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2010年代新鋭プログレ・グループによる傑作デビュー作選!

プログレのDNAを現代に受け継ぎ、新たなサウンドを模索する新鋭たち。

ここでは2010年代にデビューした、フレッシュでエナジー溢れる期待のプログレ・グループを選りすぐってご紹介いたします!

どうぞお好みのグループを見つけてみてはいかがでしょうか。

AUTUMN MOONLIGHT(アルゼンチン/'10)

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ヴィンテージなシンフォニック・ロックへの愛情を、ポスト・ロックを通過した音響的アプローチで包み込んだエモーショナルかつ透明な音世界。このアルゼンチンの新鋭、す、すごい。

SEIN(アルゼンチン/'10)

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おなじくアルゼンチン新鋭ですが、こちらもすごい。 SERU GIRANやPABLO EL ENTERRADORなど70年代の遺伝子を引き継いだサウンドは、「本当に新鋭?」と疑ってしまうほど!

QUORUM(ロシア/'11)

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リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーの共演!?全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!GENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来栄えです!

SCHERZOO(フランス/'11)

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狂暴な変拍子に終始なぎ倒されっぱなし!ヘンリー・カウやクリムゾンばりの強度でレッドゾーンを振り切りまくる仏ズール系新鋭による痛快すぎるデビュー作!

MOOGG(イタリア/'11)

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これはハットフィールド meets キャメル!? しかも2011年のイタリア新鋭なの? 70年代のカンタベリーの発掘音源と言っても信じちゃうな、これ。

IL FAUNO DI MARMO(イタリア/'11)

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イタリア新鋭の中でも群を抜いて70年代イタリア的なヴィンテージ臭をプンプン漂わせるのがこのバンド。その強烈なヴィンテージ質感のままに、ワウを効かせたファンキー・チューンから、スウェーデンのサムラを思わせる狂騒的テクニカル・トラッドまで変幻自在に聴かせます!

DRY RIVER(スペイン/'12)

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ルックスはまるでローリー寺西だし、モンティ・パイソン好きのパフォーマーがメンバーに居るし、謎だらけのスペイン新鋭。でも、音は、プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮して、恐るべしな諧謔精神でまとめた希代の奇天烈プログレ!

AUTUMN CHORUS(イギリス/'12)

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英新鋭デビュー作。レーベルインフォには、参考バンドとしてブリティッシュ・ロックの名グループFANTASYとアイスランドのポスト・ロック・バンドSIGUR ROSが挙げられていますが、聴いてみると「なるほど!」と唸ってしまいます。牧歌的でいて崇高な名作!

INGRANAGGI DELLA VALLE(イタリア/'13)

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アルティ・エ・メスティエリI『TILT』のテクニック&スピード感を受け継いだ伊新鋭だって!?超絶変拍子ジャズロックからヴィンテージ色豊かなシンフォへとダイナミックに展開していく演奏が圧巻。こ、これは完成度高し!

UNREAL CITY(イタリア/'13)

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HOSTSONATENでお馴染みのイタリアの奇才FABIO ZUFFANTIがプロデュースした新鋭による13年作!初期PFM的な瑞々しい躍動感とモダンなヘヴィネスとが同居したさすがの逸品☆

HOMUNCULUS RES(イタリア/'13)

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70年代のソロ初期のスティーヴ・ヒレッジと小山田圭吾がもしデュオを組んだとしたら!?そんなクールなバンドをシチリア島で発見!カンタベリー・フィーリングたっぷりのイタリア新鋭ジャズ・ロック・バンド♪

CAMELIAS GARDEN(イタリア/'13)

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PFMからCELESTEまでを宿す香り高く豊潤なイタリア叙情に、MOON SAFARIの爽やかなポップフィーリングを加えたような感じ。ハートウォームな男性ヴォーカルも特筆。このイタリア新鋭は素晴らしい。

BRUNO MANSINI(ブラジル/'13)

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このグループ、ずばり、ブラジルからのMOON SAFARIへの回答!透明感あるヴォーカルと美しいメロディ、そしてムーグとギターによるめくるめくドラマティックなアンサンブル。激レコメンドですよ〜。

JONAS LINDBERG & THE OTHER SIDE(スウェーデン/'13)

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スウェーデンの新鋭シンフォ・グループなのですが、音はスウェディッシュ・ギター・ポップ meets フラワー・キングスって感じ!?細かいけど、元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーにも歌とメロが似てるかも。ポップかつ70年代的な叙情性に満ちた好作っ!

PROTOFONIA(ブラジル/'13)

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クリムゾン、ヘンリーカウ、キース・ティペット、オーネット・コールマンから影響を受けたブラジルの新鋭トリオとは!ギタートリオ編成で聴かせるフリーフォームなインスト・プログレ好盤。

INNER DRIVE(ロシア/'14)

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ずばりLOST WORLDに比肩するロシア注目の新鋭、鮮烈なデビュー作!ベテランで言えばAFTER CRYINGにも肩を並べるクラシカルなシンフォを聴かせますよ〜。

SINAGOGA ZEN(ブラジル/'14)

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ブラジルの新鋭、14年作。『太陽と戦慄』直系のアヴァン・プログレからジャズ・ロック、チェンバー、神秘的フォークまでめくるめく展開するアンサンブルはすさまじいテクニックと強度。これは凄いです・・・。

PERFECT BEINGS(アメリカ/'14)

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ほぉ、イエスをそう消化したのかぁ。YESと10ccが合わさったようなメロディアスかつクールな浮遊感あふれる米プログレ新鋭、2014年作!

