プログレは、70年代で終わったと思ってる?シンフォ豊作の2010年を大特集!
近年、イタリア、スウェーデンを中心に、70年代プログレの遺伝子を受け継いだ新鋭が続々とデビューしました。特に2010年はシンフォニックなプログレの当たり年。
GENESISやCAMELが持つ叙情性やファンタスティックなアンサンブルを元に、現代の音響センスやヘヴィな感覚を持ち込んで、よりドラマティックなサウンドを聴かせています。
GENESIS『Trick Of The Tail』やCAMEL『SNOW GOOSE』など、往年のプログレ名作にも劣らない、2010年に蘇ったファンタジーの世界をいざ探求!
スウェーデン出身、3rd。コロコロとしたトーンの愛すべきリリカルなピアノから幕を開け、透明感と親しみやすさに溢れたヴォーカルがハートウォーミングなメロディを伸び伸びと歌い上げます。左から右からと聴き手を包み込むコーラス・ワークも見事!
イタリア出身、MUSEO ROSENBACHのヴォーカルと、どこまでも70年代プログレの遺伝子に埋まったKey奏者を中心とするグループ。荘厳に包み込むメロトロン、瑞々しいピアノなど躍動する鍵盤楽器が素晴らしい。暗く荘厳な王道イタリアン・プログレ。
2年にブダペストで生まれ、6歳から本格的なクラシックの教育を受けたBalazs Alparを中心に、多数の管弦楽器奏者を含む編成で結成されたハンガリーの大所帯グループ。04年作に続く2010年作2nd。クラシック、民族音楽を中心に、ロックのダイナミズムを加えた、西洋音楽史を総括したような壮大な傑作。
イタリア出身5th。ヴィンテージ・キーボードをフィーチャーした分厚くテクニカルで歌心に溢れたアンサンブルとダイナミックな構成が素晴らしい。熱くエモーショナルなヴォーカルと、ここぞという時に溢れるメロトロンにも注目。
キューバ出身のグループによる3rd。ファンタスティックなキーボード、YESを彷彿とさせるゴリゴリとしたベース、伸びやかなギター、情感豊かなヴォーカルとキャッチーかつ詩情に溢れたメロディ。見事な構成美も兼ね備えており、必聴のグループです。
ロシア出身。鮮やかなキーボードが空間を広げ、アグレッシヴな変拍子を合図にザクザクとアグレッシヴなギターがなだれ込みます。そうかと思うと、一転してFOCUSあたりを彷彿とさせるような胸を打つメロディが流れる。静と動との鮮やかな対比が素晴らしい!
CAMELのDVD制作に関わったKey奏者David Minasianによるソロ。注目は、Andy Latimerの参加。叙情性豊かなキーボード、たゆたうような美しいメロディ、そこに溢れ出すAndy Latimerによる泣きのギター。全編に詩情が溢れる見事なリリカル・シンフォ。
イタリア出身。伸びやかなメロディを丁寧にそしてエモーショナルに紡ぐギター、しっとりと優美なフルート、センシティブなアコースティック・ギター、全体を柔らかく包み込むキーボード、どの部分を切り取ってもリリシズムが溢れ出します。
スウェーデン出身。ヘヴィなギターが重く炸裂するパート、リリカルなピアノをバックにシアトリカルなヴォーカルが美しいメロディを歌い上げるパートなど、「静」と「動」の間をダイナミックに行き交うドラマティックなアンサンブル。
オランダの天才マルチ・ミュージシャンChristian Bruinによる一人プロジェクト。2010年作2nd。ジェネシスが好きで、ニッチ・ポップ(特にクラトゥ!)も好きならド直球!
ジェネシスよりもジェネシス!?初期ジェネシスに眩惑されたイタリアの新鋭による2010年作。ハモンドやメロトロンのよる幻想性、丁寧に音を紡ぐギターによる繊細さとリリシズム、ガブリエルを彷彿とさせるヴォーカルによる演劇性。フォロワーの中でもトップ・クラス!
ウクライナのグループ、2010年作3rd。CAMELやKAIPAなどに通ずるどこか温かい雰囲気を感じさせるファンタスティックで優美な逸品。
チリ出身、2NDより。『太陽と戦慄』期のクリムゾンを彷彿とさせる、硬質で破壊的なアンサンブルに、ポリリズムによる浮遊感のあるパートなどを織り交ぜたサウンド。鋭角なリフ、アヴァンギャルドなロング・トーンなど、ギターはロバート・フリップからの影響大。
キューバのグループ、2010年作3rd。出世作となった前作『JAGANNATH ORBIT』からさらにスケールを増した印象。70年代プログレの遺伝子を受け継いだファンタスティックなキーボード、YESを彷彿とさせるゴリゴリとしたベース、伸び伸びとメロディを奏でるギター、ナチュラルな歌声とエモーショナルな歌い回しが心に染みるヴォーカルとキャッチーかつ詩情に溢れたメロディ。そして、26分を越える楽曲を一気に聴かせる構成美。これは素晴らしい作品です。シンフォニック・ロック・ファン必聴の傑作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
「COMING OF AGE」などCAMELのDVD制作に関わったKey奏者David Minasianによるソロ。2010年作。注目は、Andy Latimerの参加。叙情性豊かなキーボード、ゆったりとたゆたうような美しいメロディ、そこに溢れ出すAndy Latimerによる泣きのギター。全編に詩情が溢れる見事なリリカル・シンフォ。それにしても素晴らしいメロディ・センス!CAMELファン必聴!
2020年リイシュー、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ロシアのシンフォニック・ロック・グループ、2010年デビュー作。ロシアというとキーボードをフィーチャーした壮大なシンフォニック・ロックのイメージがありますが、このグループは、歌心とヘヴィなダイナミズムとのバランスが絶妙なメロディアスなシンフォニック・ロック。詩情溢れるメロディが胸を打つ哀愁いっぱいの1曲目からはじまり、2曲目で一気にヒートアップ。彩り鮮やかなキーボードが空間を一気に広げ、アグレッシヴな変拍子を合図にザクザクとアグレッシヴなギターがなだれ込みます。そうかと思うと、一転してFOCUSあたりを彷彿とさせるような胸を打つメロディが流れる。「静」と「動」との鮮やかな対比!これは素晴らしいです!全体的には柔らかなタッチのジャケットのイメージと同じで、とにかくメロディ・センスが特筆ものです。聴いていて、思わず笑みがこぼれます。LOST WORLDなど次々と良質なグループを輩出するロシアからまた要注目のグループが登場!オススメです。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
チリ出身のグループ、2010年作2nd。『太陽と戦慄』期のKING CRIMSONを彷彿とさせる、硬質で破壊的なアンサンブルを中心に、ポリリズムによる浮遊感のあるパートなどを織り交ぜたサウンドが持ち味。鋭角なリフ、アヴァンギャルドなロング・トーンなど、ギターはロバート・フリップからの影響大。演奏力も抜群。クリムゾンのファンは是非!
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