2018年7月18日 | カテゴリー:KAKERECO DISC GUIDE,世界のロック探求ナビ
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今日は、60年代後半、たった一枚のアルバムを残して解散した、ニューヨークの男女混成ソフトロック/サイケポップグループ、WIND IN THE WILLOWSの68年作をピックアップいたします。
メルヘンチックなジャケがいい味出してます。バンド名は英児童文学『たのしい川べ』からとられているそう。
ではまずは一曲。「Uptown Girl」
この楽しげな雰囲気は男女混成グループならではですね。
日本でもシングル化されていたようです。邦題は『愛の瞬間』。
のちにブロンディーで大ヒットする、デボラ・ハリーがボーカルとして参加していることでも知られます。
デボラ・ハリーと言えば、
輝くような金髪がトレードマークですが、
この頃はこげ茶色のロングヘアで、いかにも60年代フォーキーな佇まい。
人に歴史あり、ですね。
アルバム8曲目「Djini Judy」ではリードボーカルをとっており、まるでアン・ブリッグスのような、透き通った清純な歌声を聴かせてくれます。
それでは続いて6曲目「Friendly Lion」をどうぞ。
パパス&ママスのような、サンシャイン・ソフトロックが大半を占めているのですが、
5曲目「There Is But One Truth Daddy」のシタールをバックに滔々と朗読が続く長尺ナンバーや、11曲目「Wheel Of Changes」のどことなく陰りあるブリティッシュフォーク的ナンバーなど、68年という時代ならではのバラエティに富んだ楽曲が楽しめます。
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ロックが最も熱かった時代の一つと言える、今からちょうど50年前1968年にリリースされた作品にフォーカス。カケレコ・スタッフが愛聴する68年作品を取り上げてまいりたいと思います。
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