MINOR GIANT(オランダ/'14)

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続々と優れたプログレ作品を生み出すオランダから注目の新鋭が登場!清涼感いっぱいに広がる多彩なキーボード・ワーク、そして、オランダらしい柔和で温かみあるハイ・トーンのヴォーカルとフックに富んだ伸びやかなメロディ。充実の2014年デビュー作!

ALCO FRISBASS(フランス/'15)

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ナショナル・ヘルスやクリムゾンからの影響をベースに、フランスらしいエレガントな感性でまとめあげたサウンドはかなりの完成度!フランスの新鋭15年作、これは圧巻。

LA FABBRICA DELL'ASSOLUTO(イタリア/'15)

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こ、これ、本当に2015年作!?「静」と「動」のめくるめくダイナミズムに溢れたサウンドは、まるで70年代の発掘音源!これは伊ヘヴィ・シンフォ傑作!

EL ULTIMO BOABDIL(コロンビア/'14)

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コロンビアで注目の新鋭チェンバー・ロック/レコメン系グループを発見!ユニヴェル・バロばりのテンションみなぎるパートあり、フォークロア調パートあり、こりゃ素晴らしい!

I AM THE MANIC WHALE(イギリス/'15)

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まるでビッグ・ビッグ・トレインにパイロットのデビット・ペイトンが参加して、アラン・パーソンズがプロデュースした感じ!?ヴィンテージなトーンとモダンな明瞭さとのバランスも見事だし、テクニックも安定感抜群。この英国の新鋭、ずばり要注目です。

SHAMBLEMATHS(ノルウェー/'16)

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キング・クリムゾン、マグマ、ゴング、果ては『ウォール』期のピンク・フロイドまでをぶちこんだサウンド、ただただ強靭。このノルウェーの新鋭、すさまじい!

PROMENADE(イタリア/'16)

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これは、なんというテクニックとアイデア!ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりな痛快っぷり!超絶技巧の中に哀愁もつまってて、このジェノヴァ産新鋭、激レコメンド!

WAVE(ポーランド/'17)

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「狂気」〜「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたような新鋭バンド。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築します。

PENDELIRIUM(ノルウェー/'17)

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ノルウェーの兄妹ユニットによる17年作。ヴィンテージなヘヴィ・プログレと瑞々しい北欧フォークが共存する幻想的かつドラマチックな一枚。心地よくも聴き手の感情を強く揺さぶる、素朴な生命力に溢れたサウンドが素晴らしいです。これは激カケレコメンド!

THIS WINTER MACHINE(イギリス/'17)

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ジャケ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。往年のネオ・プログレを受け継ぎながらより繊細にメランコリックに紡ぐ英国度100%新鋭!

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在庫一覧

  • ALCO FRISBASS / ALCO FRISBASS

    ナショナル・ヘルスやキング・クリムゾンのDNAを感じさせるフランスの新鋭、圧巻の2015年デビュー作

    カンタベリー・ミュージックのDNAを継いだフランスの新鋭グループ、2015年デビュー作。エレピやピアノによるミニマルなフレーズがタペストリーのように折り重なったまるでナショナル・ヘルスのようなパート、ビル・ブラッフォードばりに疾走するビートとテンションみなぎる凶暴なリズム・ギターによるクリムゾンを彷彿させるパート、そして、精緻に紡がれるピアノやエレピの中をヴァイオリンが艶やかに舞う室内楽的なパートなどがめくるめく10分を超えるオープニング・ナンバーから圧倒的な演奏力とイマジネーションに驚きます。メロトロンも全編で幽幻に鳴り響いていて特筆。ナショナル・ヘルスやクリムゾンからの影響をベースに、フランスらしいエレガントな感性でまとめあげたサウンドはかなりの完成度と言えます。WHITE WILLOWのギタリスト、YUGENのKey奏者の他、MINIMUM VITALやSTORMY SIXのメンバーも参加。70年代的なサウンド・プロダクションも印象的。ユーロ・アヴァン・プログレの傑作です。

  • AUTUMN CHORUS / VILLAGE OF THE VALE

    英国新鋭プログレ・バンド、2012年デビュー作 、 信じられないほどに繊細に紡がれる、牧歌的でいて崇高な圧巻の名作!

