1970年のEL&Pのデビューを機に、キーボードを主体とするプログレッシブ・ロック・バンドは世界中に拡散し、多種にわたるキーボード・サウンドが70年代以降のプログレ・シーンを大いに彩りました。
イタリアにも、重厚なツインキーボードをフィーチャーしたBANCOや「イタリアのEL&P」とも言われるキーボード・トリオ、LE ORMEなどの名バンドが数多く登場しましたよね。
そんな往年の名バンドたちのDNAを受け継いだキーボード・プログレの新鋭バンドたちをご紹介してまいりましょう。
ピアノ、オルガン、シンセ、メロトロンが縦横無尽に交差する圧巻のキーボード・サウンドの数々を、どうぞご堪能ください♪
この音の瑞々しさやまばゆさときたら!EL&Pやジェネシスやニュー・トロルスのDNAを継いだイタリアの新鋭で、前作もカケレコベストセラーとなりましたが、この2015年作、さらに突き抜けてます!すごいワクワク感!
HOSTSONATENのFabio ZuffantiとLA COSCIENZA DI ZENOのStefano Agniniによるプロジェクトで、バロック建築や絵画が目に浮かぶような荘厳かつ壮麗な音世界はさすがのスケール。
この必殺のオープニング・ナンバーを聴いて立っていられるかい?HOSTSONATENのキーボーディストが贈る、傑作クラシカル・シンフォ!!こ、これは悶絶〜〜
P.F.M.やBANCOやLE ORMEなど往年の伊プログレのDNAとともに、米カンサスばりのキャッチーなプログレ・ハード色も併せ持った伊新鋭。リリカル&ハードにかっ飛ばす痛快な2014年デビュー作!
陽光溢れる豊かなイマジネーションと柔らかな詩情。レ・オルメやP.F.M.のDNAを継ぐ注目のイタリアン・ロック新鋭による2014年作なんですが、これはオススメですよ〜。
70年代に活動しながらアルバムを残さずに終わった幻のグループが00年代に復活。13年作の2nd。そそり立つように荘厳でクラシカルなトーンからスペイシーで艶のあるトーンまで自在なシンセ、哀愁を漂わせるオルガン、繊細で陰影豊かなピアノ、ここぞという場面で叙情的に溢れだす必殺のメロトロン!
EL&Pやジェネシスやレ・オルメやPFMに影響を受けたメンバーによりミラノで結成されたグループ。2012年デビュー作。キーボードとギターによる息もつかせぬスリリングな音の応酬と、イタリアらしいクラシカルな叙情性とが違和感なく同居するハイレベルな一枚!
荘厳に鳴り響くメロトロン、唸りを上げるヘヴィ・オルガン、リリカルなピアノなど多彩な表情で鮮やかに彩るキーボード群が強力。切々と歌い上げるヴォーカルとリリカルなキーボードを中心とした穏やかな「静」のパートととのコントラストも見事!
EL&Pやレ・オルメのDNAとともに地中海のエッセンスもあって、なるほどイタリア領サルディーニャ島出身の伊シンフォ新鋭なのかぁ。いいです、これ!
イタリアの新鋭プログレ・グループ、08年デビュー作。こ、これはバンコじゃないのか!?高速変拍子の中をキーボードとギターが精緻かつ狂暴に疾走するアンサンブルは、ずばりBANCOファン必聴!
ファズの効いたヴィンテージなハモンドが荒々しく炸裂!そこに力強くからむサックスを吹くのは、なんとVDGGのDavid Jackson!ジェネシスやEL&Pやレ・オルメのDNAを継いだイタリア新鋭、充実の2014年作!
90年代以降のイタリアを代表するKey奏者の一人Corrado Sardellaによるソロ・プロジェクトの11年作。煌びやかなキーボード・アンサンブルを基調に、荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノ、詩情豊かなメロディなど、イタリアらしい叙情性がたっぷり。
着実に受け継がれ、時を超えて今も息づく70年代イタリアン・ロックのあの熱情と詩情。IL BACIO DELLA MEDUSAのヴォーカリストを中心に、THE WATCHの元ベーシスト等で結成された70年代志向のイタリアン・ロック新鋭グループ。2016年デビュー作。
BANCOみたいな攻撃的なキーボード・プログレかと思いきや、PFMみたいな叙情性と気品にも溢れてるし、LE ORMEみたいな荘厳さもあるし。70年代イタリアン・ロックへの愛に溢れた、ファンタスティックで暖かみのあるサウンドが素晴らしい18年作!
クラシック音楽やキース・エマーソンに影響を受けたキーボード奏者&コンポーザーのLuca Zabbini率いるグループ。Luca自身がこれまでの最高傑作と評する2015年作4thアルバム。新たなドラマーとギタリストを迎え4人編成となっており、ゲストとして、なんとあのニュー・トロルスのVittorio De Scalziが3曲目に参加して録音されています。爽快なアカペラの多声コーラス・ワークではじまり、アコギとエレキによる弾むようなバッキング、透明感あるリリカルなピアノ、ファンタスティックなキーボードが豊かに広がるアンサンブルの何と素晴らしいこと!このオープニングを聴いて、ムーン・サファリを思い出すリスナーはきっと多いはず。前のめりに突っかかるようなリズムのキメとともに、ハモンド・オルガンがうねりを上げるところは、往年のプログレのDNAを継ぐ幻想性とともに、現代的なエッジが絶妙にバランスしててカッコ良いし、ガツンと歪んだギターとハモンドが突っ走るところなんかは70年代ハード・ロックも継いでてグッとくるし、管楽器風のトーンのキーボードが高らかに鳴り響いたかと思うとクラシックそのままの流麗なピアノが流れてメロディアスなパートにスイッチしたり、溢れんばかりのアイデアとそれを軽々とこなす演奏も特筆ものだし、すごいワクワク感いっぱい。EL&Pやジェスロ・タルへの愛情たっぷりなパートなんかもニンマリだし、往年のプログレ・ファンにも激レコメンド。前作も素晴らしい出来でしたが、さらに突き抜けた傑作!
紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボーナス・ディスク付きの2枚組、定価3200+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
90年代から活動し、シンフォ・ファン必聴の名作を数多く残しているキーボード奏者Corrado Sardella率いるグループ、2011年作。スケールが大きくきらびやかなキーボードを中心に、エッジの効いた硬質なギター、手数多く焦燥感を煽るドラムがスリリングに畳みかけるダイナミックなシンフォニック・ロック。荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノ、詩情豊かなメロディなど、イタリアらしい叙情性も魅力的。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の力作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
スレあり
LE ORMEのカヴァーバンドとして96年にヴェローナで結成、その後、オリジナルへと移行し、99年と01年に自主制作でアルバムをリリース。本作は、2014年リリースの通算3枚目。陽光のように柔らかにきらめくシンセ、荘厳なハモンド・オルガン、叙情溢れるメロトロン、格調高いピアノなどヴィンテージなキーボード・ワーク、そこに絡むフルート、そして、夢想的に紡がれるアルペジオから流麗なソロまでメロディ・センスいっぱいのギター。P.F.M.やLE ORMEなど往年のイタリアン・ロック・グループをはじめ、ジェネシスからの影響を感じさせるヴィンテージなシンフォニック・ロックをこれでもかと聴かせています。しっとりとエモーショナルに歌うイタリア語のヴォーカル、詩情豊かなメロディも魅力的。ジャケットの色合い通りの落ち着いたトーンのイマジネーション豊かなサウンドを聴かせる逸品です。これは往年のイタリアン・ロックのファンにとって注目の作品!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
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