2018年6月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。何ともう、6月なのですね!!「光陰矢の如し」すぎて恐ろしくなります・・・
2018年を半年弱過ごして、皆様いかがでしょうか。
さて、ただいまカケレコでは、1968年から50周年を記念して「あなたの1968年ベストアルバム」を募集しております。
皆様の投稿を拝見するのがとても楽しく、また、ためになります。
facebookでも、今週は「ニッチ&ディープな68年産アルバム」というテーマで、投稿してまいりました。
どうぞご覧ください。
1枚目は、あのジミ・ヘンドリックスがプロデュースを手掛けギターでも参加している(!)サイケデリック・ビート・ポップの逸品EIRE APPARENT『Sunrise』です。
メンバーには後にソロやHELP YOURSELFで活躍するアーニー・グレアムが在籍、ロバート・ワイアットやノエル・レディングがゲスト参加という冷静に考えると凄まじいメンツが集まっているのですが、知る人ぞ知るニッチなポジションに収まってしまっているのが本作。
ジミヘンの強烈なギターワークが全編炸裂しているのも勿論聴き所なのですが、実にアーニーらしい少しクセのあるハイトーン・ヴォイスの存在感もまた見事。サイケデリックにして哀愁もたっぷりのサイケ・ポップを鳴らします。
レイト60’s特有のヒリヒリした空気感を閉じ込めたような好盤です!(佐藤)
火曜日の今日は、米サイケ・ポップ・バンド、WIND IN THE WILLOWSの68年唯一作です!
ジャケットをよく見ると、何だか見覚えのある顔が・・・
何とこのバンド、ブロンディーのデボラ・ハリーが在籍していたのです!
男女混成7人のバンドで、デビーは主にバックコーラスをやっています。
シタールをバックに朗読が続く長尺ナンバーや、陰りあるアシッド・フォーキーなナンバーなど、68年という時代ならではのサイケデリックな楽曲が楽しめます。(みなと)
『ホワイト・アルバム』や『オデッセイ&オラクル』もいいけれど、68年にはこんなニッチ&ディープな名盤も存在するんです!という訳で、知られざる68年の名盤をカケレコ・スタッフがご紹介。
本日の一枚は、米国Elektraレーベルのオーナー発案で作られたプロジェクト・バンド、ZODIACの唯一作『COSMIC SOUNDS』。
バンド名どおり黄道十二宮を各曲のテーマに据えたコンセプト作で、ジャケどおり見事な万華鏡的サイケデリック・サウンドを聴かせてくれる一枚です。
怪しげなナレーション、オリエンタルなシタール、スペーシーなムーグ・シンセに繊細なビブラフォンやフルート・・・レーベル主導なだけあり当時最先端の実験的要素がふんだんに詰め込まれつつも、軸となるメロディはどこかキャッチーかつ幻想的で、その緻密なバランスが素晴らしい。
ミュージシャン、レコード会社共に「新たな音楽を生み出そう!」という挑戦精神に満ちていた時代だからこそ生まれ得た、実験的サイケデリック・ロックの重要作です。(増田)
今日はカナダのソフト・ロック作品、ミューチュアル・アンダースタンディングの『イン・ワンダーランド』。
ジャズ/ポップス界で活躍するカナダのミュージシャン達によるスタジオ・プロジェクトです。
真っ赤な背景にキノコが天に向かって伸びているジャケットは、まさに不思議の国、「ワンダーランド」という感じ。
いざ再生すると、冒頭からテンション高いです!男女混成のコーラスが「パパパパ・・・」とソフトに駆け巡り、ストリングスやホーン、キラキラとしたパーカッションがセンス良く配置されていて、高揚感たっぷり。洗練を極めたポップスを聴かせてくれます。(みなと)
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ロックが最も熱かった時代の一つと言える、今からちょうど50年前1968年にリリースされた作品にフォーカス。カケレコ・スタッフが愛聴する68年作品を取り上げてまいりたいと思います。
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