    イギリス南東部のブライトン出身で、ヴォーカル、ギター、トランペット、オルガンを操るマルチ奏者ロビー・ウィルソンを中心に07年に結成された4人組。現代イタリア・プログレ・シーンの注目のレーベルAltrockと契約し、その傘下のFADING RECORDSより2012年にリリースされたデビュー作。アルバムの幕を静かに開けるのが鉄琴の一種であるグロッケンシュピール。まるでオルゴールのように静謐でいてファンタスティックなイントロではじまり、ドラムが入ると、オルガンが幻想的にたなびき、トランペットやストリングスなど管弦楽器が艶やかな音色を奏でるなど、クラシック・ミュージック由来の格調高さと温かみとともに、ポスト・ロック的な浮遊感が絶妙にブレンドされたイマジネーション溢れる音世界が次々と描かれていきます。ささやくように歌うハイ・トーンの繊細でメランコリックな美声男性ヴォーカル、聖歌隊のように厳粛なコーラス・ワークも絶品。レーベルからのインフォには、参考バンドとして英国70sプログレの名グループFANTASYとアイスランドのポスト・ロック・バンドSIGUR ROSが挙げられていますが、なるほどその通り!ジャケットのイメージ通りのいかにも英国的な牧歌性や幻想性と、宗教的とも言える崇高さとが完璧に融合したサウンドにただただ言葉を失います。全ての楽器と声とが信じられないほどに繊細に紡がれた、凛とした音の透明感。デビュー作とは思えない孤高の逸品です。これは名作でしょう!

  • AUTUMN MOONLIGHT / SKY OVER YOUR SHOULDERS

    アルゼンチンの新鋭、2010年デビュー作。ヘヴィかつメランコリックで幻想的な絶品シンフォ!

    アルゼンチンの新鋭。2010年のデビュー作。柔らかく温かなエコーに包まれた幻想的なギター・アルペジオ、ここぞというタイミングでヘヴィかつメランコリックな音の壁を構築するリズム・ギター、浮遊感のある流麗なフレーズが心地良いピアノ&キーボード、鮮烈なストリングス・アレンジ。ヴィンテージなシンフォニック・ロックへの愛情を、ポスト・ロックを通過した音響的アプローチで包み込んだエモーショナルかつ透明な音世界は絶品の一言。

  • BRUNO MANSINI / DREAMS FROM THE EARTH

    ムーン・サファリへのブラジルからの回答!と言える、透明感ある美メロとアンサンブルが光る2013年の驚きのデビュー作

    ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2013年デビュー作。煌びやかなトーンで荘厳に鳴り響くキーボードとたおやかなアコギによるバッキング、その上で流麗なメロディを紡ぐムーグ・シンセ、精緻なタッチで伸びやかなメロディを奏でるギター、心にスッと入り込む透明感あるヴォーカルと豊かなコーラス・ワーク、美しくキャッチーなメロディ・ライン。オープニング・ナンバーを聴いて、ムーン・サファリが頭に浮かびました。ムーン・サファリのKey奏者/VoのSimon Akessonに曲調・声質ともによく似ている気がします。クイーンばりのコーラス・ワークから、ムーグとエレキがめくるめくメロディアスなリードを交換しあう間奏部分のドラマティックさも特筆。イエスの明快さとジェネシスの叙情美とがあわさったようなサウンドは往年のプログレ・ファンは歓喜すること間違いなしでしょう。2曲目もまた、瑞々しいアコギの爪弾きに、艶やかな音色のストリングスとピアノが入るイマジネーション豊かなイントロも良いし、そこから、タイトなリズムが入り、ムーグとギターがのびのびとリードを奏でるダイナミックなパートへとスイッチする展開も心躍るし、これは素晴らしいです。イエスやジェネシスのファンはもちろん、ムーン・サファリのファンは必聴と言える驚きの快作!

  • CAMELIAS GARDEN / YOU HAVE A CHANCE

    イタリア新鋭13年デビュー作、たおやかなアコギ、こぼれ落ちる凛としたリリシズム、爽やかなポップ・センス、ずばり名作です!

    イタリアの新鋭プログレ・バンド、2013年デビュー作。凛とした響きのアコギ・アルペジオ、格調高いピアノ、クラシック然とした艶やかなストリングス、柔らかに舞うフルート。オープニングからまるであのチェレステの傑作のように、イタリアならではの叙情が溢れ出します。英語で歌うジェントルでハートウォームな男性ヴォーカルも特筆。2曲目に切り替わるとドラムが入り、ヴィンテージなトーンのシンセが軽やかに伸びやかに透明感あるメロディを奏でます。包み込むように優美なハーモニーも絶品。この躍動感あるポップセンスは、そう、まるでムーン・サファリ!ポップさはそのままに、ギターは初期P.F.M.を彷彿させるし、メロトロンも溢れるし、まだ2曲目までしか聴いてないのに、イマジネーション豊かなアンサンブルの連続に圧倒されます。たおやかなアコギを基調としたハートウォームさとP.F.M.など70年代のイタリアン・プログレのDNAを継いだプログレッシヴな感覚とが見事に融合したファンタスティックすぎる名作。これはオススメです。

  • DRY RIVER / EL CIRCO DE LA TIERRA

    (クイーン + ドリーム・シアター)÷モンティ・パイソン!?プログレとHR/HMを恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ、このスペインの新鋭2012年デビュー作、凄すぎです!

