶品!

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EDDIE MULDER/VICTORY

瑞々しいソロ・アコギ曲を中心に、バンドによるCAMEL風のメロディアスなインストも交えたスタイルで終始リリカルで叙情的に聴かせます。特筆はKARFAGENで知られるAntony Kalugin参加のナンバーで、彼が弾くロマンティックなシンセとEddieの甘いギターと優美に絡み合うパートはCAMELファンなら泣きそうになるかも。

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ERLEND KRAUSER/LAST DISCOVERIES

泣きのギター・インスト好きならこれは要注目ですよ!ルーマニアの最古参プログレ・バンドPHOENIXに在籍し、現在はドイツで活躍する名ギタリストによるソロ作品。泣きの表現も交えつつ深みあるフレーズを自在に紡ぎ出すこのサウンド、心地よさ半端なし!

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QWAARN/ABERRATIONS

ケベックには70年代に多数のシンフォ名作が生まれていますが、00年代にもそのDNAは受け継がれています。透明感あるヌケの良さと沈み込むような暗さとがバランスしたメランコリックなメロディ。そしてエモーション零れ落ちるギターがこれでもかと泣かせに来る、ヴィンテージ色濃厚な07年作逸品!

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BJORN RIIS/A STORM IS COMING

ノルウェーの注目バンドAIRBAGのギタリストが放った「ピンク・フロイド+北欧らしい静謐な叙情美」と言える19年作2nd。ジャズ色も織り込み静寂を描写するような繊細な音世界がひたすら素晴らしい…。その静寂を破るように飛翔する、ギルモア直系のエモーショナルに泣くギターもグッと来るなぁ~!

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FLEESH/ACROSS THE SEA

相変わらず2人で鳴らしているとは信じられない広がり豊かな幻想サウンドが美しい、注目のブラジル新鋭19年作。A.ラティマーとS.ロザリーの中間にいるような泣きのフレーズ満載の美麗ギターが舞い、スッと染み入る無垢な女性ヴォーカルが歌うと、もう他には何もいりません…。

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フロイド系プログレの宝庫であり、泣きギターの宝庫でもあるのがポーランド。一押しの2タイトルをピックアップ☆

WOJCIECH CIURAJ/ISKRY W POPIELE

注目バンドWALFADでも活躍するポーランドの若き才人が放った19年2nd。格調高く彩るヴァイオリンやピアノとエモーショナルに絡み合うギター&シンセの対比が美しい感動的なコンセプト作で、ムーグを弾くのはSBBのJozef Skrzek!

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ALBION/YOU’LL BE MINE

分裂を経て、ギタリストを中心にメンバーが再編された18年作ですが、それでこの完成度は驚き。ひたすら泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルのエモーション溢れだす歌唱に心奪われます…。

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いかがだったでしょうか。
気になる作品を見つけてただけ多なら幸いです!

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  • QWAARN / ABERRATIONS

    ケベック産シンフォ、07年作、泣きのメロディの洪水、これでもかとドラマティックな傑作

    カナダはケベック出身のグループ、07年作2nd。強烈な泣きのメロディと、ヌケが良く伸びやかでドラマティックなアンサンブルが持ち味。憂いを帯びた歌声のヴォーカル、鳴り響くストリングス、哀愁のメロディを紡ぐギターなど、これでもかと泣かせにきます。メタル色は無く、ヴィンテージ色濃厚。とにかくメロディが一番という方は迷わず聴いてみてください。傑作です。

  • ALBION / YOU’LL BE MINE

    ポーランドの新鋭シンフォ・バンド、これでもかと泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルによるエモーション溢れる歌唱が素晴らしい18年作!

