05年に実験的なロックのためのフェスを開催するために設立され、翌06年に、YUGENの作品をリリースし、レーベルとしてもスタートしたイタリアに本拠を置くAltrock Productions。
70年代後半にヘンリー・カウの主導で世界中を巻き込んだ反商業主義ロックの連帯組織運動「R.I.O.」の意志を継ぎ、イタリアを中心とする反商業主義の芸術的に高度な音楽を続々とリリースし、現代のチェンバー/アヴァン・ロック・シーンを力強く牽引しています。
それでは、レーベルの顔と言えるチェンバー・ロック新鋭屈指のグループYUGENをスタートに、注目の作品をピックアップいたしましょう。
イタリアが誇る現代チェンバー・ロック最高峰のグループ。レッドゾーンを振り切るテンションみなぎる演奏は、ヘンリー・カウやクリムゾン『太陽と戦慄』にも負けてない・・・。それにしても圧倒的な強度。
狂気のヴァイオリン、暴走するサックス、偏執狂的ギター。東欧の小国ベラルーシに突如あらわれたチェンバー・ロック・グループ・・・恐るべし。
スペインを代表する、というだけでなく、ユーロ屈指と言えるチェンバー・ロック新鋭による2011年作3rd。ユニヴェル・ゼロ&クリムゾン影響下にある暗黒でソリッドなチェンバー・ロック傑作。
これ、アメリカのグループの2014年作なの!?ヨーロピアンな翳りいっぱいで、ズール系やユニヴェル・ゼロから民族音楽まで視野に入れたチェンバー・ロック傑作!
アルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、クリムゾンやジェントル・ジャイアントやヘンリー・カウとともに、ドビュッシーやルチアーノ・ベリオやリゲティ・ジェルジュに親しんだコンポーザーのAbel Gilbert(1960年生まれ)率いるチェンバー・ロック・バンド。SLAPP HAPPYやCOSのファンにはたまらない女性ヴォーカルのコケティッシュ声も特筆!
カリフォルニアの新鋭グループの2012年作。カンタベリー meets ポスト・ロックと言えるサウンドで、小山田圭吾がギターで参加した最近のYMOに、70年代当時のハットフィールドのメンバーが飛び入り参加!と言えば、この素晴らしさが伝わるでしょうか!?
ベルギーのレコメン系グループの2012年作なんですが、アカデミックさと奇天烈さとヨーロピアンな洗練とがゴッタ煮されてて、テクニカルなのに温かくしなやかだし、ザッパやゴングのファンはヤられるはず!
サックスやオーボエやクラリネットやオーボエやバスーンなど管楽器奏者を多数擁するフランスの新鋭大所帯バンド、2013年デビュー作。『レッド』期のクリムゾンのスタジオにマグマとヘンリー・カウが乱入したような恐るべきチェンバー・ロック!
ベルギーの新鋭による2010年作。フルート、ヴァイオリン、アコーディオン、ピアノをフィーチャーしたアコースティカルな編成ですが、ダークに迫るような変拍子を中心に、美しくも暗黒のチェンバー・サウンドが絶品!
アルゼンチンのサックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊の5人組による2012年作。カンタベリー色、サムラばりの屈折感を混ぜ込んだカンタベリー/レコメンのファンは必聴の逸品!
フランス産新鋭ジャズ・ロック・バンドによる12年作2nd。チェンバー・ロック直系のみなぎるテンションを軸に、サムラに通じるユーモア感覚やフランスならではの耽美さを練り込んだサウンドはかな〜り完成度高し!
ノイ!などクラウト・ロックやゴングなどサイケ・ジャズ・ロックのDNAを継ぐ個性的な新鋭をなんとエストニアで発見っ!
ザッパやピッキオ・ダル・ポッツォやオパス・アヴァントラのDNAを継ぐイタリアの新鋭チェンバー・ロック・バンド。チェンバー・ロックならではの不協の音が生む緊張感とともに、一音一音に瑞々しい煌きや色彩感があって、これはずばり傑作と言える気鋭の2015年作!
アルゼンチンの新鋭レコメン系グループ、2012年作。サックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊による5人組。ナショナル・ヘルスあたりのカンタベリー色、サムラを彷彿させるユーモラスな屈折感を混ぜ込んだサウンドは、硬質かつしなやか。テクニック、アンサンブルの構築ともにハイ・レベル。これは素晴らしいグループです。70年代のグループと言っても分からないサウンド・プロダクションも魅力的。カンタベリー/レコメンのファンは必聴です!
廃盤、定価2500+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯中央部分に色褪せあり
カリフォルニアの新鋭ジャズ・ロック/プログレ・グループ、2012年作。オープニング・ナンバーの気持ちよさときたら!たゆたうようなカンタベリー・フレイヴァーな女性ヴォーカル、そのバックで軽快にリズムを刻むエレクトリック・ギター、ダンサンブルと言えるようなリズム隊。そんな気持ち良いサウンドにサックスが強烈なブローをお見舞いし、ゴングばりの変態ジャズ・ロックへと突入。カンタベリーやレコメンを軸に、ポスト・ロックの浮遊感やヌケの良さを加えたサウンドは実に痛快!小山田圭吾がギターで参加した最近のYMOに、70年代当時のハットフィールドのメンバーが飛び入り参加!と言えば、この素晴らしさが伝わるでしょうか。これは、名作!
エストニアのジャズ・ロック/プログレ・バンド。2012年に配信されたデビュー作が、イタリアの注目レーベルALTROCKより2014年リリース。バンドは、Key奏者、サックス奏者、トロンボーン奏者、トランペット奏者を含む7人編成。浮遊感たっぷりのミニマルなフレーズで幾何学模様を描くエレピ、透明感やエスニックな香りを漂わすマリンバ、スコーンと突き抜けるようなドラム、ゴングでのスティーヴ・ヒレッジばりにエッジの立ったトーンでエキセントリックに炸裂するエレキ・ギター。ゴングからヒッピー/サイケデリック要素を抜いて、弾け飛ぶようにカラフルに、そして叙情に流れることなく、ノイ!やエルドンばりに無機的に疾走した感じ。非常に個性的なサウンドスケープを聴かせる好盤です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
背部分若干スレ傷あり
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