    このスペインの新鋭プログレ・グループの個性の突き抜けっぷりときたら!内ジャケに映るオペラティック&ユーモラスなメンバー写真からキてますが(ローリー寺西みたい)、演奏メンバー6人にステージ上で活躍するパフォーマー2人という編成もまた得体が知れません!演奏と演劇的なパフォーマンスの要素を一つにしたライヴ活動を行っているようですが、う〜む、いったいどんな音なんだ!そんな彼らの2012年デビューですが、サウンドを聴いてまたまたびっくり!クイーンもびっくりなオペラティックな多声コーラスで幕を開けると、ギターとムーグがユニゾンで切れ込んで、青空へと突き抜けるようなメロディアスなフレーズを高速で奏でる!エモーショナルで力強い歌唱を聴かせるヴォーカルも良いし、その後ろではメロトロン風のヴィンテージな音色のキーボードが鳴り響いているし、リズム隊は超重量級でメタリックにぶっ放してるし、すごいぞDRY RIVER!彼らのWebでインフォを見ると、メンバーのフェイヴァリット・バンドには、クイーンの他、ドリーム・シアターやメタリカといったメタル・バンドの他、フランク・ザッパやスティーヴ・ヴァイなどの曲者も上げられていて、パフォーマーの2人のフェイヴァリットはモンティ・パイソンという始末。プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮にして、恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ。北欧のMOON SAFARI、インドネシアのDISCUSといったバンドが近年、新鋭プログレシーンで多いに話題になりましたが、その次に話題になるべき実力を持ったグループとカケレコが自信を持って推薦!オススメですよ〜。

  • HOMUNCULUS RES / LIMITI ALL'EGUAGLIANZA DELLA PARTE CON IL TUTTO

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2013年デビュー作

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作。爽やかでヌケが良いギターのリフ、キラキラしたキーボードのユニゾンによるオープニング・ナンバーのイントロ、オシャレだなぁ。小山田圭吾がギター弾いてる感じ。でも、ドラムが入るとジャズ・ロック度を増していき、ハットフィールドを思わせる女性コーラスや、ピッキオ・ダル・ポッゾばりの緻密な変拍子のキメが入ったり、スティーヴ・ヒレッジばりの流れるように高低を行き交うミニマルなフレーズなんかを織り交ぜ、爽やかに駆け抜けていきます。ポスト・ロックやジャム・バンド的なヌケの良いポップさを軸に、カンタベリーへの憧憬をにじませたサウンドはセンス抜群。ポップでいてカンタベリーと言えば、北欧のウィグワムにも通じています。音の純度の高さは、ザッパの『ホット・ラッツ』も彷彿させます。人懐っこい男性ヴォーカルとたおやかで叙情溢れるメロディも良い感じ。これは素晴らしいグループ。ずばり名作!

  • I AM THE MANIC WHALE / EVERYTHING BEAUTIFUL IN TIME

    このバンドはグレイト!英国の新鋭バンドによる2015年デビュー作で、まるでPILOTとBIG BIG TRAINが融合した感じ!

    2015年に英国はレディングにて結成された新鋭プログレ・バンド。2015年12月にリリースされたデビュー作。バンドの公式サイトで影響を受けたバンドとして挙げられているのが、ジェネシス、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアード。なるほど、めくるめく躍動感いっぱいのハード・エッジかつファンタスティックなアンサンブル、アラン・パーソンズやパイロットあたりも頭に浮かぶようなキャッチーなメロディと豊かなコーラス・ワークには彼らからの影響を色濃く感じることができます。ハイ・トーンのヴォーカルもキレがあって魅力的で、まるでビッグ・ビッグ・トレインにパイロットのデビット・ペイトンが参加して、アラン・パーソンズがプロデュースした感じ!?各楽器のヴィンテージなトーンとアンサンブル全体としてのモダンな明瞭さとのバランスも見事だし、テクニックも安定感抜群。これは素晴らしいバンドの登場。オススメです!

  • INGRANAGGI DELLA VALLE / IN HOC SIGNO

    イタリア新鋭プログレ・バンド、13年デビュー作、ARTI E MESTIERI『TILT』を思わせるスピーディーなジャズ・ロックからELPばりのヴィンテージ・キーボード・シンフォまで、圧倒的なテクニックで描き切る傑作!

    イタリア新鋭プログレ・バンド、13年デビュー作。枯れたアコギとヴァイオリンによる味のあるデュオ演奏で幕を開けたかと思うと、次の瞬間、圧巻の手数でなだれ込むドラム、エッジの効いたトーンでスピーディーに弾きまくるギター、躍動感いっぱいに舞うヴァイオリン!ARTI E MESTIERI『TILT』を思わせるテクニックとテンションで突き進むジャズ・ロック・アンサンブルがただただ圧倒的です。緩急激しいメロディーをしなやかに歌いこなしていくヴォーカルも非常に印象的。メロトロンやハモンドが唸りを上げるヴィンテージなシンフォニック・ロック・テイストも魅力で、超絶リズム・セクションに乗ってELPばりのスリリングなキーボード・ソロが繰り広げられるパートも聴き所です。ジャズ・ロックをベースとした猛烈なテクニックに、ヴィンテージ感たっぷりのキーボード・ワーク、そして切ない叙情美が薫る地中海エッセンスすら感じさせる音楽性からは、メンバー一人一人の豊かな才能のぶつかり合いが感じ取れます。MATTIAS OLSSEN(ANGLAGARD)、DAVID JACKSONらのゲスト参加にも注目。これはずばり傑作!