    ポーランドの新鋭シンフォ・グループ、18年作。前作までのキーボーディストらが別グループNOIBLAとして独立し、残ったギタリストJerzy Georgius Antczakを中心に前作や過去作にも参加していたベーシストとドラマー、そして復帰した初期の女性ヴォーカリストAnna Batkoという再編された4人編成となっています。以前までの広がりある幻想的でメランコリックな作風は残しつつも、プログラミングも散りばめたモダンでスタイリッシュなサウンドへと変化を遂げているのが特徴。キーボードはギタリストが兼任しているものの、やはりギターの存在感がアップしており、これでもかとドラマチックな泣きのフレーズを延々紡ぎ続けるギターが圧巻です。さらに復帰したオリジナル・ヴォーカリストがまた素晴らしい!前々作まで在籍した女性ヴォーカルのしっとりめの歌唱も良かったですが、時にシアトリカルとも言える表現力でエモーショナルに歌いこむ、コケットな魅力を秘めた歌唱に心奪われます。プログラミングによる装飾音も絡めつつ安定感抜群のプレイで2人を支えるリズム隊の仕事も特筆です。大きな再編を経たとは思えない完成度の高い音世界で聴かせる傑作!

  • ERLEND KRAUSER / LAST DISCOVERIES

    ルーマニアの代表的プログレ・グループPHOENIXに在籍していたことで知られるギタリストの17年ソロ作、テクニカルかつドラマチックな泣きのフレーズ溢れ出る絶品ギター・インスト

    ルーマニアの代表的プログレ・グループPHOENIXに在籍していたことで知られ、現在はドイツを拠点に活動するルーマニア人ギタリスト、自身のレーベルNNKよりリリースした17年ソロ作。フィンガー・ピッキングとタッピングを駆使したErlendのテクニカルかつ叙情溢れ出るエレキ・ギターをベースに、メロウなピアノや繊細なアコギ、端正なリズム隊を加え、これでもかとドラマチックなギター・インストを繰り広げます。全体的にゆったりとした曲調ながらも、時にスピーディーに時に伸びやかにと起伏を付けつつ紡がれる、深みあるギター・フレーズの心地よさと言ったら無し。「泣き」のギター好きからニューエイジ、イージー・リスニングをお探しの方まで、是非ご一聴頂きたい逸品です。

  • WOJCIECH CIURAJ / ISKRY W POPIELE

    [カケレコ国内盤リリース中] ポーランド、WALFADの中心メンバーとしても活躍するギタリスト/ヴォーカリストによる19年2ndソロ、SBBのJozef Skrzek参加!

    ポーランドの新鋭プログレ・バンドWALFADの中心メンバーとしても活躍中のギタリスト/ヴォーカリストによる19年2ndソロで、第一次大戦後に彼の出身地シレジア地方で起きた「シレジア蜂起」を題材にしたコンセプト・アルバム。これは傑作!ギターとムーグシンセがエモーショナルに絡み、ヴァイオリンやピアノが格調高く彩る、優雅でドラマチックなメロディアス・シンフォニック・ロックを聴かせてくれます。このムーグのプレイ、どこかで聴いたことがあると思ったら、なんとSBBのJozef Skrzek!SBBでも聴かせた太くスペイシーなトーンでスリリングに疾走するシンセプレイを数曲で披露します。ギルモア調の泣きはそのままに倍の音数にしたようなテクニカルで表現力の高いギターも、シンセに負けじと躍動。弦楽も伴ってドラマチックに高まるサウンドに感動が込み上げます。またしっとり落ち着いたピアノを基調にしたヴォーカル・パートも実に味わい深く、切なさも帯びつつ朗々と歌い上げるポーランド語ヴォーカルが素晴らしいです。ポーランド・プログレらしい静謐で陰影ある音使いを織り交ぜつつ、メロディアスで開放感あるサウンドに仕上げた名品。ズバリおすすめ!
    2019年10月14日「ProgTokyo 2019」に出演した彼へのインタビュー記事はこちら

  • FLEESH / ACROSS THE SEA

    ブラジルの新鋭男女シンフォ・ユニット19年作、前作以上にロマンティックで丹念に紡がれる幻想サウンドに息をのむ傑作!

