2015年7月17日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊
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夏休み目前のこの時期、暑さもそろそろ本格化してきて冷房機器が欠かせない毎日かと思います。
そこで今回は夏の暑さに効きそうな作品を、カケレコ中古在庫よりジャンル別でピックアップしてまいりたいと思います☆
夏に効くロックの筆頭と言えば、何と言っても北欧プログレ。キーボードのひんやりとした質感にツーンと鋭角的なトーンを持つギター。そんないかにも北欧らしい作品を中心にセレクトいたしましょう♪
まるでキャメルやジェネシスのファンタスティックな部分だけを抽出したみたいな溢れんばかりのリリシズム。スウェーデンが誇る名作シンフォで、ムーン・サファリにもきっと大きな影響を与えてるでしょう。
「北欧らしいコロコロとしたファンタスティックさ + 英ハード直系のメランコリー = これぞ北欧プログレ!」なるほど、QUATERMASSのプロデューサーが手がけたスウェーデンのプログレ・トリオなのね。
本国スウェーデンにとどまらないワールドワイドな活躍で知られる名ギタリスト、ロイネ・ストルトの原点と言える北欧プログレの代表的グループ。キャメルに通じる叙情派シンフォを演奏しますが、キャメルの英国的なロマンティシズムに代わり、どこまでも澄み渡った透明感いっぱいの音色使いを特徴とします。
00’sKAIPAに加入するヴォーカリストPATRIK LUNDSTROM率いるスウェーデン産シンフォ95年デビュー作。北欧らしいファンタスティックでキャッチーなメロディと、LUNDSTROMの表現力豊かなヴォーカルとそれを支えるコーラスワーク。おまけにトラッド調の瑞々しさも随所に生かされていて、北欧らしさ満点の文句なしの名作ですね!
フィンランド出身チェンバー・グループの00年デビュー作。バルカン・トラッドの妖しげな祝祭的旋律を奏でるホーン・セクション、時に荘厳な響く足踏みオルガン、ZEUHL系の肉感的なアヴァンギャルド性と管弦セクションの音響的なうらぶれ感。特異な要素が複合的に絡み合うアヴァン・チェンバー・ロックの秀作!
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トラッドに根ざした英国然とした格調高い音色は、聴き手に涼やかな風を呼びこみ暑さを紛らわしてくれそうです。
米国にジョニ・ミッチェルが居るなら、英国にはこの才女がいるさ! 米国にザ・バンドがいるなら、英国にはフェアポートがいるさ! サンディ・デニーの凛としたハスキー・ヴォーカルは誰の胸をも打つ説得力に満ちています。
英国トラッドを基調に、サイケデリックな酩酊感を含んだエレクトリック・アンサンブルを導入した個性派グループ。ずばり英フォーク三種の神器とも肩を並べる完成度の英国エレクトリック・トラッド名盤!
70sブリティッシュ・シーンに産み落とされた孤高のプログレッシヴ・フォーク名盤。渦巻く狂気と英フォーク本来の瑞々しさが同居するサウンドに愕然!近年まさかの来日公演を果たしたことでも話題になったバンドですね。
ザ・バンドに対抗できるのはフェアポートだけじゃないぜ!デラニー&ボニーが夫婦デュオの米代表だったら、英代表はうちらだ!この格調高さと叙情美。張り詰めた空気感には一流の風格すら感じますね。
CSN&Yなど米西海岸フォーク・ロックへの憧れの奥から滲み出てくる英国的な「牧歌性」や「幻想性」。この陰影に富んだサウンドこそ英フォーク・ロックの魅力であり、その代表格がこれですね!
独特のほのぼのとした温かみのある音像も特徴ですが、同時にクールにまとめられた職人的ジャズ・ロックという側面も持っているカンタベリー・ミュージック。夏のうだるような熱気を和らげてくれそうですよね。
誰がなんと言おうとカンタベリー・ミュージック屈指の名曲ですよね。ロバート・ワイアットの優しすぎる歌声、デイヴ・シンクレアの淡すぎるオルガン。泣けるな~。
偏差値高そうな嫌なやつ感とユーモラスな愛らしさとが同居しているといいますか、そんなテナー・ヴォイスがたまりませんね。裏カンタベリー・ヴォイスと言える名ヴォーカリスト。表カンタベリー声のロバート・ワイアットのデュエットが珠玉。
遂にラトリッジが抜けて完全にメンバーが入れ替わったソフツ。名手エサリッジが加入したこの76年作は、後期ソフト・マシーンの代表作ですね!超絶ギターは炸裂、柔らかく広がるキーボード&ピアノとサックスのアンサンブルも見事!