  • MOOGG / LE ORE I GIORNI GLI ANNI

    ハットフィールド meets キャメルといった感じの叙情性溢れるジャズ・ロックが楽しめる力作、2011年デビュー作

    イタリアのグループ、2011年デビュー作。レーベルからの紹介文には、ソフト・マシーン、キャラヴァン、マッチング・モール、ハットフィールドなどカンタベリーからの影響に加え、リターン・トゥ・フォーエヴァー、ウェザーリポートなどフュージョンからも影響を受けている、と書いてありますが、たしかにその通り。フィル・ミラーとアンディ・ラティマーを足して二で割ったような流麗かつメロディアスなギター、エレピやムーグ・シンセが彩る淡くメロウなアンサンブル。そして、ちょっとSHESETなどイスラエル・ロックも彷彿とさせる鼻にかかったヴォーカル&メロディ。サウンドの質感は70年代的なセンスに溢れ、当時の発掘盤と言われても不思議ではありません。内容も素晴らしく、カンタベリーやイスラエル・ロックのファンは間違いなく気に入るでしょう。力作!

  • PENDELIRIUM / ATLAS

    マルチ・ミュージシャンKristianとメイン・ヴォーカル/ピアノを担当するKatrineのAmlie兄妹によるノルウェー出身シンフォ・ユニット17年デビュー作、ヴィンテージなヘヴィ・プログレと瑞々しい北欧フォークが理想的に共存した幻想的かつドラマチックな傑作!