    2014年に始動した男性ギタリスト/マルチ奏者と女性ヴォーカリストによるブラジル産シンフォ・プロジェクト、待望の19年作!前17年作『WHAT I FOUND』も2人とは思えない驚くべき豊かさを内包した名品でしたが、本作も息をのむほどに静謐で幻想的な音世界が待っています。シンセ&オルガンがうっすらと幻想のベールを広げると、A.ラティマーとS.ロザリーの中間にいるような泣きのフレーズ満載の美麗ギターが舞い、スッと胸に染み入る透明感いっぱいの美声ヴォーカルが囁くように歌います。ゆったりとしたテンポのナンバーが主ですが、前作以上にロマンティックで丹念に紡がれていく優美な作品世界にじっくりと浸りたい逸品。傑作です。

  • EDDIE MULDER / VICTORY

    FLAMBOROUGH HEAD他で活躍する現オランダ屈指のギタリスト、19年作5th、1曲でKARFAGENのAntony Kaluginが参加

    FLAMBOROUGH HEAD、TRION、LEAP DAYなど、キャメル・タイプのシンフォ・グループの数々で活躍するオランダのギタリスト、19年5th。従来からの作風であるアコースティック・ギターによる瑞々しいソロ・ギター曲を中心に、1曲目のようなバンドによるCAMEL風のメロディアスなインストも交えたスタイルで終始リリカルで叙情的に聴かせます。相変わらず、休日の昼下がりにじっくりと聴き入りたくなるサウンドです。1曲でKARFAGENのAntony Kaluginがロマンティックなシンセを弾いていて、Eddieの甘いギターと優美に絡み合うパートはCAMELファンなら泣きそうになるかも。終始優しい音色で聴き手を癒してくれる一枚となっています。

  • BJORN RIIS / A STORM IS COMING

    ノルウェーの注目バンドAIRBAGのギタリストによる19年ソロ作、ピンク・フロイド+北欧らしい静謐な叙情美、エモーショナルなギターも素晴らしい力作!

    ノルウェーの注目バンドAIRBAGのギタリスト、通算4作目となる19年ソロ作。デイヴ・ギルモアへの憧れに満ちたブルース色あるエモーショナルなギターと、フロイド・ライクな静謐なドラマチックさを持った音楽性を特徴とする彼ですが、今作でもその持ち味は健在。クリアに響くアコースティックギター、ミステリアスに音を運ぶピアノ/エレピ、メロトロンっぽく厚みある出音で荘厳な雰囲気を作り出すストリングシンセ。そして73年頃のクリムゾンばりにダークかつヘヴィに畳みかけるプレイと、一音一音を情感たっぷりに鳴らすギルモア直系の泣きのプレイを巧みに織り交ぜる見事なギター。北欧のミュージシャンらしい切なくも凛とした叙情性を帯びたサウンドは、静寂に包まれた雪深い大地を映し出すかのようにイマジネーション豊かです。静謐な演出をより深めるジャズ・エッセンスも印象的で、北欧のECM系作品を思わせるリリシズムが淡く広がるようなプレイにも注目。フロイド・ファン&ギルモア・ファンはマスト・リッスンな一枚です。

  • APE AMPLITUDE / ESCAPE ROUTES

    マルチ・プレイヤー2人によるドイツのシンフォ・ユニット19年デビュー作、フロイド風の深遠さに仄かなキャメル的ファンタジーを足し合わせたようなシンフォ・プログレを繰り広げる力作

    2人のベテラン・マルチ・プレイヤーからなるドイツのプログレ・バンドによる19年デビュー作。人を食ったようなジャケとは裏腹に、PINK FLOYD風の深遠なサウンドを基調に仄かなCAMEL的ファンタジーを足し合わせたようなシンフォ・プログレを繰り広げます。メランコリックにたなびくシンセとギルモア+ラティマーなエモーショナル・ギターが作り上げる起伏に富むドラマチックなサウンドは、2人で作り上げたとは思えぬほどにスケール大きく迫ってきて見事。SEを散りばめた演出にも凝られた、ほぼインストながら聴き応えある作品です。

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