転落事故による下半身不随という悲劇から、多くの仲間たちに支えられカムバックを果たした74年作。「どん底」を意味するタイトルとは裏腹に、淡い色調のサウンドに乗る彼の透き通った歌声からは世の理を超越した彼岸的境地が感じられます。これぞ至高の名作ですね。
ぶっ飛んだロジャーディーンジャケにも注目☆初期キング・クリムゾンの静謐でジャジーな魅力はこのピアニストが居ればこそ。ワイアットやゲイリー・ボイルなど、英ジャズ・ロック名うてのミュージシャンが参加した傑作ですね!
甘く美しいメロディラインをキラキラしたアレンジと珠玉のコーラスが彩る聴き心地爽やかなソフト・ロックは、夏の代名詞と言ってしまいたいくらいに夏という季節と見事にマッチします。
山下達郎率いるシュガーベイブばりのウキウキ感いっぱいだったり、荒井由美「ルージュの伝言」ばりにご機嫌だったり、この米女性SSW、マイナーだけどすごい名盤っ!
優れたソフト・ロック作品が生み出す、あの胸の高まり…。マジカルなメロディ、完璧なアレンジワーク。この高揚感、ぜひ体験してください☆
ソフト・ロックが好き?でも、辺境ものは聴かず嫌い?南米一の美メロ大国で生まれた、ドリーミー・ポップの大傑作がこちら!ALZO & UDINEも顔負けの素晴らしさ!
マイナーながらSGTペパーズフォロワー群の中でも一際輝く傑作。テープ逆回転やキラキラした管弦アレンジが彩る名曲の数々。この曲なんてメロディ、アレンジともに完璧な出来映えの名サイケポップチューン!
「『ペット・サウンズ』に対する英国からの回答」なんてキャッチコピーを掲げられたら、そりゃあ聴かずにはいられませんよ。このオープニング曲を聴いた時のトキメキと言ったら!
いかがだったでしょうか?
この他にもまだまだ定番から隠れ名盤まで中古在庫豊富にございますので、この連休中、是非ごゆっくりと中古探求をお楽しみいただければと思います☆
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ご紹介したようなオールタイムのプログレや60s/70sロックのCDで聴かなくなったものはございませんか? 査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」、是非一度お試しください!買取詳細&買取査定額の一例はコチラ↓
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カンタベリー・シーンを代表するグループであり、SOFT MACHINEで4枚のアルバムに参加後脱退したRobert Wyattにより結成。独特のポップセンスを持った音楽性が魅力の72年デビュー作である本作は、元CARAVANのDave Sinclair、元QUIET SUNのBill MacCormick、後にHATFIELD AND THE NORTHに参加するPhil Millerといったビッグネームが集い製作された名盤であり、非常にポップな魅力に溢れたユーモラスなジャズ・ロック作品という趣です。インプロヴィゼーション色も強く現れており、淡いサイケデリアを描きつつ進行する様はとても個性的。大きくメロトロンが取り上げられている作品としても有名な名盤です。
2枚組、12年新規リマスター、ボーナス・トラックとして「O Caroline」のシングルverや20分を超える未発表スタジオ音源を収録、DISC2には71年12月/72年1月のスタジオ・セッション音源、72年1月/4月のBBC音源を収録(スリップケースは付いていません)
ジャケットにケース形状上によるケースツメ跡、折れなどがある場合がございます。ご了承ください。
英フォークを代表するグループ、70年作2nd。半分はトラッド、半分はオリジナルという構成で、フェアポート・コンヴェンションからの強い影響を感じさせるエレクトリック・トラッドがベースですが、サイケデリックなフィーリングもあるのが特徴。そのサウンドを生みだしているのが、名手バリー・クラークによるリード・ギターで、ズシリと重く、なおかつ凛とした透明感もあるトーンはリチャード・トンプソン直系ですが、その演奏は、より奔放でロック的ダイナミズムがあって、徐々に音が立ち上るヴァイオリン奏法の多用や、グレイトフル・デッドを彷彿させるサイケデリックにたゆたうようなフレージングはかなり先鋭的。一方で女性ヴォーカルのセリア・ハンフリスは伝統的なフォーク/トラッド・スタイルで、時に清楚なハイ・トーン、時に妖艶な歌い回しで、楽曲を静謐かつ艶やかに彩っています。エレクトリック・トラッドとサイケが結びついたプログレッシヴなアンサンブルと、トラディショナルな女性ヴォーカル。その革新と伝統との奇跡的な拮抗と、そこから生み出されるダイナミズムと緊張感とがこのグループ最大の魅力と言えるでしょう。そんな世界観を見事に描いたヒプノシスのジャケもまた特筆。孤高の存在感を放つブリティッシュ・ロック屈指の傑作です。