    08年結成、ギター/ベース/キーボードを操るマルチ・ミュージシャンKristianとメイン・ヴォーカル/ピアノを担当するKatrineのAmlie兄妹による、ノルウェー出身シンフォ・ユニット、17年デビュー作。冒頭より、変拍子の中をガリガリとヘヴィなリフを弾くギターとヴィンテージ・トーンのオルガンが疾走する、オルタナ風味も含んだスタイリッシュなヘヴィ・プログレが炸裂。Kristianのギターは、ソロパートではフュージョン・タッチの音数多く滑らかなプレイを披露するかなりのテクニシャン。この路線で突き進むのかと思いきや、2曲目からは空気が一転、一音一音に温かみが宿ったアコースティックギターの流麗なプレイが聴けるフォーク・ポップな作風が現れて驚かされます。ここでの特筆は、豊かな声量とキュートな歌いぶりが魅力的なKatrineのヴォーカル。北欧らしい木漏れ日感と透明感に彩られた、まばゆいばかりのポップネスが北欧の神秘的な森の中に木霊します。そうかと思うと終盤には32分に及ぶ大作が!1曲目のヘヴィなギターと薫り高きオルガンが再び登場し、鋭角的なヘヴィ・プログレとドリーミーなフォーキー・タッチが溶け合った、幻想的でドラマチックな感動の傑作に仕上がっていて、その作曲能力とアレンジセンスの冴えには脱帽です。心地よくも聴き手の感情を強く揺さぶる、素朴な生命力に溢れたサウンドがひたすら素晴らしい作品。おすすめです! PENDELIRIUMに簡単なインタビューを行いました!
    本作『ATLAS』であなた達が目指したのはどういったサウンドですか? -『ATLAS』を制作する前には僕らは2曲しか一緒に作ったことがなかったんだ。だからPENDELIRIUMは僕達にとって初めての正式なプロジェクトということになる。僕らが音楽活動で最も大切にしているのは、音楽を創るのを楽しむこと、アイデアで遊びそれを形にすること、そしてさまざまな音や雰囲気を試すことなんだ。だからアルバム全体として特定の音楽のタイプを目指したということはなかったね。収録されている幾つかの曲は『ATLAS』という作品の制作を決める前に作ったものだし、アルバムを意識したものではなく、曲を作った時の想いや人生のその時どきを反映していると言えるかな。 僕らはアルバムの中に少なくとも1曲は、本当にクラシックなスタイルのプログレ・ナンバーを入れたいと思っていた。それが「AUDITION」という曲なんだ(33分の大作)。残りの曲については一つのスタイルに則ったものにはしたくなかったので、アイデアを出し合っていろんな異なるスタイルの曲を作って収録した。インストのプログレ曲、アップテンポのポップ・ソング、バラード、アコースティックなアンビエント曲、それにオーケストラの要素を取り入れたクラシックとロックがミックスした曲などだね。ジャンルがミックスされることで生まれるサウンドというのがとても好きなんだ!
    PENDELIRIUMの音楽に最も影響を与えているバンドを教えてください。 -Kristian: 僕達の音楽の嗜好は本当にバラエティに富んでいて、共有しているインスピレーションもあればそうでないものも多くあるんだ。僕にとって大きな影響を受けた90年代と00年代のバンドは、The Flower Kings、Spock's Beard、Dream Theaterあたりだね。また、TOTO、Andy McKee(日本ではとても有名らしいよね)、Coldplayのようなプログレ以外のアーティストからも影響を受けている。 -Katrine: これはとっても難しい質問ね…。間違いなく重要と言えるアーティストは、Steven Wilson、The Dear Hunter(特に『Act IV』と『Act V』)、SusanneSundfør(特に『The Brothel』と『The Silicone Veil』)、Transatlantic、Griegあたりかしら。でも私は本当に様々な種類の音楽を聴いていて、そのどこにでも何かしらのインスピレーションを感じているから、ここですべてを挙げようとするととんでもない数になりそうだわ。
    これまで聴いた中で最もお気に入りのアルバムを教えてください。またそれを聴いたときどんなことを感じましたか? -Katrine: これも難しい質問ね…好きなアルバムって変わるから。でも私にとって特別重要な意味を持つ作品ということなら、Dream Theaterの 『Scene from a Memory』だと思うわ。私にとってプログレッシヴ・ロックとコンセプト・アルバムへの入り口になったのがこの作品なの。以前からプログレやコンセプト・アルバムを聴いてはいたけれど(例えば私たちはPink floydを聴いて育ったし)、その存在を明確に私に意識させたのがこのアルバムだった。ある休みの日、Kristianが車の中でこのアルバムをかけたことがあったんだけど、そのあと私だけが車中に残って、じっくりとこのアルバムの持つ物語や複雑な音楽性に聴き入っていたの。素晴らしい体験だったわ。 -Kristian: ああ、これはよく覚えてるよ。Pain of Salvationの『The Perfect Element』だ。レコードショップで偶然このアルバムが流れてきて、1時間その場で聴き続けたよ。そのあとすぐにアルバムを買ってもちろん夢中になった!本当に素晴らしいアルバムだよ。初めて聴いた瞬間にはまるで背骨が震えるような衝撃が走ったね。 -Katrine: ええ、Pain of Salvationは私にとってプログレッシヴ・ロックという音楽の中の2番目の重要な発見と言えるわ。『The Perfect Element』はいまだに驚くべき作品で、たとえ暗いものだとしても、音楽作品というものがどれだけの重さと感情を表現しうるかを私に示してくれた作品だったと思う。それと現時点での最もお気に入りのアルバムということなら、The Dear Hunterの『Act IV: Rebirth in Reprise』と『Act V: Hymns with the Devil in Confessional』ね。初めて聴いた時すっかりその音楽世界の中に迷い込んでしまって、それ以来ずっと聴き続けているの。
    音楽以外の趣味はありますか? -Kristian: 僕は自然の中でのハイキングが大好きなんだ!あとは時間があれば時々テレビゲームで遊んでるよ。特に好きなゲームタイトルの中には、「ゼルダの伝説」や「ファイナルファンタジー」のような日本のゲームも多いよ! -Katrine:私って本当に多趣味で、毎日素晴らしいことが沢山あるの。でも私は今学生だし、何をするにしてもお金がいるからアルバイトの日々を送ってるわ。だから音楽以外の趣味に費やす時間が今はあまりないの。いくつか挙げるなら、ゲーム、読書、旅行、写真が好きかな。
    日本でPENDELIRIUMの音楽が聴かれていることをどう思いますか? -とにかく驚くばかりだね!僕たちは、こんな小さな国の小さなバンドの音楽を日本の人たちが気にしてくれるなんて思いもしなかったから、畏れ多いって気持ちもあるし、一方で僕らの音楽が遠い日本で聴かれてるという事実に興奮もしているよ!
    日本のプログレッシブロックファンにメッセージをどうぞ。 -僕らの音楽に興味を持ってくれて本当に嬉しく思います。あなたがアルバムを楽しんでくれることを心から願っています!

  • PROMENADE / NOI AL DIR DI NOI

    これは激レコメンドの新鋭がイタリアはジェノヴァから登場!ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりな痛快プログレ、2016年作!

    イタリアはジェノヴァ出身の新鋭バンド、2016年デビュー作。こ、これは、な、な、なんというテクニックとアイデア!次から次へと切り返す高速変拍子で突っ走るドラム、まるで早回しのように急旋回しまくるサックス、ふくよかで厚みのあるトーンの切れ味鋭いフレーズでかっ飛ばすギター、クラシックの確かな素養を感じさせるテクニカルかつ流麗なピアノ。なんという痛快なサウンド!これは、ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりなはず!暗さは微塵もなく、大道芸風というかオリエンタルな空気感といいますか、超絶技巧の中に人間味というか市井の哀愁も満ちている感じで、なんという個性。演奏だけでなく、ハイ・トーンのエモーショナルなヴォーカル、フックと気品たっぷりのメロディも良いしなぁ。これは激、激レコメンドです!

