2016年6月10日 | カテゴリー:〇〇ジャケ調査委員会,世界のロック探求ナビ
こんにちは。
カケレコ・スタッフの佐藤です。
カケレコのジャケ買い機能で、ロック探求をお楽しみいただいているでしょうか。
今回は、イエス作品の幻想的なジャケットイラストで一躍その名が知られたイラストレーター、ロジャー・ディーンをアートワークに起用した作品をピックアップしてまいりたいと思います。濃淡を巧みに使い分け色彩豊かに描かれた美麗かつユニークな作品世界を、音源とともにお楽しみください☆
当時日本でも大ヒットした「SEASONS」を含む、ダッチ・プログレの雄による71年リリース1st!ヨーロッパの中でも特に英国ロックからの影響が色濃かったオランダらしく、ブリティッシュ・ロックと言われても違和感のない丹精かつ哀愁たっぷりのサウンドを展開。紅一点Jerney嬢の姉御風な歌いっぷりがたまりません!
ご存知イエスの元キーボーディストであったトニー・ケイが、ギタリストのブライアン・パリッシュらと結成したバンド、1stにしてライヴアルバムという大胆な一枚ですね。ジャケには可愛らしい穴熊が描かれていますが、サウンドの方は熱気みなぎるブルース・ハードとなっていて、繊細な演奏を主としたイエス時代とは打って変わって、各種キーボードをエネルギッシュに弾きまくるケイのプレイが印象的。
ページ状になった着せ替え式の仕掛けが楽しい、ロジャー・ディーンとしては珍しい遊び心のあるジャケットが魅力の2ndアルバム。中身は、オリー・ハルソールの職人芸的なドライヴィング・ギターとマイク・パトゥの熱唱ヴォーカルという相性抜群の黄金コンビネーションを堪能できる一枚。ライヴを体験してみたかったなぁとつくづく思わせる、ブリティッシュ・ハード屈指の名作です。
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フランシス・ダナリーが率いた80’sプログレの名グループ、89年の第3作。80年代らしいニューウェーブ色を加味したキャッチーでテクニカルなプログレを聴かせたバンドですが、本作では一気にHR色を強めています。とは言え、キャッチーなメロディセンスにはますます磨きがかかっており名曲満載。プログレファンのみならず、ハードロックファン、80’sポップファンにも勧められる、ハイクオリティな楽曲と演奏が詰まったロック・アルバムに仕上がっています。
アメリカのシンフォ・バンドによる98年唯一作。静謐な美しさを湛えたロジャー・ディーン・ジャケットが素敵ですよね。さすが彼を起用するだけあって、イエスやジェネシスなど往年の名バンドを思わせるドラマティックで幻想的なシンフォニック・ロックを織り上げています。この唯一作を残しシーンから姿を消してしまったのが残念でならない、高いポテンシャルを感じさせる好盤!
ヴァーティゴ・レーベルに在籍したクラシカル・ロック・グループの71年リリース第2作。クラシカルなオルガンを主軸としつつヘヴィで怪しい熱気がみなぎるアングラ・ロックを展開するスタイルは本作でも健在。25分に及ぶ組曲も、やや強引ながら破たんなく聴かせる優れたセンスを発揮しています。メロトロンも随所で炸裂しますよ!ロジャー・ディーンによるジャケは、前作同様トレードマークである「!」を模ったもの。
人物を登場させることの少ないロジャー・ディーンが多数の人物を描いている珍しいジャケットで飾られたのが、このデンマークのロック・グループによる71年デビュー作。R&Bスタイルを基調にジャズ、ブルース、フォーク、サイケなど様々なエッセンスを散りばめたサウンドながら非常に洗練された印象を与えるアンサンブルが特徴的で、バンドの確かな地力の高さがうかがえます。それにしてもロジャー・ディーンの描く緑の色合いは本当に独特で美しいですよね~。
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ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
意外なところでは、オルタナ・ポップSSWマシュー・スウィートの97年作でロゴデザインを担当。現代屈指のメロディメイカーとして知られる才能が発揮された、良質なパワーポップが満載の一枚!
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71年にVertigoレーベルよりリリースされた2nd。前作で既に確立していた、オリー・ハルソールの職人芸的なドライヴィング・ギターとマイク・パトゥの熱唱ヴォーカルというスタイルに更に磨きがかかった名作。もうスピーカーから汗がピシピシ飛び散ってます。ライヴはさそがし凄かったんだろうな、と思わせるブリティッシュ・ハードの名作。
紙ジャケット仕様、05年24bitリマスター、ボーナス・トラック3曲、内袋付き仕様、定価2039+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
軽微なカビあり
紙ジャケット仕様、05年24bitリマスター、ボーナス・トラック3曲、内袋付き仕様、定価2039+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
黄ばみあり
紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、内袋付仕様、シリアルナンバー入りレーベルカード付仕様、定価2667+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、内袋付仕様、シリアルナンバー入りレーベルカード付仕様、定価2667+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
17年リイシュー、デジタル・リマスター、2枚組、DISC2には71年のBBCセッション音源&アウトテイク全11曲を収録
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は傷多め、若干圧痕あり
元YESのキーボーディストTony Kayeが中心となり結成されたイギリスのプログレッシブ・ロックグループの72年デビュー作。デビュー作にしてライブ作という異色の内容となっており、当時彼らが前座を務めていた「YESSONGS」レコーディング前のYESの機材をJon Andersonの提案によって使い、ライブ録音が行われました。その内容はブルージーなギターワークとTony Kayeのオルガン、メロトロンで聴かせるブリティッシュ・ハード・ロックであり、ライブ作と言うこともあって強烈なドライブ感あるダイナミックなサウンドが収録されています。
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