紙ジャケット仕様、2枚組、各CDはそれぞれ紙ジャケ仕様、07年デジタル・リマスター、内袋付き仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり
紙ジャケット仕様、2枚組、各CDはそれぞれ紙ジャケ仕様、07年デジタル・リマスター、内袋付き仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、小さいカビあり、その他は状態良好です
カンタベリー・シーンを代表する名ドラマーであった人物が、シンガーとして始動した記念すべき74年作。転落事故により脊髄を損傷、下半身不随となりドラムを演奏することが出来なくなってしまった彼は、その不屈の精神でシンガーとしてキャリアを積み直していきます。本作は彼の代表作としても知られており、Richard SinclairやHugh Hopperなどのカンタベリー人脈に加えてFred FrithやMike Oldfieldも参加し、Nick Masonのプロデュースと言う布陣で製作された名盤。彼の儚げで優しいボーカルをフューチャーし、浮遊感と優しさに溢れたソフトなサウンドを放っています。
女性ボーカリストSandy DennyとギタリストRichard Thompsonを擁し、トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年4th。69年に彼らは3枚ものアルバムをリリースしており、本作は連続リリースの3作目となります。事故によりドラマーのMARTIN LAMBLEが急逝、DAVE MATTACKSを新ドラマーに迎え、フィドル奏者DEVE SWARBRICKも正式に加入。彼ら代表作の1つであるその内容は、前作では1曲のみだったトラッド曲をアルバム8曲中5曲まで増やし、飛躍的な発展を遂げたエレクトリック・トラッド・フォークの路線にさらに磨きをかけた記念碑的名盤となっています。英国叙情が際立ったトラッド・フォークの代表作と言えるでしょう。
デジタル・リマスター、スリップケース付き仕様
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースついていません、ケースにバーコードシールが貼ってあります
最後のオリジナル・メンバーMike Ratledgeが脱退。新たに元Darryl Way’s WolfのギタリストJohn Etheridgeが加入。John Etheridge (G)、Karl Jenkins (Piano)、John Marshall (Dr)、 Roy Babbington (B)、 Alan Wakeman (Sax)という布陣で制作された76年作。シャープなリズム隊をバックにJohn Etheridgeの超絶ギターが炸裂するパートと、柔らかく広がるキーボード&ピアノとサックスによる優美なパートとがダイナミックに交差するアンサンブルが聴き所。圧倒的なテンションと浮遊感の間を超絶技巧とセンスで行き交う後期ソフト・マシーンの代表作。
ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」に対する英国からの回答、とも評される、ビリー・ニコルスの卓越したポップ・センスが光る名盤。68年作。スティーヴ・マリオット、ロニー・レイン、ジョン・ポール・ジョーンズなどが参加。
72年発表の3rdアルバム。デイヴィッド・ベッドフォード編曲のオーケストラで幕を開ける本作は、奇抜な演奏とのどかで美しいサウンドとが同居する個性溢れる名盤。全体に漂うユーモア感覚溢れるアレンジと要所を占めるテンションの高い演奏はセンス抜群。どの曲も個性的な逸品ばかりですが、ロバート・ワイアットとデュエットしたタイトル・トラックは特に名曲の誉れ高く、エアーズの優雅なテナー・ボイスとワイアットの消え入るような美しい声のハーモニーが絶品。
Brian Goddingを中心に結成されたグループ。67年作の1st。ビートルズ直系のポップ・センス、シド・バレット的な狂気ぶり、スタックリッジに通ずる英国的な牧歌性&ユーモア、ソフト・ロック的な上品さが絶妙にあわさったサウンドは、サイケデリック・ポップの理想型。「I’ll Be Late For Tea」は、数ある英サイケ・ポップの名曲の中でも圧倒的な完成度を誇る名曲。Brian Goddingの作曲・アレンジャーとしての才能は凄まじく、希代のポップ・マエストロと言っても過言ではありません。レイト60’sのサイケ・ポップ屈指の傑作。
紙ジャケット仕様、06年デジタル・リマスター、定価2730
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
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