  • PROTOFONIA / PROTOFONIA

    クリムゾンやフリージャズに影響を受けたブラジルのインストゥルメンタル・トリオ、2013年デビュー作

    06年にブラジルで結成されたギター、ベース、ドラムのインストゥルメンタル・トリオ、2013年デビュー作。キング・クリムゾンやヘンリー・カウなどアヴァンギャルドなプログレ、キース・ティペットやオーネット・コールマンなどフリー・ジャズから影響を受けたフリーフォームなサウンドが特徴。不穏なギター・アルペジオによるメランコリックなパートからフリージャズ的に疾走するリズム隊をバックにギターがエッジの立ったトーンでスリリングなフレーズを炸裂するパートへと急展開する1曲目。パーカッションをフィーチャーしラテン・フレイヴァー溢れるパートから、ヘンリー・カウばりにテンションみなぎる変拍子が牙を剥く2曲目。トリオ編成ならではの自由奔放さで縦横無尽に奏でられるアンサンブルは特筆ものです。どちらかというと、スピード感やキレよりも、ゆったりとヘヴィでメランコリックなサウンドが特徴で、『レッド』期クリムゾンのファンは気に入るでしょう。好バンドです。

  • QUORUM / KLUBKIN'S VOYAGE

    ロシアからとんでもない新鋭が登場!70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!

    ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。

  • SCHERZOO / 1

    FRANCOIS THOLLOT率いる仏暗黒アヴァン/チェンバー・グループ、11年デビュー作

    MAGMA/ZEUHLサウンド影響下のフランスのマルチ・ミュージシャン、FRANCOIS THOLLOTによるグループ。11年デビュー作。編成は、リズム隊にギター、ピアノ、アルト・サックスの5人組。変拍子を散りばめながら急激な緩急でシャープに畳みかけるドラム、クリムゾン『レッド』期ばりの轟音ベースによる硬質なリズム隊からして圧倒的なテンション!さらに、緊張感をあおるミニマルなフレーズから疾走する早弾きまで緊張感をあおるキーボード&ピアノ、塊となって聴き手に襲いかかるギターとサックスが追い打ちをかけて、ヘンリー・カウやクリムゾンばりの強度でレッドゾーンを振り切ります。いや〜、凄まじい熱量とスピード感。アコースティックな音色もうまく配して音は芳醇さもあるものの、アンサンブルは終始キレキレ。狂暴な変拍子になぎ倒されっぱなしの痛快な傑作です。

  • SEIN / LA FLOR Y LA MIERDA

    え!?これ本当に新鋭なの? SERU GIRANやPABLO EL ENTERRADORの遺伝子を受け継ぐ正統派アルゼンチン・プログレ、名作!

    南米アルゼンチンの新鋭、2010年デビュー作。「え!?これ本当に新鋭なの?」と思ってしまうほど70年代プログレのエッセンスに溢れています。SERU GIRANやPABLO EL ENTERRADORの遺伝子を受け継いだ叙情美と構築美。柔らかくたゆたうキーボード、「詩情」豊かなメロディと繊細な歌声が胸を打つヴォーカル。時にジャジーなフレーズをさらりと挿入するセンスも往年のアルゼンチン・ロックの名グループ譲り。これは素晴らしいグループです!SERU GIRAN、PABLO EL ENTERRADORのファンは必聴!

    • 115250EPSA MUSIC

      24cm四方の特殊ペーパーケース仕様、ボーナスDVD付きの2枚組、DVDの入力方式・リージョン不明

      レーベル管理上、ペーパーケースの状態が悪いです。ご了承ください。

  • SHAMBLEMATHS / SHAMBLEMATHS

    奔放さと強靭さ、ただただ凄まじいテンション、このノルウェーの新鋭による16年デビュー作、ずばり70年代プログレ・ファンは必聴!

    ノルウェー出身、ギター/サックス/VoのSimen A. EllingsenとベースのEirik M. Husumの2人によるデュオ。2016年のデビュー作。キング・クリムゾンの「Great Deceiver」を鋭角&ヘヴィにしたようなパートを軸に、不穏なピアノや男女混声コーラスをフィーチャーしたマグマやユニヴェル・ゼロ的アヴァンギャルド&ジャズ・ロックを散りばめつつ、アコースティックに「歌」を聴かせるパートでは、『アニマルズ』『ウォール』あたりのピンク・フロイドを彷彿させたり、ハモンド・オルガンが疾駆するパートはイタリアのヘヴィ・シンフォみたいだし、三部作期のゴングばりのスペーシー&テクニカルに唐突に展開したり、いやはや恐るべしなテクニックとアイデア。奔放に展開する予測不能っぷりとアンサンブルの強度は特筆ものだし、時にBIG BIG TRAINを彷彿させるようなメロディはフックあるし、ヴォーカルの表現力も見事。70年代プログレのファンはニンマリする瞬間がこれでもかと続くはず。メロトロンもたっぷり。これはずばり傑作です。

  • SINAGOGA ZEN / SINAGOGA ZEN

    アヴァン/ジャズ・ロックからキーボード・プログレ、神秘的フォークまでめくるめく展開するブラジル注目の新鋭が登場!2014年のデビュー作にして傑作!

