2017年11月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
ジャズ・ロックというと、カンタベリー・ミュージックなどイギリスのバンドや、マグマを筆頭とするズール系などユーロのバンドが人気ですが、ジャズ~フュージョンの本場、アメリカにもジャズ・ロックの名品がございます。
マハビシュヌ・オーケストラを生んだアメリカならではの、テクニカルかつ流麗な作品をピックアップいたしましょう。
本家マハビシュヌ・オーケストラが未聴の方は特集記事がございますので、チェック是非!
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米フュージョン/ジャズ・ロックでカケレコ・ロングセラー&ベストセラーな一枚からスタート!
AL DI MEOLAやSANTANAの作品にも参加した名パーカッション奏者による76年ソロ。
全曲、MINGO LEWIS自身の作曲ですが、パーカッション奏者の楽曲とは思えないほどテーマのメロディが際立っており、たいへん明快でキャッチー。
しっかりと構築された楽曲、硬質なタッチのテンション溢れるスリリングなギター、ゴリゴリと高速にランニングするベースなど、「イエス『リレイヤー』ってカッコ良いよね」、そんなあなたに一押し!
サンフランシスコ出身のジャズ・ロック・バンドによる74年作。
ヨーロッパ的なアンニュイな女性ヴォーカルと、エレピの代わりにマリンバ奏者が在籍しているのが特筆。
70年代のアメリカに、これほど硬質でしなやかなジャズ・ロック・グループが居たとは!
ベルギーのCOSあたりのファンは悶絶ですよ~。
ベルギーのCOSはこちらのページで特集しておりますよ~。
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アメリカはフロリダで結成され、75年にデビューしたクロスオーヴァー/ジャズ・ロック・グループによる76年の2nd。
もしも『火の鳥』の頃のマハビシュヌ・オーケストラにジョン・ウェットンが入ったとしたら?なんて言うと大げさですが、そんなサウンドを聴かせる名品。
ジャケのデザインは、ELOの『OUT OF THE BLUE』でお馴染みの長岡秀星!
米東海岸はペンシルヴァニア州フィラデルフィア出身のジャズ/フュージョン・ロック・グループ、ATLANTICよりリリースされた72年唯一作。
それにしても、これ本当に米国産?まるでユーロ・ジャズ・ロック!
炸裂するジョン・マクラフリンばりの硬質なギターを中心にエキセントリックに疾走するジャズ/フュージョン・ロック!
このテンション凄まじい・・・。
ピーター・ガブリエルやジョン・アンダーソンやスタンリー・クラークやビリー・コブハムらのサポートでも知られるアメリカ出身の名キーボーディスト兼ギタリスト。
ブルース・スプリングスティーンとのバンド、Eストリート・バンドとして活動した後、そのバンドのドラマーらと組んだソロ・プロジェクト。75年のデビュー作で、プロデュースは、ビリー・コブハム!
マハビシュヌばりのフュージョンから、オランダのトレースやEL&Pに通じるプログレまで、これは米フュージョン/プログレの傑作!
DAVID SANCIOUSは2ndも人気。
スリリングなムーグ・シンセ、外連味たっぷりなハモンド・オルガン、格調高くもテンションいっぱいのピアノなど、キーボードがこれでもかと躍動する、デビュー作に劣らない米フュージョン/プログレの傑作!
EMBRYOやSUPERSISTERの作品にも参加したアメリカのジャズ・サックス奏者チャーリー・マリアーノ率いるバンド。
これがゴングばりのスペーシーさ、ソフト・マシーンばりの知性、マグマばりの強靭さを束ねたような強烈なジャズ・ロックで仰天!
重鎮Mike Sary率いる米アヴァン・ジャズ・ロックの老舗バンド、17年作!
前作同様にザッパ、ブランドX、サムラなどを飲み込んだテクニカルでストレンジで痛快なアヴァン・プログレを聴かせてくれます。
TEEのギタリスト米田克己氏が前作に引き続き参加!
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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
ジャズ・ロックの品揃えには力を入れております。ジャズ・ロックの特設ページはこちら!
AL DI MEOLAやSANTANAの作品にも参加した名パーカッション奏者。76年のソロ作。終始スピーディー&ハイ・テンションな超絶ジャズ・ロック。全曲、MINGO LEWIS自身の作曲ですが、パーカッション奏者の楽曲とは思えないほどテーマのメロディが際立っており、たいへん明快でキャッチー。しっかりと構築された楽曲、硬質なタッチのテンション溢れるスリリングなギター、ゴリゴリと高速にランニングするベースなど、「RELAYER」あたりのYESも想わせます。突き抜ける疾走感。テクニカルなジャズ/フュージョン・ロックのファンは必聴の名作。
サンフランシスコ出身のジャズ・ロック・バンド、74年に録音されつつお蔵入りとなっていた幻の作品。ヨーロッパ的なアンニュイな女性ヴォーカルと、エレピの代わりにマリンバ奏者が在籍しているのが特筆。かなりスピーディーに牙をむくリズム隊、フュージョン・タッチの流麗でテクニカルなギター、そしてカンタベリーを彷彿とさせる洗練されていて浮遊感とリリシズムに溢れたマリンバの響き。国名を聴かなければアメリカとは思わないでしょう。ベルギーのCOSあたりが好みであれば、かなり気に入るはずです。デジパック仕様。
ピーター・ガブリエルやジョン・アンダーソンやスタンリー・クラークやビリー・コブハムらのサポートでも知られるアメリカ出身の名キーボーディスト兼ギタリスト。ブルース・スプリングスティーンとのバンド、Eストリート・バンドとして活動した後、そのバンドのドラマーらと組んだソロ・プロジェクト。76年作2nd。スリリングに駆け抜けるムーグ・シンセ、伸びやかに外連味たっぷりに奏でられるハモンド・オルガン、格調高くもテンションいっぱいのピアノなど、キーボードがこれでもかと躍動するサウンドが印象的。手数多くシャープなリズム隊も特筆。前作に引き続き、フュージョン/アメリカン・プログレの傑作です!
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