    ブラジル出身、ベース/ギター/ヴァイオリンをこなすマルチ・ミュージシャン2人を中心に、キーボード奏者、女性リード・ヴォーカル、ドラムという編成の5人組。2014年デビュー作。ガツンとエッジの立った歪みで炸裂するヘヴィなリズム・ギターとビル・ブラッフォードばりのドラムで畳み掛ける『太陽と戦慄』期のクリムゾンを彷彿させるパートからはじまり、たなびくメランコリックのハモンド・オルガンをバックにクリアな歌声の女性ヴォーカルがミスティックに歌い上げる静謐なパート、クラシカルなピアノとタンゴ調のヴァイオリンが格調高くも緊張感みなぎるインプロを繰り広げるチェンバー・ロック的なパートへとめくるめく展開していくオープニング・ナンバーからこれは素晴らし過ぎ!まるでバンコのような精緻さで変拍子を繰り広げたと思うと、ヴァイオリンがエモーショナルに叙情をみなぎらせ、ギターとマリンバのユニゾンによるテクニカルかつファンタスティックなキメも飛び出したり、自主制作フォークのような神秘的なパートも挟み込んだり、グリーンスレイドみたいにキーボードが躍動感いっぱいに鳴り響いたり、曲の後半にむけても圧倒的な表現力とテクニックで駆け抜けていきます。アヴァンギャルドでいてクリアな叙情性にも溢れたサウンドはかなりの完成度。これは注目のグループ。オススメです!

  • THIS WINTER MACHINE / MAN WHO NEVER WAS

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンド、IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開する丹念なサウンドメイクが素晴らしい16年デビュー作!

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンドによる16年デビュー作。パートごとに自在に緩急をコントロールするリズム隊、ジャケットのイメージ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に選ぶように奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な表情の中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開するサウンドは思わず息を飲むほどの素晴らしさを持ちます。メタル由来の重量感はほぼ皆無なのも特徴で、メタリックなプレイに頼らずに疾走感あるパートをしっかりと聴かせるテクニックとセンスも見事。いかにも英国的な叙情が滲むメロディメイクの上手さもまた特筆で、ピアノを中心とするアンサンブルが質の高いメロディをさらに際立たせます。純英国的なドラマチックな音楽性を儚く美しいサウンドメイクで包み込んだ素晴らしいバンド!
    バンドに簡単なインタビューを行いました! 【1】本作『THE MAN WHO NEVER WAS』の中で、最も聴いてほしいパートを教えてください。 -作品全体にとても自信を持っているし、特別にどこということはないかな。各メンバーのお気に入りはあるけど、聴いてくれた人がそれぞれにお気に入りのパートを見つけてくれると嬉しいね。
    【2】THIS WINTER MACHINEのサウンドに最も影響を与えているバンドは何でしょうか。 -ピーター・ガブリエル、マリリオン、ラッシュ、ジェネシス、アイアン・メイデン、ドリーム・シアター、ゲイリー・ニューマン、ウルトラヴォックスあたりだね。
    【3】あなた方をプログレッシヴ・ロックに導いた作品を教えてください。 -バンドメンバー全員にとって、マリリオンの『Misplaced Childhood』とラッシュの『Exit Stage Left』が、僕らをプログレッシヴ・ロックに導いた作品と言えるね。
    【4】日本で自分たちの音楽が聴かれていることについてどのように思いますか。 -日本で僕らの作品が聴かれているというのは本当に素晴らしいことだと思うよ。特に日本の映画や文化が大好きなアル(ヴォーカルのAl Wynter)にとってはとても特別なことだろうね。
    【5】日本のプログレ・ファンにメッセージをお願いします。 -こんにちは!僕らのアルバムを気に入ってくれることを心から願っています。そしていつの日か日本に訪れてライヴができたらと思っています。近いうちに会いましょう!

  • UNREAL CITY / LA CRUDELTA DI APRILE

    奇才FABIO ZUFFANTIプロデュースによる新鋭シンフォ・バンド13年デビュー作、FINISTERREを彷彿させるモダンなサウンドを聴かせる傑作シンフォ!

    LA MASCHERA DI CERA、HOSTSONATENなどで活躍するイタリアの奇才FABIO ZUFFANTIプロデュースによる新鋭シンフォ・バンド、13年デビュー作。タイトで疾走感のあるリズム隊、すっきりとした抜けの良いギター、情感豊かで気品高いピアノ、野太く艶のあるシンセによるクリアでモダンな音像のアンサンブル。FABIOのバンドFINISTERREに通じる音楽性が特徴です。そこに典雅なチェンバロやパイプ・オルガン、情熱的に切れ込むヴァイオリンなど、哀愁と格調高さに満ちたバロック・アンサンブルがなだれ込んでくる展開は興奮必至の素晴らしさ!満を持して湧き出してくるメロトロンも見事です。FINISTERREを受け継ぐモダニズムと古き良きバロックな格調を合わせ待った傑作!

  • WAVE / ME AND REALITY

    「狂気」〜「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド、17年デビュー作

    2人のギタリストを擁する5人編成によるポーランドの新鋭プログレ・バンド、17年リリースのデビューアルバム。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築する、「狂気」〜「ウォール」あたりのピンク・フロイドから大きく影響を受けたサウンドを鳴らします。交錯する2本のギターに深遠に響くピアノも交えて織り上げられる静謐な幻想性に溢れたサウンドは、フロイドに肉薄すると言っていいほどのメランコリックな美しさを湛えます。そんなサウンドと鮮やかな対比をなすように浮かび上がるタイトなリズム・セクション、スタイリッシュに歌い上げる英詞ヴォーカルもいいです。往年のフロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド!